かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

さすがにここまでネットが広がると、情報統制もそうやすやすとは行きかねるかもしれませんね。

2015-08-15 22:48:43 | Weblog
 今朝未明、寒くて目が覚めました。窓を全開にして暑さ対策の竹マットに寝冷え対策の大判のタオルケットで寝ていたのですが、身体が思いの外冷えて、思わず掛ふとんを出して被って寝直しました。ついこの間まではそれでも暑くて扇風機のタイマーが切れると目が覚める、というのを繰り返していましたが、ここ1,2日はそれでは風邪を引きかねないほど冷えてきます。今夜も多分相当涼しそうですので、窓は閉め、竹マットも半分にして、「寒さ対策」をしてから寝ようと思います。

 さて、中国・天津の爆発事故、死者は85人に増えた、という中国政府の公式発表のようですが、あの、一面焼け野原になった現場一帯の映像を見て、本当にそんな人数で済んだのかと疑問に感じてしまいます。なんでも、倉庫管理会社の社長が元天津市長の息子だからとか、過激派による反抗を示唆するような怪情報も飛び交うなど、中国国内のネット上でも当局の発表を疑問視する声が溢れているようで、それらネット情報を軒並みアクセスできなくするような、当局によるネットの情報統制が進められているとのことです。情報統制自体は、様々なデマが飛び交うこともあるので一概に悪いと言い切るのも難しい面がありますが、真相を知りたい国民の声に答えられず力で抑えこみにかかっている政府に対し、国民の不信感が危険なほど醸成されてしまうと、それはそれでよろしくないだろうと思わずにはいられません。どうやら過激派テロ説はデマっぽいようですし、戦争のような非常事態で戒厳令でも敷くならともかく、状況が以下に悲惨で大規模であれ単なる事故に相違ないなら、余計な隠し立てはすっぱりやめてできるだけ情報は公開したほうが国民の不安や怒りを沈静化させられるはずなのですが、どうもそういう風にはなかなか考えられないみたいですね。
 現場ではシアン化合物が大量に保管されていて、周辺に危険なレベルで毒物が撒き散らされたという話もありますし、果たして混乱を治めて原因がはっきりするまでどれくらいかかるのか、これも予断を許さない状況のようです。世界第4位の貿易量を誇る港なのだそうですが、それも麻痺しているとなると、減速しつつある中国経済への影響も無視できなくなってくるでしょうし、この際軍でも出して、早く事態を収拾して貰いたいものです。

コメント
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