なんだか最近寒い寒いを連発しているような気がしますが、今日も家の中は寒かったです。ストーブはまだまだ片付けられそうにありません。今、スギ花粉も峠をこえて終息に向かっているみたいに見えますけど、単に寒くなって花粉の出が悪くなっただけで、また暖かくなってきたらぐっと飛散量が増えたりしないか、と疑念と不安を抱いております。サボテンの植え替えも以前この週末くらいをめどに考えておりましたけど、到底これではムリで、来週以降に延期せざるを得ないでしょう。もう三月も半ばを過ぎたというのに、2月よりも寒く感じるなんて理不尽もいいところですが、明日の朝もぐっと冷え込みそうな気配ですし、まことに困ったものです。
さて、地方国立大学が存続の危機に立たされているそうです。経済財政諮問会議の民間議員が地方国立大学の運営交付金に対して「競争原理の導入」を提言し、配分ルールについて「大学の努力と成果に応じたもの」にすることを求めたのに対し、それをもとに試算した文部科学省の予測では、半分以上の国立大学で交付金が半減し、存続することすら不可能になる、という結果がでたとのこと。文部科学省の試算ですので、多分にその結果には色々なベクトルに基づく「調整」が行なわれているものと推察されますが、それでも確かに地方大学の大半で経営が圧迫されるのは確かなのでしょう。私も四国のいわゆる地方国立大学の出で、今も機会があるたび1、2年に一度は恩師を訪ねて研究室に挨拶に出向いたりしておりますが、今でも地方の国立大学はなかなかに厳しい状態にあり、古い学舎も半分だけ改装されて後半分は予算が無くてそのままになっていたり、私も使っていた骨董品の実験器具が老体に鞭打って現役だったり、というのを見ております。そこに更に交付金減少の追い討ちがかかれば、やっていけなくなって閉めざるを得ないところも出てくるのは確かなのでしょう。でも、その一方で今後子供が減る中で、いくら大学全入時代だからといっても、かつてと同じ規模で大学の数を揃える必然性があるかというとそれも疑問ではあります。特に人口減少著しい地方において、高いコストをかけて大学を維持する必要があるのかどうかは、もっとシビアに議論をしていかねばならないだろうとも思います。それは単に大学だけの問題ではなく、地方自治体の問題として、高齢化や人口減少が進む地方に住むことのコストをどこまで負担し続けるのか、という話も考えないといけないでしょう。私としては母校が消えるのは心苦しい限りですが、何らかの形で、たとえば議論されている道州といった単位で統廃合されるのは避けられないのではないか、とも思います。文部科学省も単に自分達の権限維持とかのためではなく、我が国の将来を見越した大学教育や研究体制のありかたを検討して、議論を深めていってもらいたいと思います。
さて、地方国立大学が存続の危機に立たされているそうです。経済財政諮問会議の民間議員が地方国立大学の運営交付金に対して「競争原理の導入」を提言し、配分ルールについて「大学の努力と成果に応じたもの」にすることを求めたのに対し、それをもとに試算した文部科学省の予測では、半分以上の国立大学で交付金が半減し、存続することすら不可能になる、という結果がでたとのこと。文部科学省の試算ですので、多分にその結果には色々なベクトルに基づく「調整」が行なわれているものと推察されますが、それでも確かに地方大学の大半で経営が圧迫されるのは確かなのでしょう。私も四国のいわゆる地方国立大学の出で、今も機会があるたび1、2年に一度は恩師を訪ねて研究室に挨拶に出向いたりしておりますが、今でも地方の国立大学はなかなかに厳しい状態にあり、古い学舎も半分だけ改装されて後半分は予算が無くてそのままになっていたり、私も使っていた骨董品の実験器具が老体に鞭打って現役だったり、というのを見ております。そこに更に交付金減少の追い討ちがかかれば、やっていけなくなって閉めざるを得ないところも出てくるのは確かなのでしょう。でも、その一方で今後子供が減る中で、いくら大学全入時代だからといっても、かつてと同じ規模で大学の数を揃える必然性があるかというとそれも疑問ではあります。特に人口減少著しい地方において、高いコストをかけて大学を維持する必要があるのかどうかは、もっとシビアに議論をしていかねばならないだろうとも思います。それは単に大学だけの問題ではなく、地方自治体の問題として、高齢化や人口減少が進む地方に住むことのコストをどこまで負担し続けるのか、という話も考えないといけないでしょう。私としては母校が消えるのは心苦しい限りですが、何らかの形で、たとえば議論されている道州といった単位で統廃合されるのは避けられないのではないか、とも思います。文部科学省も単に自分達の権限維持とかのためではなく、我が国の将来を見越した大学教育や研究体制のありかたを検討して、議論を深めていってもらいたいと思います。