かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

新型コロナウイルスは、奈良の鹿にも甚大な影響を与えているのだそうな。

2020-09-24 19:52:37 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は20.6℃、昼の最高気温は27.3℃、五條市アメダスの最低気温は18.7℃、最高気温は26.4℃でした。今日は朝から薄日の差す曇り空でしたが、その空模様のまま、通勤時間帯にはパラパラと雨が降ってきました。傘なしでもしばらく歩いていられる程度の弱い雨でしたが、車だとワイパーを動かさ無くては前が見えづらくなる程度には降っており、少々面倒くさい思いをしつつ、職場まで運転しました。結局降っていたのは朝のうちだけで、あとはずっと曇り空のままでしたが、天候はこれから下り坂で、今夜のうちにも雨が降り出し、明日の日中いっぱい、時折雷を伴って激しく降る場合もあるとのことで、今日以上に面倒くさい一日となる模様です。その後は晴れが続くようなので、少しの辛抱ですね。

 さて、この春からのコロナ禍が、奈良公園の鹿にも影響を及ぼしているのだそうな。奈良公園にはその周辺も含め、およそ1300頭の鹿が生息しており、観光客が公園周辺で買い与える「鹿せんべい」は年間2000万枚、単純計算で一頭あたり一日60枚にもなるそうです。ところが、コロナ禍以来観光客が激減、鹿せんべいの売上も急減し、鹿の食性に変化が生じてきているのだとか。観光地での餌依存の生活から昔の通り自ら歩き回って食べられる草を探す生活になっているとみられますが、その変化で健康を取り戻す鹿がいる一方で、食べ物が得られずやせ細る鹿も出てきているらしいです。もともと奈良公園やその周辺の草の量では全ての鹿を賄うには不足していると聞いたことがありますし、食事に厳しい環境が生まれれば、それに対応できない弱い個体は淘汰されざるを得ません。また観光客が戻ってくれば鹿の生活も再び元通りになるかもしれませんが、それまでは弱肉強食の生き残り競争が起きるのでしょう。
 それにしても、しばらく奈良市の方には近寄らない生活をしておりましたが、ついこの3月まで朝夕観ていた鹿にそんな変化が生じていたとは驚きました。10月には何度か出向く用事もあるので、少し注意して観てみようと思います。

コメント (2)
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