かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

潰瘍性大腸炎が大腸がんのリスクを高める一方で、がん化しにくい細胞を生み出したりもしていると言う研究が発表されました。

2019-12-27 21:31:28 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は9.5℃、昼の最高気温は11℃、五條市の今朝の最低気温は8.5℃、昼の最高気温は8.6℃でした。今日は朝のうち気温が高かったのですが、季節風が強く吹き、戸外での体感温度はかなり低めに感じられました。一日雲が多くてほとんど日差しがなく、気温もあまり上がらずじまいでしたが、午後になってどんどん気温が下がっており、明日かなり凍てついた朝となり、天気は回復しそうですが、日中も寒さが身に堪える一日になりそうですね。

 さて、難病の潰瘍性大腸炎が大腸がんのリスクを高める可能性があると京都大学などの研究チームが発表しました。大腸の炎症によって通常よりも多くの粘膜の細胞死と新たな細胞分裂による再生が繰り返され、遺伝子の変異が通常の3倍の速さで進むとのこと。このため、大腸がんの発生リスクが15~20%高くなるそうですが、一方で遺伝子の変異ががん化を抑える方向で起きる場合がある事もわかりました。つまり潰瘍性大腸炎お患者の大腸粘膜には、大腸がんになりやすい細胞と逆に通常よりも癌になりにくい細胞があって、入り混じった状態になっているのだそうです。普通、遺伝子の変異はがん化する方向で起こるものですが、逆にガンを抑制する方向で変異するという結果が得られたことで、この遺伝子をターゲットにして大腸がんの治療や予防につながる研究が進む可能性が示唆されたと言えます。
 花粉症とかのアレルギーも症状としては炎症ですし、ひょっとして鼻粘膜などでは大腸と同じような事が起こったりしてるのでしょうか? ただでさえ日常的に不快な症状があるのにがん化の恐れまであり、というのは文字通り踏んだり蹴ったりです。潰瘍性大腸炎も花粉症もアトピーも、およそ炎症と名のつくものは早く制御できる方法を研究開発して欲しいですね。

コメント
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