かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

生前最も親しかった叔父の訃報に、また葬式かと少しばかりげんなりしました。

2020-09-04 22:11:33 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は24.9℃、昼の最高気温は31.3℃、五條市アメダスの最低気温は22.1℃、最高気温は30.2℃でした。今日は朝から強い雨が降り、その後もほぼ曇りで時折雨が降る空模様でした。それでも時折日差しが届くことがあり、その瞬間は肌を灼く光が届き、まだまだ夏の日射であることを知らせてくれます。この日差しがなければ、五條市の最高気温は30℃を割ったのではないでしょうか。この雨は、台風9号から列島に沿って伸びた寒冷前線がもたらしたもののようですが、明日以降この前線が停滞し、秋雨前線となるようで、これに接近する台風10号がどういう影響を与えるのか、それ次第で週末ー週明けのこちらの天気も決まりそうです。とりあえず明日は晴れてまた暑くなりそうですが、その後はどうなるか。

 さて、昨夜遅く、そろそろ寝ようと思っていた時分に携帯へ母から電話があり、母の兄にあたる叔父が亡くなったとの突然の訃報がありました。大正生まれで御年96歳、もう何年も固形物が食べられず、胃にチューブを入れていましたので、いつか近い内にはそんな連絡もあるだろうと覚悟はしておりましたが、それでも突然の訃報には驚くばかりでした。なにせ昨12月に父が、6月には父の兄に当たる叔父が相次いで亡くなり、訃報は3年に1度位にして欲しいと思っていた処だったので、不謹慎ながらこの相次ぐ訃報にはちょっといい加減にして欲しいと思わずにはいられませんでした。しかし、幼少時には随分かわいがってもらい、私に軍歌の数々を教えてくれた元海軍経理学校生の叔父のことを思えば、最後のあいさつに行かないという選択肢はありません。なんとか仕事を整理して午後有休を取り、大阪で母と合流して、式に参列して来ました。
 年齢を考えれば叔父は大往生と言ってよく、残された90歳の叔母も少々ボケが入ってきていますが食欲旺盛意気軒高で日々楽しそうに過ごしており、こじんまりとした家族葬は悪くない雰囲気ではありました。とは言え、今回喪主になった従姉も叔父の死の直後から葬儀関係でてんてこ舞いしており、現在の葬送儀礼の非人間的な仕組みに疲れ切っていたのが印象的でした。私もそうでしたが、明日の告別式と火葬が終わるまではひたすら振り回されることでしょう。こんな血も涙もない現代の葬儀様式など早く改めるべきでしょうし、そんなシステムに最適化した葬儀会社などという守銭奴は滅ぼしてしまうべきであろうと思います。私自身は、葬儀はするな、遺体はとっとと焼いて残った骨は法に触れなければいかように処分しようが構わない、戒名も仏壇も墓も原則作るの禁止、ただそのほうが手間が省けて安上がりになるようなら遺族の判断に委ねる、と遺言しようと思っていますが、おそらく私よりも下の世代、更にその下の世代はそういった感覚がより一層違ったものになり、今のような葬儀は過去のものになっているのではなかろうかと期待しています。

コメント
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