今日から8月がスタート、ですが、台風の影響か、梅雨明け以来お目にかからなかったどんよりした曇り空と、時折降る雨模様の天気の一日でした。でも気温ははるかに高く、風もほとんどなく、時折雲間からカッと苛烈な陽光が照りつけたりもするために、これまで例のないほどに蒸し暑く、少し外を出歩いただけで頭痛と気分の悪さを覚えたりも致しました。そんな中だというのに、我が職場は只今空調が故障し、扇風機のみが頑張っている、という事態に見舞われています。基本、私は空調がどちらかと言うと苦手な方なので昨日までのただ無闇に暑いだけの日々なら空調なしでもあまり辛くはないのですが、そんな私でも今日だけは空調の乾燥した冷気が欲しかったと思います。まあ今日みたいな日はそうそうないのかもしれませんが、一日も早く空調が復活してくれることを祈るばかりです。
さて、原発事故で東電幹部や政府関係者に刑事責任があるとした業務上過失致死傷容疑等の告発を、検察が受理し、捜査を開始したのだそうです。これまでは事故調査中なのに配慮していたとのことですが、先月23日に政府の事故調査委員会が最終報告を発表したことを受けて、操作に乗り出したんだそうです。
心情として、東電上層部や経産省、原子力保安院、管総理以下の政府や、SPEEDIの貴重な情報を隠蔽していた文科省などの関係者に対する憤りは理解できますし、相応の罰をくれてやらねば気が済まない、という気持ちはあります。ただそれはそれとして、この手の事故の時にいつも思うのは、そんな個人を処罰して溜飲を下げても、事故根絶には繋がらない、むしろ逆に事故の真の原因を隠蔽してしまう結果になりかねないという問題です。
刑事罰にのちのち問われるとなれば、関係者はそれがたとえ事故の焦点につながる重要な真実だとしても自分に不利になる証言はしないでしょう。事故の直接的な原因はもちろん、その事故につながる政治経済の状況や組織の問題など諸々の諸問題を浮き彫りにして是正するための情報を収集するためには、罪を問うよりも敢えて赦免してより素直な生々しい情報を集める方に集中するべきだと思うのです。
ただ、残念ながら我が国では刑事罰云々以前にマスコミ等から感情的な非難を浴びて社会的に抹殺されかねないですし、大抵のエライ人は自分の非を素直に認めないため、結局そのガードを強引に突き崩すためには刑事告発しか無い、という鶏と卵状況であることも確かです。そのことが事故調査にとって実に悲劇的なことだと思わずにはいられません。
さて、原発事故で東電幹部や政府関係者に刑事責任があるとした業務上過失致死傷容疑等の告発を、検察が受理し、捜査を開始したのだそうです。これまでは事故調査中なのに配慮していたとのことですが、先月23日に政府の事故調査委員会が最終報告を発表したことを受けて、操作に乗り出したんだそうです。
心情として、東電上層部や経産省、原子力保安院、管総理以下の政府や、SPEEDIの貴重な情報を隠蔽していた文科省などの関係者に対する憤りは理解できますし、相応の罰をくれてやらねば気が済まない、という気持ちはあります。ただそれはそれとして、この手の事故の時にいつも思うのは、そんな個人を処罰して溜飲を下げても、事故根絶には繋がらない、むしろ逆に事故の真の原因を隠蔽してしまう結果になりかねないという問題です。
刑事罰にのちのち問われるとなれば、関係者はそれがたとえ事故の焦点につながる重要な真実だとしても自分に不利になる証言はしないでしょう。事故の直接的な原因はもちろん、その事故につながる政治経済の状況や組織の問題など諸々の諸問題を浮き彫りにして是正するための情報を収集するためには、罪を問うよりも敢えて赦免してより素直な生々しい情報を集める方に集中するべきだと思うのです。
ただ、残念ながら我が国では刑事罰云々以前にマスコミ等から感情的な非難を浴びて社会的に抹殺されかねないですし、大抵のエライ人は自分の非を素直に認めないため、結局そのガードを強引に突き崩すためには刑事告発しか無い、という鶏と卵状況であることも確かです。そのことが事故調査にとって実に悲劇的なことだと思わずにはいられません。