かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

高々実刑2年半の事件でどうして世間はこんなにも大騒ぎするんでしょうね?

2007-03-16 23:59:11 | Weblog
 今日は朝はそれほどでもなかったのに、夕方からどんどん冷えてきて、今はストーブを焚いていないと耐え難いほどに寒くなっています。気温自体は案外それほど下がっていないのかもしれませんけど、ずっと暖かに過ごしてきたせいか余計に堪えるような気がするのです。本当に、2月よりも寒い3月、という不思議な気候に翻弄されています。明日は昼間も随分寒いらしいので、気をつけて暖を摂るようにいたしましょう。

 さて、証券取引法違反の罪に問われた堀江被告に実刑判決、という報道、北陸電力の志賀原発関連の記事とか民主党の政治資金虚偽申告を端っこに追いやっての夕刊一面に堂々の登場でした。どちらの方が我々国民や国そのものにとって大きな事件なのか、という点で私などははなはだ疑問に思いますし、第一まだ地裁の判決でご本人も直ちに控訴したところを見ても、次の高裁で負けてもきっと即控訴で最高裁まで争うのは必定のような気もするわけで、となると地裁の判決など長い長い裁判の単なる一里塚に過ぎず、とても大騒ぎするほどのことでもないような気がするのです。とはいえ、何かにつけてとにかく世相を騒がせた張本人の裁判ということで注目を集めるのも致し方ないことなのかもしれません。私はいまだにこの人の「犯罪行為」というものが一体なになのかもう一つ理解できないでおりますし、法が想定していない抜け穴を突いたことがそんなに非難されねばならないことなのか、その方法でお金をもうけたことがそんなに悪いことなのか、どうも釈然としないところがあります。想定しない部分を突かれたのなら即座にその「穴」を埋めれば良いわけで、逆にそういう弱点を教えてもらった、と言っても良いのでは、とも思えるのです。私はこの元社長の人柄などまるで買ってはおりませんし、人を人とも思わない態度や言動、目立つことに全てをかけているかのような行動ははっきり言って好きではありませんが、そんな好悪の感情とは別に、そのような「穴」を放置してきた側の責任とか、この元社長によって損をさせられた、とのたまう投資家の方々自身の危機管理意識とかが問われず、ただ一人に罪をしょっかぶせてさまざまなひずみを一挙に片付けようとしているかのごとく見えるのが、どうにもよろしく見えないのです。そんなことよりも、86本の制御棒のうち、たった3本がおかしくなっただけで制御不能になるような原子炉の構造とか、ねじ一本で前輪が出なくなるような飛行機の方が、よほど恐ろしいですし真摯なる対応が必要な事態ではないかと思えてなりません。ついでにあからさまな虚偽申告を間違いでした、と訂正届けをして事なきを得ることが出来るような政治のあり方にも、少々冷たいものを覚えます。所詮経済や法律の論理と相容れない固い頭の持ち主である私にとっては、たかだか実刑2年半足らずの刑しか科せられない事件の重大さなど到底理解することはできないのでしょう。



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富士山って、どうしてあんなに綺麗なんでしょうね。

2007-03-15 21:34:56 | Weblog
 昨日は朝から時間的余裕の全く取れない慌ただしいだけの東京出張で未明に帰宅し、今日はその報告もそこそこに日常的な仕事で一日明け暮れ、ようやく一息ついたところですが、まあ仕事の忙しさは当然といえば当然な部分もありますし、もう少し余裕のあるときも時にはあるのでそのこと自体は割り切ってこなすわけですが、淡々とした仕事の中にも喜びは結構見出せるものです。たとえば東京へ明るいうちに移動するときもっとも楽しみなのは『富士山』が見えるかどうか。ほんの数分のことではありますけど、窓外に広がる雄大な光景は、一度見ると病みつきになるすばらしさです。今回は見事に晴れ渡った空を背景に、頂からかなり下のほうまで真っ白に着飾った秀峰を、存分に楽しむことが出来ました。どっしり構えた雄大さと、なめらかにどこまでも続く稜線の曲線美は、まるで凛々しさと艶めかしさを併せ持つ飛鳥仏のように、一種哲学的な存在感をもって迫ってくるかのようにさえ感じられます。この山をいつでも見ることができ、その姿を生で感じることができる、というだけで、日本人として生まれてきた幸運を喜んでいいのではないかと私などは思います。
 それに地下鉄や山手線も、近頃は色々事故やら遅延やらでにぎわしいですけど、それでもいつも時間を気にせずとにかく駅まで行けばほとんど待ち時間なしで電車に乗れるという至便性は、田舎者にはまさに驚異です。そして、すぐに次が来るというのにそんな電車の発車間際、閉じかけたドアをこじ開けるようにして飛び乗るヒトの存在も、失笑混じりの驚きを覚えます。一本逃せば30分は次が来ない田舎ならともかく、何故にあんな馬鹿な真似をするのか、田舎者には計り知れない不思議な光景で、そんなものを観察するのもまた、一つの楽しみでもあります。そんなこんなでとりあえず往復富士山を堪能し、無事帰宅したのでした。

