今日はようやく暖かな一日になりましたが、そのためか花粉も半端無いようで、一日頭はあまり働かないし夕方以降は鼻がムズムズして気分も悪くなるなど、花粉症の症状に悩まされました。夜に花粉症対策の点鼻薬を使い、ぐっすり寝ているはずなのですが、ひょっとしたらその御蔭でこの程度で済んでいる、という見方もできるかもしれません。と言ってわざわざ薬を使わないでその効果の程を確かめるような真似はしたくありませんが。
さて、花粉症はどうやらしばらく致し方無いとして、大塚製薬が糖尿病対策にかなり画期的な実験を成功させたようです。実際に臨床実験をしたのは、アルゼンチンに大塚製薬とニュージーランドのバイオベンチャーとが設立した合弁会社の手によるもので、豚の膵臓から膵島を採取してヒトに移植するというものです。その際、免疫拒絶で排除されるのを防ぐために直径0.5mmの特殊な素材のカプセルで膵島を覆い、インスリンがしみ出るように加工して、患者4人に体重1キロあたり2万個のカプセルを2回に分けて点滴で腹部に移植したところ、3人が血糖が正常化してインスリン注射を減らすことができた上、重い健康被害は発生しなかった、とのことでした。
本命はやっぱりiPS細胞による膵島の復活でしょうけれど、それが臨床試験段階に至るにはまだ時間がかかりますから、それまでのつなぎとしてこの結果は中々期待できる話ではなかろうかと思います。ただ残念なのはその実験をアルゼンチンでやったことです。おそらくヒト試験のハードルが彼の国では低かったのだろうか、と推測されますが、日本の会社なのですから、できることなら日本で試験して欲しかったです。ただでさえ我が国でその手の新医療を認可させるにはとんでもない時間と手間とお金がかかってしまいますが、そのあたりの制度を何とかしないと、我が国では新薬とか新治療法とかの開発・普及が大きく遅れてしまいます。どこかに特区でも作って大幅にその手のハードルを下げる試みでもできないものなんでしょうか?
さて、花粉症はどうやらしばらく致し方無いとして、大塚製薬が糖尿病対策にかなり画期的な実験を成功させたようです。実際に臨床実験をしたのは、アルゼンチンに大塚製薬とニュージーランドのバイオベンチャーとが設立した合弁会社の手によるもので、豚の膵臓から膵島を採取してヒトに移植するというものです。その際、免疫拒絶で排除されるのを防ぐために直径0.5mmの特殊な素材のカプセルで膵島を覆い、インスリンがしみ出るように加工して、患者4人に体重1キロあたり2万個のカプセルを2回に分けて点滴で腹部に移植したところ、3人が血糖が正常化してインスリン注射を減らすことができた上、重い健康被害は発生しなかった、とのことでした。
本命はやっぱりiPS細胞による膵島の復活でしょうけれど、それが臨床試験段階に至るにはまだ時間がかかりますから、それまでのつなぎとしてこの結果は中々期待できる話ではなかろうかと思います。ただ残念なのはその実験をアルゼンチンでやったことです。おそらくヒト試験のハードルが彼の国では低かったのだろうか、と推測されますが、日本の会社なのですから、できることなら日本で試験して欲しかったです。ただでさえ我が国でその手の新医療を認可させるにはとんでもない時間と手間とお金がかかってしまいますが、そのあたりの制度を何とかしないと、我が国では新薬とか新治療法とかの開発・普及が大きく遅れてしまいます。どこかに特区でも作って大幅にその手のハードルを下げる試みでもできないものなんでしょうか?