かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

電球型蛍光灯を作るときのコストはどれくらいになるんでしょうね?

2007-08-02 23:47:16 | Weblog
 白熱電球より電球型蛍光灯の方が、電気代を節約でき、CO2削減にも効果がある、という話があります。電球型蛍光灯の消費電力は白熱電球の5分の1以下、しかも寿命は約10倍と長い。だから電気代が安く済むし、電気を使わない分、地球温暖化の原因とされる炭酸ガスも減らすことができる、とのことだそうです。いいこと尽くめな蛍光灯が普及しないのはその価格が高いためで、白熱球のざっと10倍の値段差が足かせになっているのだとか。また、インテリアとして、白熱球の温かみのある光が好まれる場合もあり、白熱球を駆逐してすべてを蛍光灯に置き換えるには至っていないという分析があるそうです。日本電球工業会会長が「身近な照明を見直すだけで電気代の節約にもつながる」と利用を呼びかけていたり、6月には東京都が家庭からの「白熱球一掃作戦」を打ち出したり、大阪・天神祭では、天満宮境内の提灯など、約800個を、白熱球から電球型蛍光灯に切り替えたり、さまざまなキャンペーンが行なわれ、蛍光灯への転換を推進しているようです。なるほど、たとえ価格が10倍でも、電気代が2割、寿命が10倍なら価格分くらいすぐ取り返せそうだ、とそこまでは理解したのですが、2つ気になる点がありました。一つは、白熱球と蛍光灯で、作るときに発生する環境負荷はどれくらい違うのか。確かに白熱球を蛍光灯に買えることで炭酸ガスの発生量は減らせそうではありますが、その製造工程において、たくさんの炭酸ガスを発生させるようなことになっていたり、あるいはより有害なものを排出したりするようなことになっていたとしたら、果たして本当に蛍光灯のほうが優れている、と言い切っていいものかどうか、疑問も無きにしも非ず、です。もう一つは、LEDとの関係。低消費電力で長寿命というとLEDもそうだと思うのですが、白熱球はやめるとしても、その代替が蛍光灯、と言い切ってしまっていいのかどうか、これも少々疑問があります。
 まあいずれにしてもバックデータが何もない単なる思い付きの疑問なのですが、せっかくいいものを普及させようと言うのですから、それらについても明確な答えがほしいと思います。もちろん、蛍光灯のほうが白熱球よりも作るときの問題が少なく、LEDよりも経済的で使いやすい、とか言うような結論が出れば全く問題ないわけですし、やっぱり多少の問題があるにしても、その欠点と上にあるような利点とをちゃんと勘案して正しい選択をすればいいだけの事ですし、やはりそれをするためにも、プラス面、マイナス面それぞれ可能な限りさまざまなデータを公表して、最終判断は消費者にゆだねる、位のことをしてくれた方が、ヘンにキャンペーン張られるよりもよりスムーズに蛍光灯に移行できるような気がします。といっても我が家で白熱球が活躍していたのはトイレとお風呂だけ、それもこの間球が切れたときに電球型蛍光灯へ替えてしまったので、私個人にとってはもはやどうでもいいことと言っても過言ではなかったりします。我が家の電灯事情や会計を仕切っているのもまた、私ではありませんし(苦笑)。

コメント
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