 さて、高知空港での胴体着陸事故は、前輪収納ドアを開閉するための装置についていたボルトが一本、抜け落ちていたのかはたまた最初から嵌まってなかったのか、とにかくしかるべき形でしかるべく働いていなかったがゆえに起こった、わかってみるとあまりに単純で、その単純であるがゆえにはなはだ恐ろしい現象であることを知らしめてくれました。開閉装置である油圧機構も、それが異常をきたしたときに手動で動かす機構も、結局そのボルト抜けしていた装置の手前で動いているシステムであって、そこまでは2重のフェイルセイフが働くように出来ていたのに、最後の、最も重要とさえいえる部分が安全装置なしの状態になっていた、というのは、設計上での盲点だったのでしょうか。たとえば、どうしても開かないときに備えて爆薬か何かで開閉ドアそのものを外側に吹っ飛ばすような機構を付けるとか、緊急手動装置は全く別系統の開閉装置で構築しておくとか、重要な装置については最後の最後までせめて最低2重の安全性が担保されるような設計になっていれば事故の確率を下げられたのではないかと、素人ながら思います。まあ今回は機体が完全な形で残っているわけですし、設計上の盲点も含めて、この機会に徹底的な調査を行い、将来の空の安全を担保してもらいたいものです。それと、一刻も早くこの種の問題に司法を介入させないようにするシステムを、日本も早急に打ち立てるべきです。

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一歩間違えば大惨事でした。

2007-03-14 07:49:42 | Weblog
 これからちょっと遠方に出張るので、今晩中に帰って来れない可能性を鑑み、朝のうちに日記付けとこうと思います。どうも朝から日記というのもヘンな感じなのではありますが。

 さて、昨日は私が2周年記念にうつつを抜かしているうちに、驚天動地な大事件が高知県で起こっておりました。旅客機の前車輪が出ず、空港へ胴体着陸した、というのです。前輪なしの胴体着陸自体は比較的対処しやすいトラブルなのだそうですが、日本の空港のように滑走路の長さに余裕の無いぎりぎり設計なところでは、そのしやすいはずの対処も一段か二段難しくなっているのではないか、と思います。それでもきっちり機体を下ろし、乗客乗員の安全を確保した機長ら搭乗員の錬度の高さと非常時を乗り切った精神力は、素直に拍手を送りたいと思います。
 それにしても事故を起こしたプロペラ機、どうもデビュー以来トラブル続出の札付飛行機な印象があります。前輪を出し入れする通常の作動機構に加え、万一に備えて付けられている緊急手動装置まで動かなかったというのが衝撃的です。フェイルセイフを担保する2重、3重の安全設計のどこかに、気づかなかった、見落とされた問題点が潜んでいた、ということなのでしょうか。この飛行機は従来機に比べて高速・低騒音で長距離が飛べる優秀機であり、製造会社も従来故障などのトラブルがほとんど無く、前輪関連の装置類もいわば枯れた技術で、そうそうトラブルなど起こらないのだそうです。しかし、製造会社は現在経営が厳しく、製造時のコストダウンなどがトラブルにつながっている可能性もある、との指摘もあります。
 ひょっとして、外国にも「2007年問題」みたいなものがあるのでしょうか? それともかつて日本が戦争中、未熟な学生などを工場でこき使って、設計性能を発揮できない飛行機を量産したがごとく、高給取りの熟練工を切って安い労働力に切り替えるなどしたのでしょうか。いずれにしても原因究明が待たれるわけですが、 日本でも車やガス湯沸かし器、ファンヒーターなど生活に密着した道具類でトラブルや死傷事故が絶えませんし、精密運営で日本が誇る鉄道網でもここ最近目立つトラブルが多発しており、この問題はただの外国製飛行機1機だけの問題ではないかもしれません。

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2周年記念CG(?)をアップ!

2007-03-13 22:20:25 | ドリームハンター麗夢
 先週連日描いてます言ってた画像をアップいたします。本当は明日上げたほうがなんとなくまだしも様になるのですが、明日はひょっとしたらブログを書けないかもしれないので、念のため早めのアップです。とは言え、本来は1ヶ月前に出すべきネタだったので、少々気恥ずかしいのは否めません。更に申し上げれば、原案自体は昨年の2月に作ったものでして、結局14日には下絵から一歩も進まず到底間に合わず、1年送ったらまた間に合わなかったといういわくつきの一枚。そこで苦し紛れに(笑)2周年記念に引っ掛けて仕上げたという体たらくでした。
 それと、元来は4×4で16人のつもりだったのですが、あと白川哀魅と夢見小僧とを漬け、あと2つ、というところでハタと手が止まりました。夢騎士の夢魔の女王とか美衆恭子とか考えたのですがいまいちパッとしませんし、夢御前さまは麗夢と同じになってしまいそうですし、いっそ美衆恭章のほうが面白かったりするかも? などと方向性がどこかに吹っ飛んでしまいそうなことまで考えあぐねた末、色情報が無いのを理由に、二人をはずし、4×3に仕上げたのでした。まあ来年は形を変えて白川哀魅、夢見小僧、夢御前さまとムックに載っていた人間体アルファでも足して、16人体制で何か描くことを考えてみたいと思います。あ、今のところあくまで考えるだけですから、来年の今頃「話が違~う!」と怒鳴り込まれないようにお願いいたします。というか、来年も1ヶ月遅れにするつもりなのでしょうか、私は。

