お昼ごはんを食べ終わり、お茶を飲みつつ午後の仕事までのわずかな時間をのんびりすごしていた昼下がり、それまで、誰が見るともなく流れていたNHKのテレビ番組が、突然ニュースに切り替わりました。滅多に見られない速報に、何事? と思っておりましたら、時の財務相が辞任を表明した、とか何とか、その記者会見模様が映っておりました。なんと言ってたか、記憶が定かではないのですが、G7後の記者会見での失態について、なんだか回りくどい分かったような分からないような言葉をアナウンサーが何度も繰り返していたのが耳についたのですが、それはともかく、予算成立後に辞任する、という意向を表明した、という話であることは理解できました。それが、帰宅してネットニュースを見てみたら、予算を待たずにすでに辞表を首相に提出、受理された、という話に変わっています。そういえば、あの失態の直後には、首相が慰留していたような話もあったりして、辞めずに続けるのかな? と思っていたときもありましたので、わずかな間にずいぶんとまたころころ話が変わるものだな、と、首を傾げてしまいました。
まあ世界中に放映される記者会見の席での失態、たとえ理由がどうあれ責任は免れないところでしょうから、辞任云々には特にこれと言うこともないのですが、あの失態の理由に、風邪を引いて多めに薬を飲んだせい、という釈明をなさっているのを読んで、少し暗澹とした気持ちがいたしました。最初私が目にしたのは、「早く風邪を治そうとして倍の量の薬を飲んだ」というコメント記事だったので余計にそう思うのでしょうが、一国の重要ポストを任された人が、薬をたくさん飲んだら早く病気が治る、と期待し、それを実行してしまうような幼稚な発想をすることに、唖然としたのです。下手な言い訳、と言うことなら別に思うところもありますし、マスコミの一を聴いて十を語るようなやり口もあるので話半分くらいに見ておく必要もあるのでしょうが、病気を治すのに所定量を超えて薬を飲むと言う行為を平然と口にする無知蒙昧な態度は、ひょっとしたらG7後の記者会見でしどろもどろになったどころではない恥を、世界にさらしたんじゃないか、と思わずにはいられないほどの、わが国を覆う科学音痴の最たる事例として認識してしかるべきでしょう。マスコミも、泥酔疑惑、なんていう根も葉もないお祭り騒ぎを演出する暇があったら、こんな政治指導者の幼稚な発想をたしなめるくらいのことをやるべきじゃないでしょうか。
まあ世界中に放映される記者会見の席での失態、たとえ理由がどうあれ責任は免れないところでしょうから、辞任云々には特にこれと言うこともないのですが、あの失態の理由に、風邪を引いて多めに薬を飲んだせい、という釈明をなさっているのを読んで、少し暗澹とした気持ちがいたしました。最初私が目にしたのは、「早く風邪を治そうとして倍の量の薬を飲んだ」というコメント記事だったので余計にそう思うのでしょうが、一国の重要ポストを任された人が、薬をたくさん飲んだら早く病気が治る、と期待し、それを実行してしまうような幼稚な発想をすることに、唖然としたのです。下手な言い訳、と言うことなら別に思うところもありますし、マスコミの一を聴いて十を語るようなやり口もあるので話半分くらいに見ておく必要もあるのでしょうが、病気を治すのに所定量を超えて薬を飲むと言う行為を平然と口にする無知蒙昧な態度は、ひょっとしたらG7後の記者会見でしどろもどろになったどころではない恥を、世界にさらしたんじゃないか、と思わずにはいられないほどの、わが国を覆う科学音痴の最たる事例として認識してしかるべきでしょう。マスコミも、泥酔疑惑、なんていう根も葉もないお祭り騒ぎを演出する暇があったら、こんな政治指導者の幼稚な発想をたしなめるくらいのことをやるべきじゃないでしょうか。