かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

普通なら野党第1党が政権交代を目指すのは当然過ぎる話なのですが、先立つものがなさ過ぎてとても賛同できません。

2021-07-10 21:12:02 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は24℃、最高気温は31.1℃、五條市の最低気温は22.9℃、最高気温は31.4℃でした。今日も朝のうち晴れていてその後曇り、日差しがほとんど無くなりましたが、雨は降りませんでした。一応明日も雨かも? という予報ではありますが、この分だと降らないかもしれません。ただやたらと蒸し暑いので、一雨あって気温が行く文化でも下がったらいいかも、とは思います。

 さて、立憲民主党の枝野代表が、山形県連の大会にオンラインで参加してのたまうことには、「感染の封じ込めができず、事業者や生活困窮者などに対する支援が不十分で、政権担当能力の欠如を強く感じる」とし、「いますぐに政権を担うのはかなりの背伸びだという自覚もある」と言いつつも、「新型コロナからの危機を救うためには自己責任を強いる今の政治のあり方を、互いに支え合う社会に転換しなければならない」と続け、次の衆院選で政権交代を目指すという考えを改めて表明されました。
 野党第1党が衆院選ごとに政権交代を目指すというのは実に当たり前の話で、大いに頑張りなされ、というほかないのですが、支持率一桁という現在の党勢を前にしては、「かなりの背伸び」では済まない困難さが容易に想像されます。立憲民主党の母体であり、はるかに党勢のあったかつての民主党も、政権交代を成し遂げるまでには選挙ごとに少しずつ支持を広げてようやくのこと実現していますし、中選挙区制とは言え強力な野党第1党だった社会党も、結局自力では一度たりとも政権を取れなかった、ということを踏まえるならば、自分たちの状態が判っていれば軽々に「政権交代」など口にできるものでもないでしょう。敵を知り己を知れば、と古語にあるように、己を知らずフワついた夢物語を軽々に口にしては、いつまでたっても信頼も生まれませんし、党勢拡大にもつながりません。今は少しでも党勢拡大につながるように地に足をつけて地道にしっかりと「政治」活動に邁進されるべきで、それができなければいつまでたっても「政権交代」どころか支持率一桁の泡沫状態から抜け出せないのではないでしょうか。野党第1党がそれではたいへん困るので、なんとか考え直して欲しいと思います。

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