今朝の奈良市の最低気温は14.7℃、昼の最高気温は20.2℃、五條市の今朝の最低気温は13.9℃、最高気温は19.4℃でした。今日は朝からずっと曇りで、午後遅くから雨が降ってきました。日没後一時降り方が強くなりましたが、その後も断続的に弱い雨が降ったり止んだりしています。この雨雲、九州の南海上に蟠る大きめの雨雲から枝分かれして四国上空を経てこちらに流れ込んできているようなのですが、この南の雲の塊は何なんでしょうね? 気象衛星ひまわりの画像を見るとフィリピンの北から台湾、中国大陸の東海岸までの範囲で大きめの雲があってそこから東に向けて大きな帯状に雲が広がっているのですが、フィリピンでウロウロしている台風の成れの果ての一部だったりするんでしょうか? この雲たちのおかげで明日も明後日も雨という生憎の天気になりそうなのですが、面倒くさい話です。
さて、石川県金沢市の中心部、名勝兼六園近くの交差点の信号が、10月17日から歩車分離式に変更となりました。この交差点は兼六園に向かう観光客が多く、過去5年間で8件の人身事故が発生する危険地帯になっています。そこで、交通事故防止のための交通実験が始められたとのことです。実験開始当時、北の橋場町から来る国道249号線だと思いますが、南行きがこれまで直進と右折が可能だったところが右折専用となって直進できなくなるという変更があったこともあって大分通りかかる車の運転手に混乱を招いたり、朝夕の通勤ラッシュ時の渋滞がひどくなったりしたという話も聞きますが、11月22日までというこの実験、現状ではどうなっているのでしょうね? 歩車分離式は確かに歩行者の安全確保や右折時歩行者が延々渡り続けて車がなかなか通れなくなると言った観光地ならではの問題も解決しうるので基本良いことだと私などは思うのですが、現場で混乱しているようなら方法自体を考え直さねばならないのかもしれません。
それにしても、交通実験にせよルール変更にせよ、運転手らを混乱させるようなやり方は極力避けて欲しいものです。一度ハンドルを握った以上、注意を払わず漫然と運転するほうが悪いというのは正論だとは思いますが、あえて事故を誘発しかねない混乱を招く行為も正しいとは思えないですし、関係者も当然承知して万全を期しているとは思いますが、やるからには慎重の上にも慎重を期して行うべきなのは言うまでもないでしょう。実験である以上いろいろうまくいかないところも出てくるかもしれませんが、歩行者、自転車、自動車らが、誰でも安全かつスムーズに通行できるいい方法を見つけ出して欲しいです。