昨年の今日は、関東に住まう旧友からメールが来てその無事が確認できた記念すべき日でした。そのせいか、原発のことにしてもしばらく楽観的な調子で書いているのが続いていますが、結局今からそれを読み返してみると、なんとも当時は見えなかったことがあまりに多かったんだな、とつくづく感じます。まあ今でも見えないことが多々あるわけですが、破壊した炉は炉として、例えばプールに保管してあった使用済み核燃料はその後一体どうなったのでしょう? 水を入れて冷やしているんだろうとは思いますが、他にもアレどうなった? と思うようなことが結構あるカンジがするのですが、そういうものを丹念に追いかけてくれるメディアがあればいいと思うのです。
福井県の大飯原発で行われていたストレステストの1次評価結果について、内閣府原子力安全委員会が了承する見込みになったとかで、再稼働に向けて後は政治判断ということになったのだそうです。もしここで関西の原発がたとえ一つでも動いてくれれば、この夏の電力に少しは余裕ができようというものですが、さて果たして地元がうんというかどうか。原油価格がドンドン上がってますし、インドネシアで採れる硫黄の少ない良質な原油も輸出を抑制するという話も聞きますし、老朽火力発電所が何時までもつのかという不安もありますし、安全確実に動かせるものなら、とりあえず一時的に原発を動かしてみるのも手ではないか、と私には思えます。第一、止めたからといって動いている時よりも安全になったとは言い切れないのが原発の厄介な所で、燃料が冷えるまではとにかく水を入れて冷やし続けなければいけませんし、炉だけじゃなくてプールに保管している使用済み核燃料も同じ措置が必要で、冷却が止まれば最悪福島の後を追う事態にもなりかねないのでしょう。思えば実に難儀なシステムですが、同じ危なっかしいなら、動かしていてもおんなじ、というのは乱暴すぎるでしょうか? いずれそのうち、メタンハイドレートの採掘が出来るようになるかもしれませんし、メガソーラーが結構頑張ってくれるかもしれませんし、そうこう言ううちに画期的で安全な発電方法を誰かが思いつくかもしれませんし、とにかく他の手当がつくまで、安全の上にも安全を確認した上で原発を何機か必要分稼働させる、というのはそれほど間違ってはいないように感じます。あとは、安全だ、という太鼓判を信じられるかどうか、ですが、思えばこれが一番難しいんですね。今の政府や電力会社の信用は地に落ちていると言って差しつかえ無いでしょうから。
福井県の大飯原発で行われていたストレステストの1次評価結果について、内閣府原子力安全委員会が了承する見込みになったとかで、再稼働に向けて後は政治判断ということになったのだそうです。もしここで関西の原発がたとえ一つでも動いてくれれば、この夏の電力に少しは余裕ができようというものですが、さて果たして地元がうんというかどうか。原油価格がドンドン上がってますし、インドネシアで採れる硫黄の少ない良質な原油も輸出を抑制するという話も聞きますし、老朽火力発電所が何時までもつのかという不安もありますし、安全確実に動かせるものなら、とりあえず一時的に原発を動かしてみるのも手ではないか、と私には思えます。第一、止めたからといって動いている時よりも安全になったとは言い切れないのが原発の厄介な所で、燃料が冷えるまではとにかく水を入れて冷やし続けなければいけませんし、炉だけじゃなくてプールに保管している使用済み核燃料も同じ措置が必要で、冷却が止まれば最悪福島の後を追う事態にもなりかねないのでしょう。思えば実に難儀なシステムですが、同じ危なっかしいなら、動かしていてもおんなじ、というのは乱暴すぎるでしょうか? いずれそのうち、メタンハイドレートの採掘が出来るようになるかもしれませんし、メガソーラーが結構頑張ってくれるかもしれませんし、そうこう言ううちに画期的で安全な発電方法を誰かが思いつくかもしれませんし、とにかく他の手当がつくまで、安全の上にも安全を確認した上で原発を何機か必要分稼働させる、というのはそれほど間違ってはいないように感じます。あとは、安全だ、という太鼓判を信じられるかどうか、ですが、思えばこれが一番難しいんですね。今の政府や電力会社の信用は地に落ちていると言って差しつかえ無いでしょうから。