 多人数キャラを描くのは正直言って手に余るというか、もう大変なんですけど、こうしてとにもかくにもCGを描いておりますと、上手い下手は別にしてやっぱり面白いです。1人1人のキャラを考えながら、性格に沿う形にしてみたりするのはもちろん、逆に思い切りはずしてみたりすると意外に面白かったりして、多分描きながら一人ニヤニヤしていたんではないかと思います。右端の高宮姉妹なんて、原作からしたら別人の明るさですし、美奈ちゃんはやっぱり伏し目で恥ずかしがっていて欲しいなどと妄想をたくましくするのは楽しいものです。絵のほうも、7年間取り合えず描き続けてきた甲斐もあるのか、それなりに自分の思う形に近いものができるようになっております。そしてそうやって想いが形になる、というのが、ことのほか楽しかったりするのです。これは、文章をつづるのとはまた違った趣の楽しみで、苦労のほどもまた違います。麗夢女性キャラ総出演! な短編小説(『鏡の悪戯』)をサイトにアップしてますけど、創作にかかった時間、手間、苦労などはこの絵の方がはるかに上です。でも、私にとってはどちらもかけがえの無い甲乙つけがたい楽しみです。どちらもまだまだ精進あるのみ、ではありますが、ずっと麗夢世界を満喫するために、私は両方を楽しみ続けることでありましょう。こうして自分自身に加えて、麗夢ファンの方々も楽しんでもらえるなら、それに過ぎる喜びはありません。
 ということで、かっこうのつれづれ2周年記念特集は、このあたりで打ち止めといたしましょう。

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あがいてあがいてそれでも自然に翻弄されるのが、ヒトのサダメなのかもしれません。

2007-03-12 22:43:02 | Weblog
 2月よりも3月の方が寒く感じる今日この頃、つい2週間ほど前までは、このまま一気に春になって冬は無くなるんじゃないか、とまで思っておりましたのですが、気候というものはそう一筋縄では行かないということを実感いたしました。とにかく寒く冷たいですし、そのせいか少し喉が痛くなって、明後日仕事で東京まで行かねばならないので悪化しないか、とそれはそれで冷や冷やしています。夕刊には真っ白に雪化粧した彦根城の姿が映し出されていましたし、米原でも27センチの積雪になったそうです。新幹線は大丈夫でしょうか? 時間厳守遅刻厳禁な仕事内容なので、これもまた少しばかり不安が募ります。予定より1,2本早いやつを選ばないといけないかもしれません。

 さて、自然というものはかくも気まぐれで当然ながらヒトの指図など歯牙にもかけないものですが、大阪でもそんな自然の力に翻弄されるヒトの営みの矮小さが際立ったような事件が夕刊一面に報道されておりました。この間鳴り物入りで開通したばかりの地下鉄新線の駅で、漏水が頻発しているそうです。駅が11あるそうですが、その全てで天井や壁に水漏れが生じ、その総計が60箇所にも達しているのだとか。私も大阪へ出たときに地下鉄は頻繁に利用するのですが、この新線については正直あまり気にかけておりませんでした。利用することはまず無い路線ですし、そもそもどこを同通っているのか、あまりはっきり知らなかったりもします。大阪市民にとってもどうやらなじみが薄いらしく、利用者数が計画の三分の1しかいないそうです。利用者が少ないから、改修に大きな予算がかけられない。するとますますあちこち具合が悪くなってきて、ヒトの足が遠のく。すると更に予算が削られ・・・という悪循環が生じつつあるみたいなのですが、それ以前に、建設当初から水漏れは予測され、それに対応した新技術を投入したにもかかわらず、予想通りの事態を迎えているあたり、所詮小手先の業ではいかんともなしがたいものなのか、とある種の無力感さえ漂う気がいたします。それよりも、水漏れがどの程度の規模なのか、新聞紙面からはうかがい知れませんが、駅以外の場所ではどうなのでしょう? そして、その水漏れで駅や地下鉄そのものが危険にさらされるようなことは無いのでしょうか? この地下鉄、淀川の下を潜っているのですが、万が一淀川の底が抜けるようなことがあったりしたら、などと、専門家に言わせれば鼻で笑われるようなことでも、想像して恐ろしく感じたりもいたします。ここはそんな心配は杞憂にすぎない、と、その安全性について専門家のしっかりしたコメントを掲載していくのも、マスコミの責務だと私は思います。

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今日は一日我が「青春」の歌を聴きながら過ごしました。

2007-03-11 21:54:43 | Weblog
 昨日はやはり想定していた通り朝から通常勤務で仕事することになりましたが、今日は何とか休みを確保しました。私が仕事についたころは週休1日は当たり前だったのですが、久々に味わう日曜日だけが休み、という状況は、少なくとも今のところ、案外悪くないように感じます。生活がダレませんし、昨日など通常の週休2日の状態なら完全に夜更かしして今日は10時過ぎでないと起きることが出来ないというのが通常パターンがすっかり崩れ、いつもの通り早寝早起きで、今朝7時には目覚めておりました。せっかくの休みだからもう少し寝ようと布団に包まっていたのですが、結局目がさえてしまって惰眠をむさぼることが出来ません。でも、結局はそれが身体のためにはいいような気がいたします。夜更かししていると10時間寝ても眠気やだるさが取れない感じですが、ちゃんと早く寝れば6,7時間で十分休息をとることがかないます。一説には短時間睡眠も長時間睡眠も寿命を縮める要因になるそうですから、たとえ週1回2回といえども通常の1.5倍の睡眠時間というのは止められるなら止めた方がよいでしょう。それが土曜日一日仕事するだけで回避できるのですから、簡単なことです。この際世の中週休2日制は止めて、昔の通り休みは日曜日だけ、という状態に戻してみてはどうでしょう。まずは公務員と教員は週休2日を止め、役所も学校も休みは日曜日だけ、ということにしても良いのではないかと思います。特に学校は、私立の学校ですと週休1日も珍しくは無いでしょう。公立だけが週休2日というのはどうも腑に落ちません。

