かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

厚生労働省に勤めているからと言って専門家でも何でも無いのは重々承知していますが、さすがにもう少しなんとかなりませんか?

2020-02-22 23:07:53 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温3.3℃、昼の最高気温は11.5℃、五條市の今朝の最低気温は0.2℃、昼の最高気温は15.4℃でした。今日は午前中曇りでたまに日差しが届いたもののほぼお日様の姿を見ることはなく、昼前には雨が降ってきました。昼過ぎから2時位までかなり強めの雨が降りましたが、懸念していた風はついぞ吹くこと無く、1日終わりました。低気圧も前線もすでに通過してしまいましたし、東日本はわかりませんが、こと西側に関しては春一番は吹かなかった、ということなのでしょう。肝心の黄砂は、薄いのが九州南部、四国、近畿へと広がってきつつあるようですが、それも今夜だけで、今のところはしばらく特に問題になるほどひどい状況にはならなさそうです。少し一安心ですね。

 さて、コロナウイルス問題で、クルーズ船に乗り込んだ厚生労働省職員2人が発症した事案、なんと、厚労省では職員の感染が発覚したら業務に影響が出るから、と検査をせずに霞が関で通常勤務をさせていたと言う話を聞き、耳を疑いました。クルーズ船に関わった職員は約90名いるそうですが、それ以外に、厚労省の霞が関の本省で働く職員数は3千人強、全国の地方局なども含めるとざっと3万人いるとウィキペディアには書いてありました。感染症対策に携わる人員が90名働けなくなるのは確かに困るのでしょうが、新型の感染症が我が国で広まるかどうかという危機的状況なのですから、他の業務をいったん置いてでも全国から予備人員をかき集めて対応をすべき案件です。第一、今回図らずも2名が発症しましたが、今回のウイルスは比較的長い潜伏期間があること、感染していても無症状の場合もあること、そして潜伏中や無症状でもウイルスを撒き散らす可能性があることが指摘されていますから、90名がウイルスの運び屋になって無自覚に厚労省内にウイルスを拡散させ、結果的に発症が続出して省が機能麻痺する可能性をだれも考慮しなかったのか、実に不思議な気がします。厚労省はなんのかんの言っても感染阻止を指揮する司令塔、本陣です。それがまっ先にやられて指揮系統が崩れたら、一体どこの誰が今回の事態に対処するというのでしょう。その自覚があれば、少なくともクルーズ船関係者は潜伏期間に相当する間別途隔離して発症しないか調べたうえで、本務復帰させる位の慎重さは当然あってしかるべきです。今日になって厚生労働大臣がクルーズ船で作業した厚労省職員のウイルス検査実施と下船後2週間の自宅勤務を発表しましたが、そんなアタリマエのことを今更発表するほど、厚労省は混乱しているのでしょうか。いくら事務系職員は専門家ではないとは言え、技官や意見を聞くための医学者などの専門家もそれなりの数いるのですから、もう少しまともに活動して欲しいものです。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする