かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ついに中国で受精卵の遺伝子に手を加えた子供が生まれるかも?

2015-09-20 21:23:07 | Weblog
 昨日、うっかりして更新を忘れておりました。夜は毎週恒例の自治会役員会があり、出席していたのですが、いつもより少しばかり遅くなり、帰宅するまでは更新を意識していたのですが、その後資料を整理して風呂に入って、としているうちにそのことをすっかり失念して寝てしまいました。それも、さあ今日の更新を、とブログを開き、最新投稿の日付が一昨日になっているのを見て、「あれ? 昨日のは?」と思い返し、しばらく考えて、そう言えば書いた記憶が無い・・・、と気づくまで忘れていたのですから、これはどうしようもありません。めったにないポカですが、残念無念です。

 さて、安保国会での所業で、民主党は相変わらず恥の上塗りをしているような気がしますが、執行部はいい加減マスコミの前に立つ人を選ばないと、取り返しの付かないことになるんじゃないか、と憂慮致します。政治にはどちらかというと疎いうちの子達も「大人として恥ずかしくないのか?」と今国会での暴挙愚行に首を傾げておりましたが、これがひょっとしたらごく一般的な国民の感想なんじゃないか、と思いました。数十年前なら許容されたかもしれないパフォーマンスも、今は到底許されないモノであることを、政治家の皆さんは理解されるべきなのでしょうね。野党のみならず、与党だって首相自ら国会でヤジを飛ばしているんですから褒められたものではありませんが。
 
 それはそうと、中国が生命の神秘のタブーを破る、ヒト受精卵の「ゲノム編集」を行ったというニュースを見ました。中国広東省にある中山大学の黄軍就副教授らの研究チームの「成果」だそうです。ニュースでこの「暴挙」に挙げられた問題点は2つあり、一つは遺伝的特質を人為的に操作し「設計」された「デザイナーベビー」の誕生につながること、もうひとつは、ゲノム編集した受精卵から生まれた子供の遺伝子が永遠に受け継がれるため、現時点でわかっていない副作用などが将来世代に及ぶリスクがある、ということでした。が、2つ目はまあわかるとして、一つ目の「デザイナーベビー」誕生が問題になる理由が、どうも私にはよく判りません。欧米社会においては信仰の問題がありますからそれをタブーと考えるのはまだ理解できるのですが、別にキリスト教でもイスラム教でもユダヤ教でもない我が国において、本当に「デザイナーベビー」に対する禁忌なんてあるんでしょうか? 生命工学研究者が皆敬虔な◯◯教信者だ、というのなら、それはしょうがないな、と思いますが、まさかそんなこともないでしょう。遺伝子組み換え食品にあるような、判らないものに対する漠然とした恐れや、100%の完全なリスクフリーを求める神経質な不安感と共通する禁忌観とすれば理解もできますが、少なくとも受精卵の遺伝子組み換えを手がけるほどの研究者が、科学に強いとは言えない一般消費者並みの感覚であろうとは信じられません。どちらかというと、欧米諸国との政治的な関係の中でとりあえずタブーにしているだけなんじゃないでしょうか?
 まあ中国の「デザイナーベビー」が本当に誕生し、成長して、遺伝子病フリーとか、体力アップとか、知力向上、なんていうような目に見えた成果が現れれば、また改めて議論も出てくることでしょう。それまで、表では何を唱えようと、しばらくはこの「暴挙」の行く末を、楽しみに観察していればよいのではないでしょうか?


 
コメント
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