 さて、しばらくかかりきりだったCGもとりあえず片付いたので、まずはしばらくほったらかしだった環境整備から手をつけようと混沌が支配する我が部屋をあちこちいじってきたのですが、片付ければやはり得られるものもあるわけで、随分昔のCDなども出土しました。戸川純なんですが、どういうわけかこのちょっと異常な歌が私は大好きなんです。「肉屋のように」とか「ロリータ108号」とか「レーダーマン」とか「極東慰安唱歌」とか。「みんなのうた」に出ていた「ラジャ ラジャ マハラジャ」も好きでしたし、というか天下の公営放送がよく戸川純を出したな! とその英断に歓喜したものでしたが、どうも一般には受けが悪いみたいで、カラオケで「隣の印度人」とか歌ったりしますと、本人は実に気持ちいいのですが、周りからは完全に引かれます。まあそんなこんなで学生時代から聴き続け、大阪であったコンサートにも行ったりしました。ちなみに私が歌手のコンサートに行ったのは全部で3回。戸川純と鈴木さえ子と遊佐未森だけで、クラシックを除いて滅多にコンサートなど行かないのですが、初めてコンサートに行ったのはこの戸川純だったのです。
 それくらい入れ込んでいたわけですが、そういえばこの数年その歌を聴くことも無く、CDもどこへ行ったやら? というようなことになっていたことに、今日気づきました。
 というわけで、久々にその歌に浸っております。アルバムを何枚か見つけたので、しばらくはまた戸川純三昧になりそうです。

 そういえばこのヒト、今なにしてるんでしょうね?

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今更ながら、2周年記念の口上を述べておきたいと思います。

2007-03-10 21:41:03 | Weblog
 ・・・というわけで、気分一新、春らしさを覚えるテンプレートにやり替えてみました。2周年記念日にやっとけば良かったですね。でも、気づいたの昨日でしたし。確か2月末には、「あと1週間だな」と意識していたのですよ。ところが気づいてみると既に何日も過ぎた後。ちなみに当日のネタは、霊感商法を助長する霊能特集に警鐘を鳴らす弁護士集団、という話。これはこれで私の好きな話なのですが、記念日を忘れてまでする話ではありませんね。
 さて、この2年で日記を飛ばしたのは昨日も書きましたとおりちょうど20日。多いと見るか少ないと見るか、判断は分かれるところですが、出来れば2週間くらいに抑えたかったな、というのが今の素直な心境です。特に、1年目は9日間でしたから、2年目は2日多く日記を書けずにいたというのがなかなかに複雑な思いを抱かせてくれます。私自身はそんなに休んだつもりも無かったのですが、ちゃんと原因はありました。昨年8月、1日から5日まで、5日間も日記のない空白の日付があるのです。この原因は、もちろん8月の祭典、夏コミ準備に他なりません。日記を読み返してようやく思い出しましたが、ほんとにあのころはてんてこ舞い、という言葉そのままの毎日でした。この日記つけるのに普段はおよそ20分から30分程度必要とするのですが、それすら取り得ないくらい時間に切羽詰っていた、ということになります。でも今にして思えば、一言くらい、たとえば作業進捗状況とか、1行だけでも書いてアップしておくんでした。
 この5日分を有給休暇分、とみると2年目の空白は逆に1年目より3日少ない6日間となり、2年トータルで15日間と、ほぼ望んでいた日数に抑えられたとも言えます。・・・少々むなしい計算ではありますが(苦笑)。
 そこでそんな反省も踏まえて、今年は真正に空白日数を減らす事を目標にしたいと思います。できれば3年目で3週間、と計算したいのですが、それだとあと1日しか抜かすことが出来なくなるので、ちと後退して、目標は2年目補正地より少なく、最大5日程度に抑える、ということにしたいと思います。絶対毎日更新! と宣言するのは簡単なんですが、正直言って到底更新環境など望めない田舎に泊りがけで出かけることも年に1回や2回はあるという仕事柄、無理とわかっていることをやりたくは無いのです。
 というわけで、また一年、といいつつ既に数日すぎているのですが、それはとにかくまた一年、倦まず弛まず無理せず忘れず、一日千文字目標に、続けて参りたいと思いますので、ご覧いただいている皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

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マリみて新刊情報やスギ花粉やCGに気をとられておりましたら、大事なことをすっかり忘れてました。

2007-03-09 22:54:08 | Weblog
 3月も三分の一を過ぎようという頃合い、ぼちぼち「マリみて」の新刊情報が出てないか、と公式サイトをのぞいてみましたら、ありました。3月30日(金)、副題は「あなたを探しに」、だそうです。別のサイトで確認したところでは、永きに渡り引っ張りに引っ張った物語の結末が、ようやく訪れるようです。いや、本当に長かった。「子羊たちの休暇」から数えて15巻目、「未来の白地図」から6巻目にしてようやく、ですから。まあここまで待ったら後三週間ばかりなどあっという間でしょう。楽しみにその日を待ちたいと思います。
 
 それから、今日ようやくこの数日かかりきりになっていたCGも一応の完成をみました。とりあえずしばらく置いて再度見直してから、しかるべく公開するつもりでいます。一月遅れの記念CGということで、出来れば日もあわせて出したいですね。ただその日は大忙しの予感でそんな暇はとてもなさそうな気配なので、少し前になるとは思います。

