かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

昔なら横浜から船に乗っていくのは神戸と決まっていたんでしょうが・・・

2007-03-29 23:01:45 | Weblog
 東京に行ったとき、ふと山手線から外を見てましたら、公園のサクラがぼちぼち咲き始めているのが見えて、「やっぱり都会は暖かいのかして桜も早いな」などと思っていたのですが、帰ってきてみたらこちらでも、バイクですっと通り過ぎるだけでもはっきり認められるほど、ほころび始めておりました。通勤途上の国道にかかっている電光掲示板も、ついこの間まで朝の気温と「凍結に注意!」と出ていたのに、いつの間にか「吉野の桜は公共交通機関で」とこれからの混雑を予告し、電車バスを勧める内容に変わっていました。これからもどんどん春めいてきますから、程なくあちこちで満開の桜が妍を競うことでしょう。寒くてちっとも春らしくなかった3月も明日で終わり、いよいよ4月を迎えます・・・がそのまえに、明日はいよいよ待ちに待った「マリア様がみてる」新刊の発売日! ということで、この間から明日決着が付いているはずのお話をおさらいするために、何巻か遡って読み返しておりました。準備万端整えて、明日は本屋さんに直行です。

 さて、横浜で、横浜発ホノルル行きの豪華客船に忍び込んでホノルルまで行ってしまった不法侵入男が、今日、飛行機で日本に強制送還され、逮捕されたそうです。なんでも大さん橋1階の駐車場から防犯用フェンスを乗り越えて国際客船ターミナルに侵入し、乗客に紛れて乗船したのだそうで、不正乗船に気付いた船員がこの男を捕まえ、ホノルルから成田空港へ空路で強制送還されたとのことです。まあそんなあっさり人一人忍び込まれてしかも港を出るまで判らなかった、というのも安全管理上かなり問題だと思いますし、その男の供述が「大きな船に乗って遠くへ行きたかった。ホノルルへ行くとは知らなかった」というらしいのも、大の男がなんて幼稚なことを、と思ったりもしたのですが、それよりも、その侵入男が40歳のフリーターと紹介されていたことが、ある意味一番ショックだったかもしれません。40歳で定職が無いフリーター状態の人というのは、今我が国にどれだけ存在するのでしょう? その人たちが更に10年経って50になり20年経って60になったとしたら、一体どうやって生活を送っていけるのでしょう? 団塊の世代の大量退職でこれから企業の人手不足が顕著になり、新卒は確か売り手市場状態と聞いていたと思いますが、働き盛りの40歳が定職に就けないなんて、本人の資質等別の問題なのかも知れないですけど、それでも何か薄ら寒い悪寒を覚える話です。政府や厚生労働省は、こういった新たな社会的弱者の姿が見えているんでしょうか? 景気回復を手放しで喜んでもいられないですよ、これは。

 
コメント
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