かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ついにレーザービームで家の守りを固める時代に? 人類はようやく蚊の脅威から開放されるかもしれません。

2015-08-12 21:21:34 | Weblog
 いつの間にか窓の外でコオロギが鳴いているのに気が付きました。思い起こしてみると、あまり意識していなかっただけで、2、3日前から鳴いていたような気がします。ツクツクホウシといいコオロギといい、まだまだ暑い中の些細な変化とはいえ、ようやく夏も仕舞いに入ったのだな、と感じさせるのは中々興趣深いものがあります。まさに四季の息遣いですね。

 さて、最近は夏だけでなくて春から秋まで、真冬を除く時期にプーンと飛び交っている蚊が居ますが、それでも今の時期の夕方から夜にかけては活発に飛び回り、隙あればこちらの血を吸おうと狙っています。そんな蚊に対して、ついにレーザー光線で狙い撃ちにして、家屋への侵入を阻止しよう、という装置が製品化されるとのニュースがネットに上がっていました。その装置は、一定のエリアの4隅に複数の機器を設置し、フェンス状にレーザービームを照射できるようにして、見えないレーザー光線製の蚊帳を釣ろうというもの。搭載するセンサーは生物の種類や性別を区別することができ、レーザーで全て撃ち落すことが可能なのだそうで、蚊の侵入を100%阻止するのだとか。レーザーの出力は、蚊を焼き殺すのではなく、一番弱い羽の部分のみを焼き切ってただ地上に落とだけの低レベルに抑え、ヒトへの影響を極力小さくするそうです。確かに、飛ばない蚊など恐るるに足りませんから、何もわざわざ無駄なエネルギーを使って空中で確実に殺滅する必要もないわけです。気になるのはやっぱりセンサーの感度でしょうか。なにせ家一軒覆うほどのエリアを囲い込んで防御するわけですから、数十mの距離をふらふらと飛ぶ1cm未満の蚊を見分け、そこにビームの焦点を絞って確実に当てないといけないのです。並みのセンサーで対応できるとは思えません。私も、ナシやモモを襲いに来る夜蛾や柿などを刺しに来るカメムシ対策に同じような装置が作れないものか、ととある高専の先生に相談したこともありましたが、安全面を当面置くにしても、やっぱりネックはそのような小さな虫を照準が可能なレベルで捉えるセンサーがあるかどうか、でした。それがクリアされるのだとしたら、一体どういう方法で実現したのか、実に興味がある話です。
 もう一つ課題は価格でしょうが、まあそう安くはならないでしょうね。でも、普及すればそれなりに使える値段になってくるんじゃないでしょうか。すぐに家庭用は無理でも、例えば食品工場とかで衛生害虫向けのものができるようなら、なかなかいいんじゃないかと思います。そのうちルンバみたいなのに搭載して、家の中でも厄介なGやハエのたぐいを人知れず退治してくれる守護神みたいなのもできるかもしれませんね。早く実機を見てみたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする