今朝の奈良市の最低気温は6.7℃、昼の最高気温は21.6℃、五條市の今朝の最低気温は4℃、昼の最高気温は22.3℃でした。今日は午前中は晴れていましたが午後になると薄雲が広がって日差しが途切れ、日没頃にはすっかり曇ってしまいました。雨雲レーダーを観ると、20時現在有力な雨雲が九州東端を超えて四国にかかりつつあり、この雨雲が明日朝までに更に東進して頭上にやってくるのでしょう。天気予報では、明日は朝のうちひょっとしたらまだ降ってないかもしれませんが、そうだとしても程なく降り出して後は明後日まで降り続く、結構本格的なり雨量を記録する雨になりそうです。その後金土は天候回復するも曇りがちみたいで、日曜日からはまた雨が暫く続くという生憎の天気が予報され、春の新学期は雨でスタートすることになりそうですが、道路の方も新学期混みに雨が重なって酷い渋滞がおきそうですので、意識的に早目に仕事に行ったほうが良さそうです。
さて、東海一の弓取りならぬ東海一の問題児? 静岡県の川勝知事が、いきなりこの6月議会で辞任することを表明されました。リニアモーターカーの建設阻止に情熱を燃やされていた姿は無く、憑き物が落ちたような表情に見えるような気がしましたが、辞任の直接の原因はこれまでにもさんざん重ねてきた舌禍事件で、今回は静岡県庁に新たに入ることになった新人職員への訓示で、職業差別発言をかましたことのようです。ネット上に訓示の全文が掲載されていたので読んでみましたが、ほぼ全体、知事の新人への訓示とはこんなものだろうな、という、割と平凡で面白みに欠ける、とはいえ儀式としては必要な内容と感じられる無難な話に終止していました。ところがわずか数行、「県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです」 と、自分たちは農家や工場労働者らと違って頭がいいんだ、と主張する発言をしてしまいました。この部分も全体としてはしっかり勉強しろ、知性を磨け、という当たり障りのない内容なのですが、このヒトの頭の中には農家や工場労働者は勉強ができない頭の悪いヒトが働いているのだというステレオタイプな職業差別意識が根強くあり、ポロッとこんな露出の仕方をしたんではないでしょうか? ヒトの上に立つ者のやっていいことではないですし、本当に頭が良いヒトなら、何度も舌禍事件を起こして不信任決議案を危うく可決されそうになったりもしないでしょう。
これでやっとお辞めになるようですが、実のところ、JR東海がリニア開通時期を大幅に後退させたのが一番の原因だったりするのかもしれません。大陸の方から「よくやったもういいぞ」とお許しでも出たんじゃないのかと邪推したくなりますが、リニアの工事停滞はこのヒト一人に翻弄されたような印象を受けますし、せっかく開通を楽しみにしていたのにという恨みもあるので、もう二度と公の場には出てきて欲しくないと思うくらいは許していただきたいです。