かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

宝くじが売上低迷ってそりゃ当たり前でしょう、と思わずにはいられませんでした。

2019-12-30 22:43:50 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は6.8℃、昼の最高気温は11.5℃、五條市の今朝の最低気温は6.3℃、昼の最高気温は10.2℃でした。今日は未明からの雨が昼過ぎまで降り続き、その後も曇り空のまま日差し無く一日が終わりました。明日は天候が回復する模様ですが、気温は10℃くらいと今日とあまり変わらない模様です。東京では20℃になるかも? などという予報になっているそうですが、1日だけ異様に暖かくなってもらってもかえって体調を崩しそうで怖いですから、気温に変化なし、という方が正直ありがたいです。

 さて、年末ジャンボを始めとする宝くじの売上が伸び悩んでいるそうです。売上のピークは平成17年度で、1兆1047億円に達しましたが、24年度以降は1兆円を超えること無く、29年度は7866億円と8千億円を割り込みました。パチンコも低迷していると聞きますし、ギャンブル自体が世に受けなくなってきているのかと思いきや、競馬は中央・地方とも平成24年度以降売上増が続き、競艇も平成22年度に底を打ってからは売上増が続いているそうで、宝くじとは対象的な状態になっているのだとか。
 この状況について、井戸兵庫県知事殿は「当たらないからだ」と端的に指摘されていますが、管轄する総務省担当者は、1)若年層への浸透不足 2)インターネット販売が遅れていること として、知事の当たらないという指摘には、賞金1万円以上の本数を年々増やし「すでに『当たり感』を出せるよう賞金体系を見直している」と反論しているとのこと。私はこの言葉を見て、単純にこの総務省官僚殿は「馬鹿なんじゃないだろうか?」と思わずにはいられませんでした。若年層に浸透しないからだ、というのは現象であって売上が増えない理由ではないでしょう。理由を考えるならば、そもそもなんで若年層に浸透しないのか、を考えないといけません。井戸知事は「当たらないからだ」と実に端的にその原因を指摘していますが、「「当たり感」を出せるよう見直し」たのが本当に効果があれば、皆買うでしょう。売上を上げるには射幸心を煽らねばならないのに、馬鹿みたいに一等賞金ばかり金額を上げて、10億などという現実感のない数字にしたのも逆効果になっているんじゃないでしょうか?
宝くじは地方の財源に利用され、「社会貢献」が喧伝されています。でも、同じ社会貢献した気分になれるふるさと納税はあんなにお金が集まるのに、宝くじにお金が集まらないのは、リターンに魅力がない以外のどんな理由がありうるのか、聞いてみたいものです。
 売上を上げるには、還元率が半分ないのをせめて競馬並みに3/4まで増やし、馬鹿げた高額当選金とついでに100円とか300円とか最低1割当たるあの低額賞金も止めて、5万円とか10万円とか、当たって嬉しい金額の本数を増やしたらいいんじゃないでしょうか? 

コメント
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