かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

奈良県荒井知事がコロナウイルスに柿渋が効くと発表されましたが、問題は効果のあるものをどう使うかであろうと思います。

2020-09-12 19:03:46 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は23.1℃、昼の最高気温は31.8℃、五條市アメダスの最低気温は20.4℃、最高気温は32.4℃でした。今日は朝からよく晴れました。午後からは雲が多くなり、夕方には雄大な入道雲が立ち上がって、雲底の暗い今にも降り出しそうな雲が空を覆いましたが、結局フルには至らずに済みました。おかげで朝から仕掛けた洗濯物はしっかり乾き、干していた布団もフカフカになりました。明日は朝から雨が降ったりやんだりするようです。町内会で近所の公園の清掃活動が予定されているのですが、無事できるかどうか。降らずに済めばカンカン照りの中やらなくて済むので結構楽にできそうなのですが、さすがに雨の中はできませんので、少しばかり心配ではあります。

 さて、我らが首長荒井知事が、一昨日の定例記者会見で、奈良県立医大の研究成果として新型コロナウイルスが柿渋で不活性化する、というのを電撃発表されました。ネット上では「イソジン知事に続いて今度は柿渋知事か」と揶揄されているのがどうやら主流のように感じましたが、少なくとも、柿渋がノロウイルスやインフルエンザウイルスなどエンベローブタイプ非エンベローブタイプ問わず広範なウイルスに著効を示すことは既に7年前に広島大学の研究で明らかになっており、今回の奈良県立医大の話は、その中に今話題の新型コロナウイルスが加わっただけの話で、効果という点では特段珍しい話ではないように感じられます。柿渋はタンパク質を不可逆的に変性させますから、ウイルスへの作用も多分そんな感じのことなのでしょうが、となると柿渋とウイルスが接触しないことにはその効果を発揮できないということでもあります。会見でも、荒井知事はウイルスの侵入経路をいつものけして良いとは言えない滑舌で説明されてましたが、作用機作から考えて体に侵入されてしまえば柿渋の効果は期待できませんし、と言って今回知事が発表されたような口からの侵入だけ阻止しても、目や鼻からの侵入に対しては無力でしょう。ウイルスに効果のある薬品や物質は結構色々あって、まあイソジンでもアルコールでも良いのですが、要はそれらをどうやって安全確実に、日々の生活の中でウイルスと効率よく会合させ無力化させられるかの方が重要で、柿渋が効果があるのはわかるとして果たしてそれをどう活かし、効果を発揮させるのかという方法がないと、結局あまり意味のない話になってしまいます。その方法について9月15日の奈良県立医大の記者会見で明らかにされるのであれば素晴らしいのですが、とりあえずは発表待ちですね。

コメント
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