かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ひたすら耐えて頑張ってきた医療現場がついに限界に?! なぜ頑張る彼らが報われるようにできないのかが不思議です。

2020-07-13 20:00:08 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は19.2℃、昼の最高気温は22.1℃、五條市アメダスの最低気温は18.3℃、最高気温は21.5℃でした。今日はひんやりした朝から気温がさして上がらず、一日中冷たい雨が降り続く、梅雨と言うには蒸し暑さの足りない1日でした。本当にあと1,2週間後には夏になるのだろうか? と不安にもなるほどの低温ですが、きっと梅雨が開けた途端凄まじい猛暑になるのでしょう。慣れる時間が無いままいきなり真夏になるというのも恐ろしいものですが、回避する方法がない以上なんとか乗り切る方策を考えるよりありません。とはいえ、昨年とは比較にならぬほど弱った身でさてどうしたものか。少々途方に暮れそうな梅雨末期です。いっそ平成5年のときのように、「夏」にならないまま秋が来てくれないものでしょうか?

 さて、東京女子医大において看護師400人が一斉に退職を希望したとの話や、千葉県の船橋二和病院で医師や看護師がストライキを発動など、コロナ禍をきっかけに過重労働や報われない職場への不満が、全国の医療従事者に蔓延している様子が垣間見えるニュースが散見されます。知り合いの務める地域医療を担う中核病院の看護師たちも、随分と不満を口にして、二言目には「辞めたい」と口にしているとか。一体厚生労働省や政府は何をしているのでしょうか。コロナ禍やこれから起こるかもしれない様々な伝染病、事故事件などなどで医療現場の強化は喫緊の課題だというのに、その屋台骨である医療従事者たちがもはや耐えられないほど追い込まれているという現状をどれだけ把握し対策を講じようとしているのか、全く見えてこない感があるのがなんとも歯がゆい限りです。内閣は新型コロナ対策担当大臣とか職務権限を細分化して対応しているのに、その手足となる部署がむやみと守備範囲ばかり大きい省庁というのはなんともはかばかしくない話に見えます。いっそかつての厚生省とか、医療系専門の省庁に編成し直して事態に当たらせるべきなのではないかと思うのですが、どんなものでしょう。厚労省自体、非常に多くの職員の残業時間が危機的状況に陥っていますし、担当省庁も現場の病院も明らかに人手が足りていない。行革の呪縛に囚われて、必要性やら労働量やら何もかもを無視してひたすら人員削減ばかりに汲々とした結果が今のこの全く余裕のない綱渡り状態であることを、政治家が意識してどうにかしようと手を下さない限り、そう遠くないうちに我が国の官僚体制も医療現場も崩壊して取り返しのつかない状況に追い込まれることでしょう。GO TOトラベルキャンペーンで旅行業などを救済するのも結構ですが、万一医療現場が崩壊したら安心して遊ぶこともできないということをもっと真剣に考えていただきたいものです。

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