かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

タイの洞窟閉じ込め事故、想像以上に厳しい現場に、日本には役に立つ科学技術が無いのだろうか? と考えてしまいます。

2018-07-07 20:40:25 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は22.5℃、昼の最高気温は25℃、五條市アメダスの最低気温は21.4℃、最高気温は24℃でした。昨日からひたすら雨が降り続く時間が続いていますが、九州や岡山県の酷い状況を見ると、雨降りで外出できない程度は問題のうちに入りませんね。県内でも、鉄道の高架下などで冠水している道路もいくつか出ているそうですし、JR各線は運休や減速運転など今日もダイヤが乱れまくっているようです。雨はまだしばらく続くらしく、月曜日には梅雨前線が北上してようやく止んでくる見込みですが、強烈な台風8号の今後の進路次第ではまたまた大雨に見舞われるようなこともあるやもしれません。

 さて、タイのサッカー少年チーム洞窟閉じ込め事故で、救助活動に当たっていたダイバーが一人、作業中に亡くなってしまいました。適宜訓練して潜水で脱出すればよい、と安易に考えていましたが、実際は水没しているところに、酸素ボンベを担いだままでは通過できない狭隘な場所があったり、そもそも水が見事なまでに濁りきっており、周囲が全く見えない状態になっているなど、文字通りベテランダイバーでさえ命がけになる難所づくしの洞窟だったことがその後の報道で分かりました。最もそんな狭苦しいところを、たとえ水がない状態だからといって入り込んでいったのは解せないものがありますが、入口近くが早くに水没して奥に逃げ込まざるを得なかったというようなことだったのでしょうか。
 一方、溜まった水をポンプアップして排水する試みも、現地が雨季に当り新しい水が次々流れ込んでくるような状況では十分な効果発揮は難しい様子ですし、上から掘削するにしても、少年たちが居る洞窟の直上は数百mもの山塊が覆っていて、とてもではないですが一朝一夕に洞窟までトンネルを掘る、というようなことはできそうにありません。それでも、洞窟入り口に向けての救出が無理だった場合に備えて、現地では、山腹にある100箇所の穴で、洞窟に向けて掘削する作業が行われており、一部の穴は400m以上掘り進んでいるものもあるそうです。少年らの位置は600m以上の地下に当たるものと推測されていますが、残念ながら少年らの位置を正確に測定する技術を当局は持ってない様子で、うまい場所に見事掘り当てられるか、かなり困難な模様です。
 それこそ、日本などの持つ科学技術でなんとかならないものかと思います。超音波などの方法や、エジプトのクフ王の大ピラミッドを透視してみせたミューオンを用いた方法など、できるかもしれない手段があるなら色々積極的に試してみるべきではないかと素人目には思いますが、やはり色々と難しいものなのでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする