初の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の初飛行が来週予定されていましたが、このたび、5度目の延期となる2週間延期が決まった、というニュースを見ました。まあ小型とはいえ、70人から90人の乗客が乗れる飛行機ですから、「万一」の事は事前に極力潰しておきたいのは当然といえば当然のことで、ここで経営側の思惑が強すぎて手抜きや手心などしてしまった結果、実際に就航してから大事故を起こす、なんてことになっては何の意味もありませんので、じっくり取り組むべきところは取り組んで、万全を期した飛行試験を実施して欲しいと思いますが、いかに試験までに完成度を上げて板としても、試験中に細々改良・改造も取り組まれるであろうことを考えますと、今回の延期理由である「操舵用ペダルの改善点」は、本当に初飛行を延期せねばならないほどの重大な課題だったのか? という点には、若干の疑問を感じさせる部分が無きにしもあらずです。とはいえ、開発陣が万全を期して飛ばすよりも改良することを選んだわけですし、関係者でもないただの野次馬としては、初飛行が無事済んでくれるのをただ祈るばかりです。
さて、最新鋭ジェット機の開発が進む中で、旧日本陸軍が三菱重工に発注した、70年前の幻の重戦車の設計図が発見された、とのニュースも見ました。全長10.1m、高さ3.6m、150tもの重量を誇る、世界最大級のトンデモ戦車です。主砲1門、副砲2門、後部には機関砲2門と、一昔前のアニメにでも出てきそうなゴテゴテ感ですが、実際これが完成したとして一体どこで使うつもりだったのか、疑問も多い不思議仕様です。1941年4月の発注といいますからやっぱり中国や満州で使うつもりだったのでは? と想像もされますが、こんな馬鹿でかいものを運ぶインフラが当時の日本にあったのかが疑問ですし、そもそもこんな重たい車体を満足に動かす発動機や変速機が日本にあったのか、という点にも大いに疑問が募ります。1942年4月には、試作1号車の車両部分で試運転もされたといいますから一応動くには動いたのでしょうけれど、どうにも無茶なと感じるばかりな話でした。
もし見事に完成して動いたとして、実戦では果たしてどれくらい活躍できたでしょうね? 戦争後半のシャーマンとやり合えたのでしょうか? あるいはソ連のT-34には戦えたのでしょうか? あの、丸っこくていかにも弾を弾きそうな外観の戦車に比べ、日本の超重戦車は無骨な上に背が高すぎて、その辺りのセンスには、やっぱり陸軍国との圧倒的な差を感じずにはいられない、再現モデルの絵でした。
さて、最新鋭ジェット機の開発が進む中で、旧日本陸軍が三菱重工に発注した、70年前の幻の重戦車の設計図が発見された、とのニュースも見ました。全長10.1m、高さ3.6m、150tもの重量を誇る、世界最大級のトンデモ戦車です。主砲1門、副砲2門、後部には機関砲2門と、一昔前のアニメにでも出てきそうなゴテゴテ感ですが、実際これが完成したとして一体どこで使うつもりだったのか、疑問も多い不思議仕様です。1941年4月の発注といいますからやっぱり中国や満州で使うつもりだったのでは? と想像もされますが、こんな馬鹿でかいものを運ぶインフラが当時の日本にあったのかが疑問ですし、そもそもこんな重たい車体を満足に動かす発動機や変速機が日本にあったのか、という点にも大いに疑問が募ります。1942年4月には、試作1号車の車両部分で試運転もされたといいますから一応動くには動いたのでしょうけれど、どうにも無茶なと感じるばかりな話でした。
もし見事に完成して動いたとして、実戦では果たしてどれくらい活躍できたでしょうね? 戦争後半のシャーマンとやり合えたのでしょうか? あるいはソ連のT-34には戦えたのでしょうか? あの、丸っこくていかにも弾を弾きそうな外観の戦車に比べ、日本の超重戦車は無骨な上に背が高すぎて、その辺りのセンスには、やっぱり陸軍国との圧倒的な差を感じずにはいられない、再現モデルの絵でした。