かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

輸送業界でも中抜きが常態化? これに対して国が調査するのだそうな

2024-10-29 19:59:01 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は15.6℃、昼の最高気温は17.7℃、五條市の今朝の最低気温は15.1℃、最高気温は16.2℃でした。今日は朝から雨模様の生憎の天気で、一時傘を差していても濡れかねないほど強めの雨が降っていました。雨は時々止みますが、夜になっても相変わらず降り続けているようで、時折窓の外から雨音が聞こえてきます。この雨は今夜未明まで続き、明日から明後日にかけてゆっくりと天候が回復、その後また雨になって、連休明けくらいからようやく安定した秋晴れの空が現れてきそうです。
 しかしついこの間まで一日の気温差が10℃以上というのが続いていたのに、今日は朝から晩までほとんど気温差がなく、冷やっとした湿り気がまとわりついてきました。秋らしい爽やかな空気がなかなか感じられない10月末ですが、11月には少しは秋っぽくなるのでしょうか?

 さて、国土交通省が、トラック業界の多重下請け問題にメスを入れることにしたのだそうな。まずは実態調査のため関連業者に聞き取りを行い、11月下旬にも結果をまとめるとのこと。多重下請けなんて電通関連かソフトウェア開発でしかお目にかかれないものかと思っていましたが、トラック業界でも、自らトラックは持たずに、トラックを保つ複数の零細事業者への運送の手配でお金を稼ぐ「中抜き」事業者が数多く存在するのだそうです。調査内容は、サービスに見合った手数料設定か、など、仲介業として適切な事業を行っているのかというあたりになるらしいですが、それらの調査を元に、中抜き構造が最終的な運賃に及ぼす影響を精査し、2025年中には必要な対策を講じる予定のようです。
    業界団体も、下請けを2次までに制限することや、荷運びの仲介のみで手数料を稼ぐ事業者への規制などの対策を求めているとのことで、国会でも見直しに向けた機運が高まっているとマスコミが語っています。
 なかなか報われない現場最前線というのは色々な業界でありそうな話ですが、その報われない理由が中抜きだとしたら、これは中抜き事業者が恨まれても致し方ない話であろうとは思いました。もっとも、顧客の細かい要望に対し、応えきれない零細運送事業者らへ、その得意分野や仕事の空き具合を見て適切に仕事を斡旋していくような仕事が必要な業界なのだとしたら、一概に中抜きを責めるわけにもいかないでしょう。この国土交通省の調査がもしうまく機能するのなら、優良な仲介斡旋事業者か悪質な中抜き事業者かわかってきそうなものですし、適切な仲介手数料なども見えてくることでしょう。健全な業界の発展のため国土交通省にはしっかりとお仕事をこなしてもらいたいものです。
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