 忙しいといえば今もまた大変忙しい状態で、明日も休日返上で仕事三昧に明け暮れることになります。3年間続けてきた大仕事の仕舞いをして一息ついた、と行きたかったのですが、世の無常はそんな惰性を全く許そうとせず、私を次へ、次へと狩り立てていきます。まあ、自分が暇になればただ怠惰に沈むばかりな性質であることを良く理解しているので、こういう状態はある意味望ましいとさえいえるのかもしれませんが、多少は休むことを考えに入れておかないと、永久機関でもあるまいし、いつかは燃料切れを起こすことは必定です。そろそろそのあたりの呼吸を学ぶべきなのですが、ついつい怠惰に流れるか多忙に流されるかの二者択一をしてしまうあたり、まだまだ不惑には遠い至らなさを覚えます。適度な速度で休まずたゆまず亀のごとくぼちぼち歩いていければいいんですが、ウサギの性質にどっぷり漬かる私にはなかなかその境地に至ることは難しいみたいです。

そういえば、スギ花粉はそろそろ終息の感じですね。長かった花粉の季節も終わり、サクラの花がちらほらするころには、・・・! と続きを書こうと思っていたところでふと気がついたのですが、いつの間にかこのブログ2周年を越えてしまっているではありませんか! 2005年3月5日にスタートして以来今日で714投稿。2年間で休みは20日。まあこの私がよくもここまで続いたものよ、と一年前とほとんど同じ感慨にふけつつ、ぼちぼちまたテンプレートを変えてみようかな? と考えている次第。
2周年記念を何か考えませんとね。



 
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身近な人がプロデビューなんて、うれしい春の訪れです!

2007-03-08 23:00:40 | Weblog
 寒い寒いと警戒するからなのか、朝は案外それほど寒さを感じませんが、夜帰宅するときは結構寒く感じます。特に今日は昼間本当に久しぶりに雪がちらつくのが見えたせいなのかもしれません。それ以外は比較的良く日も照って、風が冷たい割にはそれなりの暖かさに感じたのですが、さすがにあの2月のまますんなり春にはなってくれそうに無いですね。まあ季節相応、もうじき本格的な春になることでしょう。

 さて、「春」といえば、昨夏の記念誌2006ですばらしい漫画を掲載いただいた麻砂貴さまが、このたびプロ漫画家としてデビューされたとのことです。
掲載誌は竹書房が出している「ドキッ!Special」4月号とのことで教えていただきました。同誌は現在、書店、コンビニ等で発売されております。今なかなか本屋さんやコンビニによることが出来ないので、とりあえずはどんな雑誌か調べてみましたところ、竹書房公式サイトの雑誌のページの中ほどの中央にありました。その表紙のサムネイルをクリックしますと少し詳しい情報の載っているページが開いて、その3段下の目次の欄の最後から2つ目に、麻砂貴さまの令名がしっかり刻まれております。描かれた漫画の題名は「How To Play Toys!」というもの。ご本人の弁では「一人のエロ漫画家の小さな一歩です。」とのことですが、何はともあれ、プロデビューには違いなく、それ自体がすごいことだと私などは素直に感心しきりです。出来るだけ早い機会に売っているところを探して購入し、及ばずながら少しでも応援しようと思います。麻砂貴さまによると既に次回掲載作の準備に取り掛かられているとの事。この調子でどんどんメジャーへの階段を駆け上がっていただいて、そうしていつか将来、熱い麗夢ファンの一人として、「麗夢」のコミックスを描いてもらえるような作家になるかもしれません。いや、きっとなっていただきたいです。この日記をご覧いただいている麗夢ファンの皆様も、この関西から巣立つ期待の大型新人麻砂貴さまの応援、是非ご協力をよろしくお願いしたいと思います。


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やっぱり話題は花粉症なのですが、どうやら無事クリアできそうな気配です。

2007-03-07 21:28:14 | Weblog
 昨日の晩の寒さから今朝はどれほど冷え込むのだろう、と危惧しておりましたが、案外大したことも無く、それなりの寒さで済みました。まあこれくらいなら何の問題も無くバイクを駆ることが出来ます。もっとも、明日明後日と更に冷え込みが予測されていますし、週間予報では来週一週間それなりに寒くなりそうで、長期予報の3月半ばに寒の戻り、という気象庁の話はしっかり当たりそうな気配です。サボテンの植え替えを早めにしようか、などと以前書いてましたけど、やっぱりやらなくて正解だったかもしれませんね。
 そんな中、スギ花粉は相変わらず猛威を振るっているみたいです。非常に多い、とされる量の数倍から多いには20倍以上という桁違いの飛散で、この間の日曜日、2回目のピークを記録してました。昨年の飛散期間からすればそろそろ終息に向かってもいいと思うのですが、なかなかそうは行かないみたいで、まだしばらくはマスクをはずすことは出来ません。そういえば日曜日は朝からちょっと目が痒かったりしましたし、布団を干した人がちゃんとはたいたり掃除機をかけたりせずにそのまま寝て、花粉症を発症する、ということもあったみたいです。花粉症は一定レベルを超えると発症しやすくなるそうなので、今年デビューした人はかなり多いのではないでしょうか? 例年なら私も耳鼻咽喉科に通い詰めになるはずなのでそのあたりの事情を観察できるはずなのですが、ここまで来てやっぱり花粉症そのものが発症していないおかげで、いつ行っても1時間待ちはざら、というような混雑振りを見ずにすんでいます。どうやら昨年に続いて今年も花粉症からはほぼ開放されたと考えてよさそうです。原因としては、他のアレルギーによる相殺効果、早期マスク着用による抑制効果、年をとって体質が変化した花粉症卒業、と、考えられそうなことが多々あって残念ながらはっきりしませんけど、理由はどうあれ、ひどいくしゃみや鼻水、その後の頑固な鼻炎と風邪ひき、ひたすら痒い眼、などという事態がほとんど無いか、あっても大して気にならない程度、というレベルで過ごせるというのは、とてもありがたいことです。
 さて、こうして花粉症から開放されたおかげか、このところ心身ともに具合良く、今も暇を惜しんでCG描きに専念しております。記念日に照準を合わせ、製作してきましたが、この調子なら十分間に合いそうです。ただ、この週末がちょっと飛び込みの仕事で忙しくなりそうな気配なのが心配されるところで、ぼちぼち朝夜ほんの数分でも時間があれば、一筆なりと手をつけておく、というペースで進めております。コノ調子で、何とか間に合えばいいんですけどね。
 
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テレビの寿命が先か、アナログ放送の終了が先か。

2007-03-06 23:06:37 | Weblog
 ううぅ~。今日は風が強いし寒いしで、二輪車にはつらい一日となりました。明日からはもっと冷え込みが厳しくなるそうなので、今から身震いしてきそうな気がします。今時分の寒の戻りは、ずっと暖かで来ていたせいもあって、余計見にしみる気がするのです。それに、今年は特にもう春が来た、も同然の状況でしたから、大変です。2月よりも寒い3月なんて、ちょっと理不尽な気もしますが、明日明後日だけのようですので、ちょっと位は我慢いたしましょう。懸念のインフルエンザも、今のところ感染せずにすんでおりますし、今年はやはり昨年とは比べ物にならないくらい、肉体的には好調を維持しているみたいです。

 さて、今、うちのテレビがおかしくなっています。スイッチを入れてしばらく、無数の横線が画面を覆って、時折完全に画面が見えなくなります。しばらく点けておくと安定してきて、一応見られるようになるのですが、寿命はもうあまり残っていないような感じがします。確かもう10年以上前から使っているのですから、いい加減がたが来てもおかしくないのですが、今壊れられるのはちょっと困ります。まずお金が厳しい。それに、地デジ放送開始まであと少しあるのだから、何とかそれまで持ってくれないものか、という願いもあります。液晶かプラズマかもう少し見極めたいですし、どうせならDVDレコーダーもこの際新調したい、いっそケーブルテレビでも引いた方がビデオなどの地デジ未対応機器もしばらく使えて得だろうか、とか。テレビ一台で随分悩みが増幅されるのです。まあそれでも完全におシャカになればあきらめるより無いので、案外それで踏ん切りをつけることになるかもしれませんが、今のテレビがゆるゆると調子を落としているのを幸い、毎週土曜日に折り込まれる家電店の広告数枚を並べて眺めつつ、うだうだと考えております。
 ところで地デジに切り替えることで、最大6400万台ものテレビが粗大ごみになってしまうとのニュースを読みました。なんというか、とんでもなくもったいない話なのですが、そもそも地上波デジタルって必要だったんでしょうか? 今更なのは重々承知でそう思わざるをえないのですが、どうも切実な必要性を覚えているわけでもないのに無理やり押し付けられて財布から大枚むしりとられているような気がしてならないのです。もちろん、画面が格段にきれいになるというようなことはそれなりに価値があると思いますし、これまで出来なかったような色々なサービスが付加できるようになる、というのもなんとなく理解できる気もいたします。でも、宝の持ち腐れ、というか、バージョンアップのたびに次々といらない機能が付加されてひたすら重く使いにくくなるばかりなある種のパソコンソフトみたいなことにならないのか、と危惧されます。
 というようなことを今言っていても、来年の今頃は何の疑問も無く地デジ放送を着享受しているに違いないので、まあテレビが不調になったがための愚痴、ということで、今日は書き散らかしておきます。

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霊能者や占い師は安易にテレビなどに出るべきでは無いと思います。

2007-03-05 22:27:44 | Weblog
 昨日の頭痛は一晩寝たらなんともなくなっておりました。昨日はひょっとしてインフルエンザに感染? などと少々おびえておりましたけど、例によって休日に具合が悪化するいつものやつだったようです。

