かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

またボーイング社で旅客機の不具合発覚? 今度は内部告発でFAAの調査が入っているのだそうです。

2024-04-10 18:53:38 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は3.8℃、昼の最高気温は19.6℃、五條市の今朝の最低気温は1.1℃、昼の最高気温は18.1℃でした。昨夜から今朝にかけての冷え込みは、冬が戻ってきたのかと思いたくなるような、強い寒気をもたらしました。お陰で余っていた灯油を幾ばくか消費出来ましたが、そこから日が上るや瞬く間に気温が上がっていき、春爛漫の気候に変じました。僅かな時間で季節が一気に進んだというか戻った感のある一日でしたが、これから日曜日にかけてどんどん気温が上がっていってまた初夏並になるという乱高下ぶりを示す模様です。この分では、ゴールデンウィークまでにもう一回くらい「寒の戻り」があるかもしれませんが、あんまり激しすぎる変化の連続には本当に困ったものです。

 さて、旅客機製造大手のボーイング社が、また揺れています。今度は内部告発によるもので、ボーイング社のエンジニアが、同社の主力機777と787ドリームライナーについて、その製造工程が一部短縮できるように変更されたが、その変更のため、「品質にかかわる2つの問題点」が発生し、そのために「機体の寿命を劇的に縮める可能性」があり、やがて「壊滅的な」不具合が起きるリスクがあると告発しました。ボーイング社は777についてはまだ言及がないそうですが、787についてはエンジニア氏の告発に対して、「内容が不正確であり、同社の包括的な業務を説明していない」と反論しています。2011年から飛び始めた787は、4万4千回の離着陸が可能で耐用年数は50年に及ぶとされていますが、内部告発が正しければその数値が大幅に少なく、短く誤っていることになります。更に件のエンジニア氏は、787に関する懸念を経営陣に訴えたものの無視され、更に787担当を外されて777担当に移動させられたとも訴えています。その777についても、機体部品の調節で基準に満たない欠陥機が出ていると指摘、777が400機以上、787が約一千機あると言います。これに対し、告発を受けたFAA(連邦航空局)がすでに調査を開始しており、エンジニア氏が主張する報復人事についても、「報復の心配なく自発的な報告が行われることが、航空の安全にとって極めて重要な要素になる」とコメントし、航空業界内での情報共有を強く奨励しています。調査がどれくらいかかるのかわかりませんが、もしこれがエンジニア氏のほうが正しいと判定が下ったりしたら、ただでさえ737MAXの件ですったもんだしているところに更に致命的な損害を与えかねない話であり、名門ボーイング社が消えてなくなるやもしれない一大事になるかもしれません。結局はFAAの白黒判定次第で、その結果を待つよりないでしょう。

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