かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

去年御嶽山今年鬼怒川。事業仕分けの功罪を民主党はいつ真摯に総括できるんでしょうか?

2015-09-15 20:52:05 | Weblog
 今日も良い天気でしたが、午後から曇りがちとなり、夕方にはすっかり雨降り直前、という空になっていました。明日からは週末まで雨模様、その後また晴れになる秋らしい天気の移り変わりになりますが、それにしても今年は残暑らしい残暑を覚えるまもなく秋になってしまった感があります。紅葉とかはまだこれからの天気次第ですが、今年の色づきはどうなりますことやら。

 さて、昨年の9月も、御嶽山の突然の噴火災害が、火山の監視体制に関わる予算を民主党が事業仕分けで削ったせいで被害が拡大した、というような話がありましたが、今年はそれが鬼怒川堤防決壊で、やっぱり事業仕分けで河川整備事業の予算が削られたのが遠因になった、というような話になってきています。民主党側は、削ったのはいわゆるスーパー堤防の分だ、と必死に抗弁されている模様ですが、それも、民放の番組で河川整備関連事業も削られた、と暴露され、説得力を欠く抗弁になってしまいました。100年に一度の災害に備えるために莫大なお金を使うことに意味があるのか? という民主党側の主張は、経済的には考えさせられるものがなきにしもあらずでしたが、実際にこうして未曾有の災害を前にすると、その言葉が実に浅はかで薄っぺらいものにすぎなかった事に気付かされます。結局、人間のささやかな営みからしたら自然の猛威はトンデモなく半端ない威力を持っているわけで、それをなんとか凌ぎながら生きていくためには、営々と無駄とも思えるような努力を重ねて対策を取っていくより無いということを思い知らされます。国家百年の計などといいますが、政治家はやっぱり大局に立って、長い目で物事を見なければいけない人達なのでしょう。それが、成果を上げるのに汲々となって一見無駄に思える部分を拙速に切りまくった結果が御嶽山の被害であり、鬼怒川の被害であったわけです。民主党は、安保法案でも10年ほど前の賛成意見をかなぐり捨てて、ただただ自民憎しと反対しまくっていますが、そう言えばあの事業仕分けも自民憎しで自民党が認めていたものを、必要性など二の次でとにかく切りまくっていたような印象が残っています。その結果が今牙を向いていることを民主党はまず反省すべきなのではないかと思います。意見が変わることは悪いことではないですし、珍しいことではないはずです。国会で意味のないやじを飛ばしている暇があったら、真摯に過去の言動や行動を反省し、今これからどうするのか、どうしようと考えているのかを建設的・具体的に説得力ある言辞で持って国民に示すべきでしょうね。それでこそ党勢復活して与党の対抗馬として認められる近道ではなかろうか、と私などは思います。

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