かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

整備ミスは直接原因。では、何故ミスしたのか、そして、そのミスが事故に直結したのは何故なのでしょう?

2007-08-26 23:08:38 | ドリームハンター麗夢
 今日も昨日に続き、ひたすらこもりきりでお絵かきに専念、といいつつ電王みたりグレンラガンみたり息抜きも多々やりながら進めました。行程は順調、今週末には、大台の200枚に達するかもしれません。早く並べて動かしてみたいものですが、ここは焦らず残り枚数を着実に消化することに専念し、むやみと欲をかかないのが吉と思われます。
 それにしても、電王もグレンラガンもなかなか楽しいですね。特にグレンラガンはまさに燃える展開で、最近は録ったのを2回は続けて見直したりしています。あと意外にプリキュア5も捨てがたい。戦いの場面よりも、その前後のドラマ展開が趣向に富んでいて面白いのです。グレンラガンは2クールと聞きましたからあと少しで終わるのでしょうが、終わったら全部一度通しで観なおしてみたい、という気にさせられるアニメなのではないでしょうか。

 さて、個人的にはそんな苦労とお楽しみとを味わいながらの週末でしたが、20日に発生した沖縄での旅客機機炎上事故は、機体の検証がほぼ終わったんだそうです。そして、直接の原因として、右主翼スラットのアーム先端部のボルトが脱落し、燃料タンクを突き破って燃料が漏れ、エンジンの熱で引火したためと断定されたとのことです。この飛行機は翼に燃料タンクがあって、離着陸時に揚力を大きくするための補助翼を出し入れする機構が、燃料タンクのすぐそばで作動する形になっています。ちょうど燃料タンクがコの字型にへこんでいて、そのへこみに機械のアームが出入りするようになっているのです。今回はそのアーム先端のボルトが抜け落ちて、最悪の形でタンクとアームに挟み込まれ、アームが動くときに厚さ数ミリのタンク壁をボルトが突き破ってしまった、ということになるようです。その問題のボルトは過去にも抜け落ちる事故があったそうで、抜けにくい新型のナットに取り替えるよう製造会社から通知があり、そのナットを取り付けたとのことですが、その際、緩みを防止するためのワッシャを入れ忘れていた可能性が指摘されており、その点から、整備ミスの可能性大、という話になっており、沖縄県警も、航空危険行為処罰法違反の疑いで捜査しているんだそうです。
 そもそも航空機事故に専門家でもない警察がしゃしゃり出ること自体がおかしいと私は思うのですが、それはとりあえずおいておいて、この整備ミスという話、確かに重要な問題点だとは思うのですが、それだけに囚われて、だから航空会社が悪い、という単純な責任追及に終わったりしないよう祈っています。整備ミスは悪いに決まっていますが、整備ミスを生じやすくした原因、たとえば最初の設計で抜けやすいナットを採用していた問題とか、あるいは燃料タンク付近で稼動する装置が存在すること自体、重大とはいえなくてもかなり問題のある設計だったんではないか、と素人考えながら思ったりいたします。現に、たった一本のボルトが抜け落ちただけで、飛行機が全焼してしまうほど燃料が漏れ出る穴がタンクにあくなんて、安全性という観点からすればあまりに脆弱すぎるのではないでしょうか。
 そういう点について何故マスコミは指摘しないんでしょうか? 整備ミス説はそれはそれで結構なのですが、そういう事故の裏側の諸事情まで突っ込んで報道してくれないと、あまり意味があるとは思えません。第一、事故直後の燃料配管説をさももっともらしげに披露した話について、お詫びをしろとまでは言いませんが、あれは勇み足だったと少しくらい反省の弁を並べても良いのではないか、と私は思います。

コメント
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