月末から東京近辺３県でも緊急事態宣言だそうですが、もはや効果はなさそうに思います。

　今朝の奈良市の最低気温は２３．４℃、最高気温は３３．５℃、五條市の最低気温は２１．３℃、最高気温は３３．１℃でした。今日も朝から薄雲が広がり、日差しが陰ることの多い一日でした。それなりに暑い一日でしたが、夕方には歩きやすくなって散歩も捗りました。気象庁によると、明日以降も同じような天気が続くようです。まあまだ７月ですし、台風が来たりしたらわかりませんが、多分お盆頃までは同じような天候が続くのでしょう。今の所、夜うだる暑さで寝られない、というようなことが無いのがありがたいです。

　さて、政府は、東京近隣の埼玉・千葉・神奈川県について、この３０日にも緊急事態宣言を発令する方向で、検討に入ったそうです。神奈川県の新規感染者数が千人を超えたことが引き金になったようです。しかし、東京都は発令中にも関わらず感染者数は全く減らずに推移していますし、もはや宣言など出しても効果が見られないのが明らかにも関わらず、賞味期限切れの代わり映えのない対策では、何もしないのと変わらない、いえ、為政者がこれでなにかやった感を満喫させているのだとしたらかえって害悪ばかり残る方針と言えるでしょう。緊急事態宣言の切れ味をここまでにぶらせてしまったのはなんと言っても宣言下でのオリンピックの実施で政府や東京都の信頼性が極端に損なわれたためだと思われますから、まずは失われた信頼をどう取り戻すかを真剣に考えないと、今後どんな画期的で素晴らしい対策を打ち出せるようになったとしても、オオカミ少年よろしく国民はついて行くことはないでしょう。と言って政権交代しても信頼度という点からしたら五十歩百歩のどんぐりの背比べですし、選択肢の少なさに国民は絶望して自暴自棄に陥っているのかも。それが暴動につながらないのが我が国の特異さなのでしょうが、かつて日比谷焼打とか米騒動とかやらかした国民性がまだ眠っているのだとしたら、いずれはどこかで爆発して火を噴く日が来るのでしょう。