 さて、テレビの心霊関連番組の内容見直しを求める要望書を、全国霊感商法対策弁護士連絡会という弁護士の団体が民放連等に提出したそうです。要望書には、最近「麗能師」と称する人物が「霊界やオーラが見える」と断言したり、出演者の未来を予言したり、それを出演者が信じているように見せる番組が目立ってきている、と内容の問題点を指摘し、それが、悪徳霊感商法の被害への素地になっている危険性がある、と警告を発しています。そして、テレビ番組の社会的影響に注意を払い、行き過ぎの是正を要望しています。
 弁護士会という団体や、これを報じた新聞社にはどうもいわく言いがたい不信の薄膜が張られているかのように感じるこのごろではありますが、この記事にはなるほど、とうなずくものを覚えました。確かにこのところ、何の根拠も無いコノ手の番組が幅を利かせすぎている、と私も思うからです。この手の番組は昔々からあり、心霊写真特集や心霊スポットの特集などは一種の定番として、私もガキンチョの頃は結構楽しんで観ておりました。でもそれは大抵、お昼のワイドショーの1幕であったり、夏休み一晩だけの特集番組だったりして、ゴールデンタイムのお茶の間に常時放送されるような代物ではなかったと記憶しています。このように、コノ手の番組が純然たる一種の娯楽であるうちは別に目くじらたてることもない、と思うのですが、どうもこのところ、頻繁に怪しげな連中が午後7時台のような注目される時間帯に、さもすばらしい存在であるかのごとく振舞っているのを見ていると、馬鹿馬鹿しくも有り、こっけいでもあり、それをありがたがる出演者のタレントと合わせて、まさに「愚者」と言う言葉がぴったりに見えて参ります。占い師とか霊媒師とかは社会の裏側、隅っこの暗部に棲息しているからこそ倒錯的な聖性を獲得するのであって、ああもおおっぴらに外に出てきては、暗闇なら映えるメッキを安っぽくひけらかしているだけ。自らの薄っぺらさをさらけ出して恥じない姿は、見苦しい以外の何者でもなく、それは占い信仰などに対する冒涜でしかないと思います。でも、それに騙されて踊らされる連中がいることも確かなようで、霊感商法には明らかになっているものだけで1年間に総額28億円もの被害が発生しているそうで、多分これは氷山の一角と思われますから、なかなか馬鹿に出来ないものがあります。
 私は自ら占いを日々の糧として生活しておりますし、それなりに信仰心も持っています。心霊現象などはほとんど否定的ではありますが、一抹の、「本当」があるのでは、あって欲しいと思う気持ちも持っております。一方では常に懐疑と批判を忘れない科学の徒でありたいと願い、実践すべく努力しておりますが、それとこれとはけして矛盾するものではありません。私は、もし霊というものが実在し、霊界と言う別世界が存在するというのなら、必ずそれは科学的手法により解き明かされるに違いないと期待しているのです。ただ何の根拠もなしに霊だの前世だのとのたまい、喧伝する輩がいること、そしてそのことを無批判に受け入れる人が存在すること、更にそれらがどうも増えているように感じられることには、強い危機感を覚えます。結局「納豆事件」もそうですし、ネットのウィルス対策もそうですけど、もう少し疑う、ということを覚え、自衛する心がけを持たないといけないですし、そのことを学生のうちにしっかり教えておく必要もあるように思います。

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残虐ゲームの影響の有無を計るのに、社会学では少し説得力に欠ける気がいたしました。

2007-03-04 22:13:13 | Weblog
 昨日は家人がインフルエンザに倒れたわけですが、果たして私は無事に済むかどうか。正直なところ、今は寝込んでいられるような「暇」はないのですが、そうは言っても高熱で身動きも取れなくなればいたしかないわけで、今のところは発病しないよう祈るくらいしか出来ないのです。と思っているうちにも、今日は軽い寒気や頭痛にとり憑かれて、不安にかられてもいます。運よくこの不調が感染ではなく、いつもの休日シンドロームなら明日の朝はすっきり目覚められるでしょうし、運悪く感染なら、明日はおそらく発症して熱が出たりしていることでしょう。そうなれば早々に医者に行って検査してもらった上で、ビンゴ! となったらタミフルを処方してもらうことになります。結局どっちに転んでも判るのは明日以降のこと。今日はなにが出来るというものでもないので、食欲は全く変わっていないのを幸い、しっかり食事して早々に寝る、ことにいたしました。
 
 さて、今日はそういうわけで新聞もろくに読むことなく一日食っちゃ寝、して、その合間にちょろっとサイトの更新などに手を染めたのですが、とりあえず寝る前にニュースでも、とネットニュースを覗いてみました。今更ながら、ネットのありがたさというのは、このいつでも見たいときに最新ニュースを見ることが出来る,という手軽さにあるのだな、と認識させられます。更新が早い分、知ることも無く取りこぼすニュースも多いのでしょうけど、テレビのように、一度見たニュースを延々と何度も押し付けられる不快さもないですし、媒体に寄って必ずある一長一短の一種として許容できる範囲ではなかろうかと思っています。
 ところで今見たニュースでは、暴力的テレビゲームと子供の異常行動について、関係なし、とする一つの客観的なデータがアメリカから出た、という話が目に付きました。この種の話題には、有名な『ゲーム脳』など、何の根拠も無いのにいかにもなもっともらしい諸説が飛び交っておりますが、モンスターなどをかなりリアルに殺戮しまくるようなゲームが殺人などの重大犯罪の低年齢化を助長している、という話もそんな説の一つです。それならそれで、ちゃんと評価系を定めて実験・調査データを集め、どちらにせよ白黒つければいい、と私は思うのですが、危険視する側も問題なしという側も、どちらもそういう事を試みようという動きが無いように見えます。評価する方法自体が難しいということもあるのかもしれませんが、どっちにしろ、確たるデータなしに影響を云々するのは間違っていると思います。そんな中で一応有効そうなデータをアメリカの社会学者が出したそうです。まあ短い記事から読み取れることは少ないですし、かなり大雑把なことを言っているようにも思うのですが、その主張は、少年の犯罪に関する新聞報道とFBIの統計を分析した結果、残虐とされるゲームが発売されてからの10年で、米国では若者の殺人罪検挙率が77パーセント減少しており、ゲームと犯罪に相関関係は認められない、ということだそうです。
でも、この現象自体は見ようによってはさまざまな解釈が可能にも思えます。やっぱり人間を使って影響度を評価する実験が欠かせないのではにでしょうか。

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インフルエンザがやってきた!

