「アルケミック・ドリーム 向日葵の姉妹達」第2話その1をお送りしました。
第2話は4部構成を予定しています。しばらくシェリーちゃん大阪探訪記をお楽しみいただければ幸いです.
さて、第2話その1をご覧いただければ判りますように、本作は基本シェリーちゃん主役の一人称で進行いたします。これがこれまでの拙作と異なる本作一番の特徴と言える要素で、また大変な苦労をした部分でもあります。何せこれまでの麗夢同人小説は、短編長編どちらにおいても3人称でしか書いてこなかったですし、それ以前の、およそ小説と言うものを書き始めた頃からずっと、1人称で書いたことがありませんでしたから、この作品は、大げさでもなんでもなく、私にとっては大変画期的な出来事でもあったのです。そもそも最初は今までどおり3人称で書くつもりでしたし、第1章を書き終えた後も、そのままその調子で続けるつもりでおりました。それを急にこんな形に挑戦することにしたのは、この頃熱狂的にはまっていたとある小説の影響を受けたためでした。そんな大変事を行うのなら、無難にヴィクターとか鬼童とかではじめておけばまだ書きやすかったはずなのに、そんな考えは露も浮かばず、いきなり、自分の普段使っている言葉遣いとはもっとも縁遠いローティーン少女の独白で進めるという無謀行為に邁進することになってしまったのです。基本私自身が、普段使う言葉が、同僚や後輩達から意味が判らない、難しい、と時折言われるようなモノを書いてしまいがちなので、そもそも10台の女の子の言葉遣いなど理解できようも無いのですが、そんな無茶を通してしまったため、文章の構築に普段とはまったく違うエネルギーを費やすことになった上、ようやく上がった本も、刊行当時、シェリーちゃんの言葉が実年齢に比して大人び過ぎているのではないか、と言うご指摘を受けるような出来になっておりました。実はこれに対しては一応の予防線は張っておりまして、シェリーちゃんはフランケンシュタイン公国で日本語を習う際、英語で言うキングスイングリッシュに相当するようなものを教材としたため、その日本語は現代日本人の中でもかなり大人びた、ありていに言ってジジくさい固い表現をするようになった、と裏設定で考えていたりもしたのです。
とはいえ、今読み返すとさすがにこれは、と思うような表現もいくつか散見されますので、今回連載するに当たっては、そのあたりの調整に、重点的に取り組んでみようと考えております。あと、固有名詞を誤っているところが複数箇所あったので、その修正も重要なポイントです。
ところで、何の小説に影響を受けたか、というのは、第2章その4で露呈する仕掛けになっております。まあ、当ブログのカテゴリーを見れば問わず語りなのですが、一応楽しみにしていただけましたらこれ幸い、と言うところです。
第2話は4部構成を予定しています。しばらくシェリーちゃん大阪探訪記をお楽しみいただければ幸いです.
さて、第2話その1をご覧いただければ判りますように、本作は基本シェリーちゃん主役の一人称で進行いたします。これがこれまでの拙作と異なる本作一番の特徴と言える要素で、また大変な苦労をした部分でもあります。何せこれまでの麗夢同人小説は、短編長編どちらにおいても3人称でしか書いてこなかったですし、それ以前の、およそ小説と言うものを書き始めた頃からずっと、1人称で書いたことがありませんでしたから、この作品は、大げさでもなんでもなく、私にとっては大変画期的な出来事でもあったのです。そもそも最初は今までどおり3人称で書くつもりでしたし、第1章を書き終えた後も、そのままその調子で続けるつもりでおりました。それを急にこんな形に挑戦することにしたのは、この頃熱狂的にはまっていたとある小説の影響を受けたためでした。そんな大変事を行うのなら、無難にヴィクターとか鬼童とかではじめておけばまだ書きやすかったはずなのに、そんな考えは露も浮かばず、いきなり、自分の普段使っている言葉遣いとはもっとも縁遠いローティーン少女の独白で進めるという無謀行為に邁進することになってしまったのです。基本私自身が、普段使う言葉が、同僚や後輩達から意味が判らない、難しい、と時折言われるようなモノを書いてしまいがちなので、そもそも10台の女の子の言葉遣いなど理解できようも無いのですが、そんな無茶を通してしまったため、文章の構築に普段とはまったく違うエネルギーを費やすことになった上、ようやく上がった本も、刊行当時、シェリーちゃんの言葉が実年齢に比して大人び過ぎているのではないか、と言うご指摘を受けるような出来になっておりました。実はこれに対しては一応の予防線は張っておりまして、シェリーちゃんはフランケンシュタイン公国で日本語を習う際、英語で言うキングスイングリッシュに相当するようなものを教材としたため、その日本語は現代日本人の中でもかなり大人びた、ありていに言ってジジくさい固い表現をするようになった、と裏設定で考えていたりもしたのです。
とはいえ、今読み返すとさすがにこれは、と思うような表現もいくつか散見されますので、今回連載するに当たっては、そのあたりの調整に、重点的に取り組んでみようと考えております。あと、固有名詞を誤っているところが複数箇所あったので、その修正も重要なポイントです。
ところで、何の小説に影響を受けたか、というのは、第2章その4で露呈する仕掛けになっております。まあ、当ブログのカテゴリーを見れば問わず語りなのですが、一応楽しみにしていただけましたらこれ幸い、と言うところです。