今朝の奈良市の最低気温は18℃、昼の最高気温は27.8℃、五條市の今朝の最低気温は14℃、最高気温は28.3℃でした。今日も朝からよく晴れましたが、昨日よりは雲が多く出て、日差しが陰る時間も多いような天気でした。午後は少し強めの風が吹いていましたが一方で蒸し暑さも覚え、明日の雨が近い様にも感じられました。明日は昼間の降水確率が50%と、雨と予報されるには若干低めの数字になっていますが、多分少しは降ってくるのでしょう。少々面倒ですが、帰りに降らないように願いたいものです。
さて、日本時間午前1時6分、アメリカのケネディ宇宙センターからは、はるか木製に向けて航空宇宙局NASAの探査機「エウロパ・クリッパー」が飛び立ちました。発射にはスペースX社の大型ロケット「ファルコン・ヘビー」が用いられ、打ち上げられた探査機からの信号を確認、木星付近でも十分な発電能力のある全長30mもの太陽電池パネルがしっかり開いていることが確認されました。「エウロパ・クリッパー」は、その後木星までの29億キロを約5年半かけて飛行し、2030年4月にエウロパへ到達、その後4年間かけて49回エウロパへの接近飛行を試み、最低高度25キロまで近づいて、エウロパの探査を行います。探査目的は、エウロパに生命の可能性を探ること。エウロパはその表面が厚さ数キロとも言われる分厚い氷で覆われ、その氷の下には、地球の海の2倍にもなる莫大な量の水があると言われています。今回の探査ではその氷の実際の厚さを測定し、更にその下にあるとされる液体の水の存在を確認します。更に生命誕生に欠かせないとされる各種物質を探索する予定なのだとか。更に研究者らは、土星の衛星エンケラドゥスで確認された間欠泉のような水蒸気の吹き出し「プルーム」がエウロパでも確認できるのではないかと期待しているそうです。エンケラドゥスでも、探査機カッシーニがプルームを通過してその成分を分析、塩分・二酸化炭素・アンモニアやリン酸などの他、複雑な有機物も発見していて、生命存在への機体が高まっていますが、エウロパでも同様であれば、太陽系内に生命が存在しうる星が更に増え、地球での生命誕生の謎にも迫る貴重なデータが得られるようになるに違いありません。まあそれ自体も楽しみですが、カッシーニや木星探査機ジュノーから更に進んだんじゃないかと期待されるカメラによって超至近距離から撮影された木星の姿が観られるんじゃないかと期待しています。到着まで5年半ほど、なんとか元気に木星、それとエウロパの鮮明な姿をこの目にしたいものです。