10月初日は大変な蒸し暑さの中で迎えましたが、さすがにこの暑さでももう蝉は鳴かないようです。不気味に静かな暑さの中、来週には超大型台風が二つもこちらをうかがう気配を見せておりますし、波乱の秋になるのかもしれません。
さて、このところの雨や曇りで細菌まともに月を観ていない気がするのですが、どうやらかつては乾燥しきった不毛の大地と思われた月世界にも水が存在することが、確実になってきたようです。といっても、かつて言われたようなクレーターの永久影の底に氷の塊が・・・なんていう話ではなく、月表面のかなりの範囲に、OH基や水の存在を示すデータが得られたのだそうです。これを見つけたのが、この間道半ばにして月に落下したインドの月探査衛星で、積まれていたNASAの観測装置で得たデータを解析した結果、判ったのだそうです。それらは単独で存在するわけではなく、他の物質と結合した状態で薄く広く存在するらしいのですが、たとえば水酸化ナトリウムNaOHみたいな化学物質だったり、カテキン水和物のような結合水を分子内に持っているような物質だったりするのでしょうか。ニュース記事だけではもう一つ判然としませんが、それらの起源は昔々月が地球から分かれたときに持ってった分の残りとか、氷の塊の彗星が衝突したときの置き土産とか言うのではなく、太陽風で運ばれてきた水素が月土壌中の酸素と反応して出来たものではないか、というのだそうで、これを1リットル集めるには、約0.76立方メートルの土壌が必要になる計算になるとのことですから、量はごくわずかでしかありません。ただ、太陽から恒久的に供給される荷電粒子によって月面上で生産されるわけですから、考えようによっては無尽蔵に存在する、ともいえるわけで、将来月面基地が建設されるようになるとすれば、水を地球から持ち出すのではなく、月で得た水でやって行けるようになるのかもしれません。
後は永久に太陽の光が届かないクレーター深部に氷の状態の水が存在するのかどうか、これをNASAは、わざと探査機をぶつけて、飛び散るはずの破片などを調べて明らかにしようという実験を来週にもやるんだそうです。いかにもアメリカらしい直接的なやり口だな、と苦笑いの一つも出そうになるのですが、それでもし相対的に大量の水の存在が明らかになれば、色々面白そうな未来が描けそうです。そのうち、地球でも「月の水」なんて売り出される日が来るのかもしれませんし、そうなれば是非一口、舐めてみたいですね。
さて、このところの雨や曇りで細菌まともに月を観ていない気がするのですが、どうやらかつては乾燥しきった不毛の大地と思われた月世界にも水が存在することが、確実になってきたようです。といっても、かつて言われたようなクレーターの永久影の底に氷の塊が・・・なんていう話ではなく、月表面のかなりの範囲に、OH基や水の存在を示すデータが得られたのだそうです。これを見つけたのが、この間道半ばにして月に落下したインドの月探査衛星で、積まれていたNASAの観測装置で得たデータを解析した結果、判ったのだそうです。それらは単独で存在するわけではなく、他の物質と結合した状態で薄く広く存在するらしいのですが、たとえば水酸化ナトリウムNaOHみたいな化学物質だったり、カテキン水和物のような結合水を分子内に持っているような物質だったりするのでしょうか。ニュース記事だけではもう一つ判然としませんが、それらの起源は昔々月が地球から分かれたときに持ってった分の残りとか、氷の塊の彗星が衝突したときの置き土産とか言うのではなく、太陽風で運ばれてきた水素が月土壌中の酸素と反応して出来たものではないか、というのだそうで、これを1リットル集めるには、約0.76立方メートルの土壌が必要になる計算になるとのことですから、量はごくわずかでしかありません。ただ、太陽から恒久的に供給される荷電粒子によって月面上で生産されるわけですから、考えようによっては無尽蔵に存在する、ともいえるわけで、将来月面基地が建設されるようになるとすれば、水を地球から持ち出すのではなく、月で得た水でやって行けるようになるのかもしれません。
後は永久に太陽の光が届かないクレーター深部に氷の状態の水が存在するのかどうか、これをNASAは、わざと探査機をぶつけて、飛び散るはずの破片などを調べて明らかにしようという実験を来週にもやるんだそうです。いかにもアメリカらしい直接的なやり口だな、と苦笑いの一つも出そうになるのですが、それでもし相対的に大量の水の存在が明らかになれば、色々面白そうな未来が描けそうです。そのうち、地球でも「月の水」なんて売り出される日が来るのかもしれませんし、そうなれば是非一口、舐めてみたいですね。
