かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ワカメって産地偽装して儲かるほどそんなに価格差が生じるものなのでしょうか?

2022-02-15 20:30:04 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は0.2℃、昼間の最高気温は12.8℃、五條市の今朝の最低気温は−2℃、昼間の最高気温は12.7℃でした。今朝は快晴の青空が広がりましたが、10時過ぎには雲が張り出してきてすっかり曇り空に変わり、その後も時折日が差したりまた隠れたりを繰り返す今一つな空模様でした。それでもこれだけ気温が上がってくるのですから、2月半ばの日差しはなかなかに強力なものがあります。まあ日本海側に低気圧が足早に通り過ぎたために、南〜西のやや強めな風が吹いたのも気温上昇に一役買っていたのではないかと思います。
 明日は一転してまた寒波襲来で厳寒に逆戻りです。三寒四温と冬と春を行ったり来たりしながら、少しずつ春に寄せていく、ちょうど今はそんな季節の移り変わりの時期に来ているのでしょうね。

 さて、熊本県の漁協による中国原産アサリの産地偽装が大きな話題になりましたが、今度は静岡県の会社が中国産ワカメを「鳴門名産」と銘打って売りさばいていたとして、社長ら3人が逮捕される事件がありました。御年80の社長さんは、仕入先から購入していただけでそれが中国産とは知らなかった、故意にしていたわけではない、と話をしているそうですが、食料自給率37%という我が国においては国産の方が珍しく、その分高値で取引されがちです。このワカメ屋さんが悪いのか、卸先が悪いのかは不明ですが、消費者には国産原料か海外産か見分ける能力はないし、トレーサビリティも法的には牛肉と米だけ縛りがあって、後は単なる努力義務だったりするというザル状態とあっては、良からぬことを考えるヒトが出るのは簡単には防げないでしょう。と言って何でもかんでも法律で厳しく縛り付ければそのためにかかるコストがそのまま価格に転嫁されて何もかもがやたら高くなってくるでしょうし、これはなかなかに難しい問題だと思います。
 中国産だろうが国産だろうが、価格はものの品質だけで勝負! というようなことが徹底できればマシになりそうな気はしますが、それにしても消費者側がその品質の差を見抜ける目利きにならない限り、どこかで騙される可能性は拭い去れません。我が国で100%食料を自給できない以上海外から食料を持ってくるしかない現状において、消費者には何ができるのか、またどうしてほしいのか、色々と考えないといけない気がいたします。 
 それにしてもこの会社、社長は80歳、その息子の取締役が36歳、工場の責任者の女性が70歳でパート勤務とは、どうも不思議な関係に見えます。何より一番重要そうな工場責任者がパートタイムのおばあちゃんって会社として大丈夫なのか、心配になってきますね。

コメント
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