かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

機械で心を読み取れるなら、いずれ夢の記録装置なんかも実用化されたりしないでしょうか?

2009-02-20 23:14:46 | Weblog
 簡単によい夢は続かないだろうと思っておりましたら、やっぱり今朝は大した夢見もなく、目覚めてしまいました。なかなか思うようにはならないものです。

 さて、、科学的な硬派な話題から、科学的成果を応用したやわらかい内容のものまで、いろいろ取りそろっていたりするので、ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイトhttp://www.nationalgeographic.co.jp/を時折見に行くのですが、今日久々にのぞいてみますと、機械で心を読む研究の話が出ておりました。同時に火星で液体の水を確認?、というなかなか魅力的な話もありましたが、それはまた機会を改めることにして先を急ぎますと、機械の名前はfMRI(機能的核磁気共鳴画像法)というもので、基本原理としては、超伝導磁石などで作った非常に強い磁場で水素などの原子に影響を及ぼし、その影響分を読み取って画像化する、と言う、正直言って私ももう一つ理解が及ばないでいる技術なのですが、体の中をリアルタイムに観察することができるため、最近富に活用が増えている観察手法です。これを応用すると、たとえば脳の中で活発に動いている部分を特定したり、その活動を観察できたりするそうですが、行われた実験は、2つの模様を見せてどちらか一方を心に思い描いてもらった後、fMRIで脳を測定して、模様を見ていた人がどちらの模様を記憶しているか、当ててみる、と言うものです。ちょっとESPカードの実験に似ているな、と思ったのですが、その的中率が80%以上という高率だったということでした。こんなことができたのは、人の脳には、縦方向の模様と関連するニューロンと、横方向や斜めの模様に強いニューロンがあり、それを機械で読み取ることに成功したためなのだそうです。
 今はまだ、単純な模様しかできないみたいですし、その思い浮かべた心象映像をCGなどで再現する、何てことも困難を極めるようですが、こんな研究がさらに進んでいけば、いずれ機械で人の心を自在に読み取ったり、心の中で思い浮かべたとおりにCGが描けるようになったり、昨日見た夢を映像化して記録したりするようなこともできるようになるのかもしれません。23世紀のネコ型ロボットがポケットから出してくれるような夢の記録装置が、私の生きているうちに本当に登場してくれないものか、と、この研究の行く末に、大いに期待したいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする