かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

シオノギが経口コロナ治療薬、田辺三菱が世界初の植物由来ワクチンと、対コロナ戦線も戦力が充実してきた感があります。

2022-02-25 19:27:01 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は−3.2℃、昼間の最高気温は9.4℃、五條市の今朝の最低気温はー6.1℃、昼間の最高気温は10℃でした。今日は朝から快晴の1日でした。朝の通勤時から熱量のある日差しを浴びたのも、職場の駐車場で、雲ひとつ無い青空を仰いだのも実に久しぶりの気がします。昼間も流れてくる空気は冷たいながらも日光を浴びるとポカポカとした陽気が心地よく、午後はそのへんで日向ぼっこでもしながらのんびりしたら気持ち良いだろうな、と想像しておりました。ただ、そのせいで朝はこの冬一番級に冷え込みましたし、夜の気温低下もそれなりに激しく、まだまだ寒いと感じます。その一方で鼻がムズムズしてくしゃみが出たり目がしょぼついたりと、薬を飲んでいても花粉症症状が抑えきれません。寒いのは身体に明らかに悪いので暖かくなってくれるのは実にありがたいのですが、そうなればなるほど花粉も舞うというのは実に厳しいです。

 さて、 塩野義製薬が、開発中の新型コロナウイルス感染症経口治療薬の製造販売承認申請を厚生労働省に行いました。もし厚労省が承認すれば、アメリカのメルク社、ファイザー社の傾向治療薬に続く3番目の薬となり、もちろん国内の製薬会社では初めての事例になります。塩野義製薬では、最終段階の臨床試験終了前に承認される「条件付き早期承認制度」の適用を求めているとのことで、それが認められればかなり早い段階で国産治療薬が出てくることになるでしょう。塩野義製薬では既に量産が進められており、3月末までに100万人分提供できる体制を構築すべく動いているところなのだとか。
 ただ、もっとも後発とは言え切れ味鋭い特効薬というわけでもないようで、本当に「条件付き早期承認制度」が適用されるのか、適用されたとして現場の医師が治療の選択肢としてこの薬を選ぶのかは不分明なところもあるようです。今のところ副作用は少ないということですし、これで効いてくれたらありがたい話ではありますが、はっきりするのには今少し時間がかかる模様です。
 一方、田辺三菱製薬がカナダにもつ子会社であるメディカゴ社において、植物由来の新型コロナウイルスワクチンが開発され、カナダ当局で正式承認されました。植物由来ワクチンというのが何でできていてどう効くのかニュース記事を読んでいるだけではさっぱり判りませんが、植物由来という技術自体は世界初なのだそうで、注目を集めているようです。まあビーガンなヒトには朗報かもしれませんね。日本でも7−9月には承認申請されるとのことですが、さて一体どんなものやら。多くのアレルギーが植物由来なことを思えばこれも一概に安全とは言い切れませんし、もう少し情報がほしいところです。
 まあ何にせよ予防と治療と、新型コロナに対する武器も増えてきました。そろそろただの風邪と言える状況が整ってきそうな気がするだけでも、気分が明るくなるというものです。

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