かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

痩せすぎより太った方が長生きできる、というのは理解できない訳ではないのですが・・・

2009-10-10 21:27:47 | Weblog
  今日は1日ひたすら立ち仕事で、声を出し続けておりましたら、喉は痛くなるし足はもう棒のようで、とまるで月並みな言葉しかでないくらい疲れました。明日明後日も同じ仕事が続きますが、はてさて、こんな調子で身体が持つでしょうか、と軽く泣き言の一つもでそうなへろへろな様子ですが、早く寝てゆっくり休んで、少しでも明日は元気に働きたいところです。
 
 さて、40歳の人の平均余命は、太りすぎの人より痩せた人が6年も短くなる、という研究結果が、東北大学から発表されたそうな。これは、宮城県内の男女約4万4千人を平成7年から18年まで追跡調査して分析した結果とのことで、その際肥満度を表す基礎数字として用いたのが、BMI指数というもの。これは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った数字で、22を標準とします。例えばここ(http://www.ahv.pref.aichi.jp/taikei/chap1_nn.html)では、性別、身長、体重を入れてやれば面倒な計算を片づけ、判定もしてくれたりしますが、ちなみに私は身長1.71m、体重62kgで、BMI21.2の標準と出ました。
 まあそれはともかく、こうして出した数値を元に調査してみると、
「太りすぎ」が最長で男性40・5年、女性47・0年。「普通」が男性38・7年、女性46・3年、「肥満」が男性37・9年、女性44・9年、「やせ」が男性33・8年、女性41・1年の順になったとのこと。
 なるほど、痩せすぎは体に良くなさそうだな、と言うのはまあ判ったわけですが、この報道記事を見てみる限り、太り過ぎと肥満のどちらが太っているのか、私には判りませんでした。東京の電車の「今度」「次」に匹敵する分かり難さだと思うのですが、ひょっとしたら判らないのは私だけで、普通に読めばどちらがより太っているのか判るものなのかも知れません。
 まあ平均余命の並びからすれば、多分太りすぎは軽肥満、肥満は重度の肥満なのではないか、と推測されるのですが、出来ればはっきりその辺りは明記して欲しかったと思います。
 さて、問題は、これが宮城県人だけに適応できる話なのか、日本人全体にある程度普遍性を持って言えることなのか、です。食生活、気候風土、交通機関の発達度、仕事環境などで生じるストレスの強さなど、宮城と奈良ではかなり大きく違うのではないか、と思うのです。また、宮城県民の遺伝子と他の日本人の遺伝子に違いはないのか、とか、多分寿命なんて言うのはそれら非常に多くの要因が絡んでいるのではないかと想像されるわけで、単純に太りすぎの人は長生き、というのはどうかな? と言う気もいたします。
 まあBMI指数自体、内臓脂肪とかを全く考慮しないので、筋肉質のヒトとメタボなヒトが同じ数値になりかねないというかなり乱暴な所もある数字なので、大学の発表だからと言っても話のネタ程度に聞いておくのが今の段階では良いのかも知れません。出来れば是非もっと詳細かつ複雑なファクターを多次元で組み合わせ、理想的な長生きの秘訣を解き明かして欲しいと思います。

コメント
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