かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

このままでは、お酒の需要が急減してしまい、日本の造り酒屋さんは全滅の危機に瀕するやもしれません。

2010-04-08 22:26:45 | Weblog
 今朝は寒かったですが、予報ほどでは無かったですね。もう少し、道が凍りかねないほどになるかと思っていたのですが、流石にもう4月も1週間を過ぎると、そこまで冷えるのはなかなか無いのかもしれません。予報では来週水曜日も気温が低いようですが、ほぼ冬の残滓は消え去ったと思ってもよいのでしょうか。

 さて、とあるニュースサイトで、週3日以上 1日1合以上のお酒を飲む習慣を男女別で出していたのを見たのですが、男性は50代の48%を最高に年齢が下がるほど減り、60代 44%、40代 40%、30代 33% 20代 19%、と全体の2割を切る程になっているのがわかりました。60代を除いてほぼ年齢と同じくらいの割合になるのが面白かったのですが、本当に今の若い人達はお酒を飲まないのですね。かくいう私も、宴会の時はそれなりに口にしますが、晩酌などで日常的にお酒を口にすることは全く無いので、多数派の方に入っている、ということになります。最も私の年代ですと飲酒の有無にそれほど大きな差はありませんが。
 少々気になるのは、この20代のうちの8割を超える飲まない人達は、今後、年を重ねるにつれて少しずつでも飲むようになるのでしょうか? もし、飲まないのだとしたら、30年後、その人達が50代になったときには、日本の酒の消費量は半分以下に激減する、ということになります。できれば10代の数字も欲しかったのですが(笑)、この若い人ほど飲まなくなる、という傾向が今後も続くのであれば、ますます飲む人が減る可能性もあり、今、大量にお酒を消費している層も、年をとると次第に酒量は減ってくるでしょうし、身体が悪くなればモチロン飲むわけにはいかないでしょう。人口も減る一方ですし、このままでは、もう先々は減少の一途を辿るよりありません。ひところ、ウィスキーが売れなくて焼酎が良く売れるのは焼酎が安いから、というような話も耳にしましたが、ひょっとしたらお酒の消費量が急激に縮小していく中で、アルコール度数の高いウィスキーが他のお酒に増して敬遠されたのかもしれないな、と感じました。
 いずれにしても、お酒の業界は今後相当厳しい局面を迎えざるをえないわけで、大手のメーカーも伝統的な造り酒屋さんも、このままでは廃業やむなし、というような事態も出てくるでしょう。
 アルコールは全く飲まないよりも少しだけきこしめした方が長生きできる、という話ですし、若者たちの中で、深酒する愛飲家を1人増やすより、日々の健康のために、寝る前に軽く一杯ひっかけてくれる人を10人作るように考えた方が消費を維持、あわよくば発展させるために役に立ちそうです。たとえ愛飲家から『そんなの酒じゃない!」といわれるようなことになったとしても、お酒を飲まない人にも飲んでもらえるような、健康志向で従来の酒の概念から外れたものを創造することが、必要なのかもしれません。

コメント
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