かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

千年単位の憎悪の応酬がここに来て急激に過熱してでもいるんでしょうか?

2016-03-22 20:53:20 | Weblog
 今日は、明日明後日からぐっと冷え込んでくるというのが信じがたいような暖かな春の一日でしたが、天気予報を観る限り寒気が南下してくるのは間違いないようです。寒いのもお彼岸まで、というのが常識だったのですが、このところの異常気象は、そんな長年言い習わされたものもあっさり覆す困った空模様を演じてくれるようです。そういえば、今冬は結局暖冬だったのでしょうか? それともそれなりに寒い冬だったのでしょうか? ほとんど積雪を観なかったという意味では近年珍しい暖冬と思えますが、気温の高低差が激しくて、例年ならそれほどの冷え込みでもないような日でも、異様に寒かったように感じたという点では、やっぱり寒い冬だったとも言えるでしょう。結局気温が高いか低いかは客観的なデータで出てくるでしょうが、暖かいか寒いかは個人の感覚・主観の問題なので、暖冬、という言い方にはやはり違和感が拭えません。気象庁はいらぬ誤解や神経を逆なでしそうな感覚的な言葉を使うのはやめて、ゴロは悪くても高温冬とかなんとか、言葉を変えてはどうかと思います。

 さて、フランスやトルコで爆弾テロが相次いでいましたが、ここへきて、今度はベルギーの首都ブリュッセルの国際空港で2回、地下鉄で1回の計3回の爆弾テロが勃発、20人以上が亡くなったのだそうです。まだ犯行声明は出ていないとのことですが、これがISILのテロだとしたなら、消えかけの花火のような最後のあがきなのか、あるいは余力たっぷりな攻撃姿勢なのか、過激派イスラム組織の動向が気になるところです。なんでここに来て急にベルギーに? とニュースを観た時に最初に思ったのですが、確かEUの首都機能である主要施設が集まった都市だったのを思い出して、なるほど、それで狙われたのかも、と合点がいきました。
 これも、千年単位で侵し侵されしてきた戦いの歴史の末に、ということなのでしょうが、それにしてもここにきて急にイスラムが凶暴化しているようにも感じます。もちろん過去にも過激派によるテロ行為や戦争そのものがあったのは知識として持ち合わせていますが、かつての中等は、あまりに遠い現実感の持てない国々でした。まあその気分は今でも変わらないところもありますが、色々と昔より世界が狭くなったのか、年を取って多少は想像できるようになってきたからなのか、いずれにしても、やはり以前より緊迫しているような感が拭えません。その大波が我が国にも押し寄せる日が来るのかどうか。横暴な隣国だけでも頭が痛いのに、東西の宗教戦争には巻き込まれないように祈りたいです。

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