かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

渋滞中のトンネルに洪水が流れ込んできて逃げられずに溺死なんて、絶対遭遇したくない事故が中国で発生しました。

2021-07-25 19:21:40 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は24.6℃、最高気温は34.3℃、五條市の最低気温は21.7℃、最高気温は34.5℃でした。梅雨明けから1週間が過ぎましたが、当初本当に梅雨明けでよかったのか? と思っていた空模様も、時折局地的にゲリラ豪雨が発生する以外はここ数日安定した夏空に移行し、連日猛暑が続いています。まあこちらの方は熱帯夜にならずに済んでいる分マシと言えそうですが、奈良市や京都といった酷暑常連の地域では、連日空調がフル稼働しているのではないでしょうか。東から西に向かう台風8号の影響なのか、明後日火曜日は雨が予報されていますし、この熱さも週明け以降本当にほんの少しだけですが、少し和らぐ気配があるようです。台風の進路は大分絞られて千葉、茨城、福島、の辺りに27日午後上陸することがほぼ確定していますが、台風の足が少し早くなって昼頃上陸なら、干潮時になるので少しは沿岸の被害も抑制されるかもしれません。夏の台風の割に動きが早いようなので、期待したいところです。

 さて、中国河南省鄭州市で長さ4キロものトンネルに洪水が流入し、渋滞中の車が水没、一説には6千人以上の犠牲者が出た、というニュースがありました。鄭州市は黄河のすぐ南の河岸と言って良いところに位置する人口一千万の大都市で、事故現場も高層ビルが林立する街中のようですが、一体このトンネルに入ってきた水はどこからやってきたんでしょう? ごく限られた写真や映像ではありますが、鄭州市自体は無事っぽいようにも見えるのですが、ただ、現在この付近は記録的な大雨にさらされており、黄河が氾濫、つい3日前にも地下鉄が浸水して死者も発生しているというニュースが有りましたから、やはり黄河の越流した水が都市に入り込んで、低いトンネルに流れ込んで水で埋めた、ということなのかもしれません。
 しかしこれは正直恐ろしい。身動きできないトンネル内で坑道を水没させるほどの水が短時間で押し寄せるなんて、犠牲者の人たちも思いもよらなかったんではないでしょうか。日本でも、たまに電車の下をくぐる道路などが冠水して、そこに突っ込んでしまった車が動けなくなったりする事故がありますが、その時の犠牲はせいぜい数台まで、4車線くらいありそうな広いトンネル内に車がひしめく、事故直前の渋滞の様子が撮影されていますが、となると一体トンネル内の車の総数は、とざっと大雑把に計算してみたら軽く3千台は超えそうで、その運転手や同乗者のほとんどが溺死したとすれば6千人死亡という話も十分信憑性がありそうに思えます。中国当局は死者数は国家機密として公表しないそうですが、これはもうせめて国内だけでもしっかり公表して、洪水対策や都市の安全対策を推し進めるべきではないのかと思います。
 
コメント
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