かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

線状降水帯発生、気象庁はほとんど予測できず。局地的なごく狭い範囲の天候の予測は、まだ精度が低いようです。

2024-10-18 20:03:24 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は21.7℃、昼の最高気温は26.2℃、五條市の今朝の最低気温は19.2℃、最高気温は24.3℃でした。今日は、北では曇り、南では雨になりました。今日は仕事で早朝から奈良市へ出かけていたのですが、降りそうな雲の様子の割には結局夕方まで降りませんでした。ところが朝は降っていなかった橿原市まで帰ってきてみれば、道路が濡れてところどころ水たまりができており、それほど外れていない時間帯に雨が降っていたことが見て取れました。五條市は朝のうちから断続的に雨が降り続いていました。更に南の十津川村では雨量が五條市よりも大きく、一時かなり強めに降っていた模様です。こんな調子で、ほんの2、30キロづつ程度の違いですが、北から南に下がるほど雨が頻繁に、強く降っていました。明日は天気予報では昼から雨のようですが、多分もう少し早く降って来るような気もします。いずれいせよ日差しは期待できそうにないですし、休日仕事は日曜日の空に期待ですね。

 さて、気象庁は、線状降水帯がこの5月から9月の間で全国で15回発生したと発表しました。一方、予測としては81回発出され、うち8回だけ当たりました。また、予測してないのに発生した件数は17回中9回ありました。事前の想定的中率は25%とのことですので、当てたのは1割弱、一方、予測なしの発生は53%で事前想定が50%なのでほぼ同じになりました。当たったのはほぼ九州での事例で、9月下旬の能登半島豪雨や7月下旬の山形県での大雨は当たりませんでした。気象庁によると東北北陸の事例は局所的すぎてこれまでの九州の事例を元にした予測システムが太刀打ちできなかった模様で、「今後検証していきたい」と気象庁長官がコメントされました。
 線状降水帯は現象として確認されたのが比較的新しく、まだ十分なデータが得られていない気象現象なのかもしれませんが、的中率の期待値が25%というのは、予報としてはちと低すぎやしないでしょうか? 線状降水帯のデータを集めて研究していくのはどんどんやるべきだと思うのですが、その一方で、予測の的中確率が期待値からして低すぎるような予報を一般公開する意味があるのか疑問に感じます。予測できなかったのに発生した事例も半分を超えているところをみても、まだまだ線状降水帯の発生要因は十分に解明できていないのでしょう。せめて、もう少し精度が上がってから警報として発出すべきだと思うのですが、そのあたりの見直しは、されるんでしょうかね?
コメント
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