今朝の奈良市の最低気温は16.2℃、昼の最高気温は28.1℃、五條市の今朝の最低気温は12.9℃、最高気温は28.5℃でした。今日も昨日同様朝からよく晴れて、夕方まで曇りなく秋の日差しが届きました。そこで、敷布団を干してみました。3時間ほどでかなりふかふかになりましたので、きっと今夜は心地よく寝られることでしょう。
さて、この休みは、ちょうどYou Tubeで「宇宙戦艦ヤマト」の第1話から5話までのHDリマスター版が視聴できるようになっていましたので、久しぶりにゆっくり観てみました。とても半世紀前のものとは思えないくっきりはっきりした映像で当時のヤマトを改めて観ることができるとは、良い時代になったものです。オープニングで雄々しいヤマトのシーンを魅せながら、1話本編では全くその姿が描かれることはなく、描かれたのはラストシーンでの赤茶けた錆まみれで赤茶けた大地に傾いて半ば埋もれる戦艦大和の残骸のみで、OPの姿を観るには1週間待たねばならないという引っ張りまくりな演出は、それまでのテレビ漫画にはありえないものでした。当時も大分と肩透かしを食らったような気分を味わったように思いますが、初放送時の視聴率低迷は、そんな「大人な」見栄えを理解できず、1話切りした当時の子供たちのためもあったのではないでしょうか。幸か不幸か私はそんな焦らし演出にめげず、第2話の猛攻撃を食らう中、錆をふるい落としての起動と主砲による敵の粉砕、第3話の長距離ミサイル接近と波動エンジン始動の焦れまくる緊迫感、第4話のワープ直前の被弾した機体回収、第5話の波動砲の衝撃と発射直後木星に飲み込まれようとするヤマト、と毎回ハラハラドキドキしどうしで、その物語にのめり込んでいったものでした。この今にもやられそう、そこで全て終わってしまいそうというレベルのハラハラドキドキ感は、あまり他の番組では無かったような気がします。1話切りした子供がどれくらい居たのかわかりませんが、もし居たとしたならもったいないことをしたものだと思います。
もちろん今観たらあちこちアラも見えますし、おいおい、と言いたくなるようなシーンも無きにしもあらずではありますが、50年前の私はアラに気づかなかったのですからそれで十分でしょう。ただ、第1話のOPがいきなり軽快なイントロで始まったのは個人的にはいただけませんでした。本放送では第1話のOPは悲壮感と哀愁漂う音楽なしの朗読のような歌い出しで、タイトルが持ち上がってくるときの重厚な鳴り出しが魅力でしたのに、できればそれもきちんと再現して欲しかったです。