2007-03-03 23:46:18 | Weblog
この間、インフルエンザで近所の学校が学級閉鎖とか学年閉鎖とかになっている、と他人事のように書いておりましたが、とうとううちでもインフルエンザがやってまいりました。昨日から家人が熱を出していたのですが、そのときかかった医者ではインフルエンザかどうか判断できず、今日、改めて別の医者に行きましたところ、A型ウイルスに感染している旨、診断が下りました。とはいえ、先の医者がやぶだった、ということではけしてありません。インフルエンザの診断は、スティック状の迅速診断キットに患者の鼻水をつけ、診断薬に漬けて調べるのですが、感染してから鼻水にウイルスの痕跡が現れるまで、約1日かかります。したがって、感染最初期には判断のしようが無いわけで、1日たった今日になって、ようやく結果が出た、というわけです。こうして、発症24時間以内、ということで、インフルエンザの特効薬タミフルを処方されて帰ってきました。その医者は、ウイルスを殺す薬だ、と説明しておりましたが、正確には前にも書きましたとおり、患者の細胞内で増殖したインフルエンザウイルスが細胞から出て行くのを阻害する薬物で、そうやって増殖を阻止することでインフルエンザを治療してしまうものです。増殖阻止が目的の薬ですから、出来るだけ早い投与が効果的なのは言うまでも無く、発症後48時間が経過すると著しく効果が落ちるとも聞きます。
 そういうわけで、一緒に生活している私も多分感染しているのではないか、と疑われるわけで、予防的にタミフルを飲んでおけばよさそうなものなのですが、この薬、発症した患者に飲ませる分は保険が聞くのですが、予防的に飲むのには保険がききません。つまり、実費で薬を買わねばならないわけです。インフルエンザの蔓延を防ぐには予防処置が効果的であることはわかりきったことであるのに、その普及をこんなカタチで妨げているのは理不尽に感じます。もっとも、今のところインフルエンザに効果のある薬はタミフルをおいてなく、あまり頻繁に使いすぎて耐性を獲得したウイルスが現れでもしたら困りますから、一概にその措置を非難するわけにも行きません。早く他の作用機作を持つ薬が新たに出てきてくれれば使い勝手も変わってくると思うのですが、今はしょうがないかもしれません。
 でも、今からでも早急に改善できそうなことに、医者の土日休業を何とかすることがあるんではないでしょうか? この田舎町でも、地元医師会に登録されている医者が100件余りあります。でも、そのほぼ全てが日曜を休みにしているのです。たとえばそのうち三分の1でも日曜日は開けて他の日を休みにすれば、地域住民にとっては大変な安心を与えうるのではないかと思うのですが、特にインフルエンザのような時間単位で治療が急がれるような病気の場合は、地域の医療体制が日曜日にほぼ全滅する、というのは致命的な事態を招きかねない不安要素になるのではないでしょうか。医者の方でなんともならないのなら、国や自治体で何らかの政策をたて、予算をつけて、日曜開院を積極的に支援するべきです。
 そうすれば私も安心して熱を出して寝込んでいられるというものなのですから。

 
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天皇陵の調査は皇室に対する尊崇の念をより増すのではないか、と思うのです。

2007-03-02 23:56:08 | Weblog
 昨日に続き、眠気の醒めない一日となっております。まあ明日は休みですので、多少の無理もがんばれるというところではありますが、さすがに一日しゃかりきになって仕事してますと、暗くなるころには、気力がいかに猛ろうとも身体がついていかなくなるのを実感させられます。調子が落ちてきているときというのはそういうものかもしれません。幸い仕事が一段落したのをきっかけに、今日も早々に帰宅することにいたしました。まあそれでも、何かというとすぐ体調を崩した昨年同時期のことを思えば、随分ましには違いありません。とっとと寝てとっとと起きることが出来れば、寝込むまでいかずに復調することが期待されるくらい、今年はとりあえず元気に過ごしております。

 さて、大阪府高槻市にある今城塚古墳という前方後円墳で、横穴式石室を示すコの字型の巨大な石組の基盤が見つかり、真の継体天皇陵という仮説が著しく補強されたとのニュースがありました。継体天皇というと、大和の天皇家に跡継ぎがいなくなったとき、朝廷の大臣達が遠く越前まで天皇家の血筋を捜し求めて見つけ出し、連れて帰って即位させたという謎の多い天皇陛下で、伝説と歴史との狭間にある御柱です。学説の中には、それ以前の天皇家とは異なる血筋、すなわち別の王朝で、群臣に懇願されて迎え入れられたのではなく、大和へ攻め込んで征服したのだ、という話もある、「万世一系」を根本から危うくするようなスリルある歴史ロマンを体現している大王でもあります。
 宮内庁では、継体天皇陵は西に1.5キロほど離れた大阪府茨木市にある太田茶臼山古墳としておりますが、こちらは出土する埴輪が、5世紀中頃の特徴を示しているとのことで、527年 (古事記) あるいは534年 (日本書紀) に御隠れになったとされる継体天皇とは時期がずれ、今城塚古墳の方が文献記載の年代と合い、規模からしても大王陵にふさわしく、研究者の間では真の継体天皇陵とされているのだそうです。最近、宮内庁もかたくなに拒んでいた天皇陵の調査を一部解禁することを明文化して示したそうですが、今、サイトで公開している小説は、そんな宮内庁の秘密主義をベースにしておりますので、いろいろな意味でこういった話題には興味がそそられます。それにしても皇室の静謐と安寧を護るためと称して、実はどこの誰の墓とも知れぬものを後生大事に抱え込んで誰にも手を出させない態度というのは、端から見ておりますといかにも幼児的な頑迷さに見えます。その理屈から言うなら、今城塚古墳などは真の天皇陵である可能性が高いのですから、当然立ち入り禁止にしてしかるべきですのに、自分達が天皇陵と認めないからということで、こうして発掘調査もできてしまうというのは、それこそ天皇家に対する不敬に値するのではないか、と思うのですが、宮内庁という不思議な役所を律している論理というのは、法学や経済学以上に、私には理解不可能な独特の世界観を有しているのでしょう。まあその方が色々創作のしがいもあって私などには帰ってありがたかったりするのですが(笑)。

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