かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

韓国の合計特殊出生率が1を割りこむという衝撃。

2020-02-19 20:28:59 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温2.6℃、昼の最高気温は10.7℃、五條市の今朝の最低気温はー0.6℃、昼の最高気温は11.3℃でした。今日は朝から快晴の好天気で、朝は放射冷却のせいかそこそこ冷えましたが、昼間は結構気温が上がり、日向では暖かく過ごすことができる小春日和でした。この上天気は明後日金曜日まで続き、次の雨は土曜日になる模様です。3連休初日が雨とは難儀な話ですが、しばらくは冬らしい寒さも無いようで、春の到来を実感する一週間になるかもしれません。

 さて、韓国の2018年の合計特殊出生率が0.98と1を割り込んだのだそうな。男女2人の夫婦から1人未満の子供しか生まれてこないという非常事態で、このように1を割り込むのは経済協力開発機構(OECD)加盟国の中でも唯一つなのだとか。日頃、出生率が低くて少子高齢化が進んでいると言われている日本でさえ1.42ですから、韓国の状況が非常に厳しいのは一目瞭然です。日本はすでに人口減少が始まっており、高齢化率も韓国より日本のほうが高いですが、韓国の総人口は2019年をピークに減少し始めるそうですし、この様子だと日本を遥かに上回る勢いで少子高齢化が進んでいくことは間違いありません。韓国のこの問題の背景には、若い世代が抱えている経済的な不安や女性の地位の低さなど、日本と共通していると思える部分も多いのですが、日本の場合は、2005年に1.26と最低を記録した後少し回復しての1.4ですが、韓国は同じく2005年に1.08を記録し、今更に下がって0.98ですから、この数値の差を見る限り、より韓国のほうが深刻な状況と言えるのかもしれません。
 将来の国を支える若者の数が劇的に減ってしまうというのは、あまり良い未来を描くのが難しそうですが、結婚、出産、子育てという個人の重大事に関わることでもありますし、軽々に国が口出ししてどうこうできるものでもありません。社会の構造や男女の仲の文化がこのまま推移したならば、もう少ししたらそれこそ子供を生体工学で「製造」していかないと次世代を確保できなくなるやもしれません。そんなSF じみた世界がやってこないように、国を挙げて本気の対策を見せて欲しいものですが、さてうまい解決策があるのかどうか。

コメント
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