かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

気象庁の積雪の的中率は3割だそうですが、内容を精査すれば結構頑張っているとも言えそうです。

2015-02-13 23:18:51 | Weblog
 昨夜の大雨(?)一過、今日は午前中穏やかな天気になりましたが、夕方5時前くらいになって急に大粒の牡丹雪が視界を遮るほど濃密に降ってきました、と思ったらすぐやんで、と思ったらまた降ってきて、というのを繰り返しました。気象庁のサイトで雨雲レーダーの情報を見てみましたら、鳥取県辺りから大阪を経て波状的に雪雲が流れ込み、降ったりやんだりを繰り返していたみたいでした。橿原市では幸いにも積もるまでは行きませんでしたが、聞くところによると奈良市など北の方では少し積もったところもあったようです。夕方の雪で怖い思いをしたのは過去2回あり、1回はまだバイクに乗っていた頃の年末で、帰宅途中にみるみる辺りを白く染めていく吹雪の中を慎重に走り抜けて帰宅しました。もう1回は4年前の2月14日、夕方からの雪が10センチ以上積り、山の中の職場に閉じ込められて一夜を明かしたことがありました。そういえば、ブログを見返して気づいたのですが、去年の大雪も2月14日でした。ひょっとしたらバレンタインデーというのは大雪になりやすかったりするのでしょうか? 
 
 さて、雪が気になる季節、ネットニュースでも自然と雪の話に目が行きがちなのですが、今日のヤフーニュースで片山由紀子氏という気象予報士の方の記事が目を引きました。「東京の積雪予報、7割的中せず」という記事です。片山氏によると、ここ3年の東京における積雪に関する予報と実際に雪がどうだったか、という結果を比較し、的中したのは10回中3回のわずか3割しか無いのだそうです。雪が積もるかどうかは地上付近のわずかな気温の違いに左右されるため、予報が特に難しい、と言うようなことが書いてありました。
 確かに幾ら雪が降っても地上が案外暖かければ積もらずに降った先から溶けるばかりですし、逆に地面が凍てついていれば、少しの雪でも残りやすくなります。それを精度よく予測しようというのは相当困難な話だというのはよく理解できるところです。その一方で、予報を外した7回を見てみますと、降雪量5センチが予報されていながら積雪0、というような例とか、積雪なしという予報で実際には8センチ積もった例とか、明らかに外れというよりないものが5つありますが、昨年2月の大雪では、2月8日が予報15センチ、実際は27センチ、2月14日が予報5センチが実際は27センチとなり、雪が積もる、と言う予報自体は的中しています。中でも8日の方は15センチ積もる、という東京としてはかなり思い切った数字の予報で、確かに予報以上の降りにはなりましたがそう大きく外した、というのは酷という気もいたします。この記事の通り積雪予測が非常に困難なものであるならば、積もったことだけでも当てたのはそれなりに大したものだとも言えるんじゃないかと思います。大甘に見て的中率5割、という所でしょうか。更に、積もらないと言っておいて積もってしまった、というのは生活に生じる不都合からすれば看過しがたい困った話ですが、積もると言って積もらなかったようなのは、オオカミ少年だと宣った前都知事もいらっしゃいましたけど、生活への影響からすればそう悪いことでもなかったのでは、と思います。そう考えると、大変困る外し方をしたのは1回だけということになり、気象庁結構やるじゃないか、とも言えそうではあります。

 まあ所詮揚げ足取りの数字あそびに過ぎない事をえんえん続けてもしょうがないのですが、とりあえず積もらないと言って積もってしまうという一番困る予報失敗だけは無いように、天気予報にはお願いしたいですね。

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青春の思い出の地の一つ阪神百貨店地下の立ち食いコーナーが、ついに閉まるのだそうです(残念)。

2015-02-12 22:06:38 | Weblog
 この所、天気に驚かされることが多いですね。今日も、夕刻帰宅する際には全くそんな素振りもなかったのに、19時半頃、突然、腹の底に響く地鳴りの如き雷鳴が轟いたかと思ったら、いきなりバラバラバラバラっ! と大粒の雨がトタン屋根をドラムのように叩きました。ところが10分もするとその雨音がパタッとやみ、通り雨かと思っておりましたら、今度は1時間ほどしてまた雷鳴がゴゴゴゴゴゴゥと家を揺らして、バラバラと雨が降ってきました。これも程なくやんで、今度こそ雨は終わったか、とおもいきや、22時頃今度は弱い雨がパラパラ降っていました。朝の天気予報では、日本海側を通る低気圧の影響で夕方ごろ天気が崩れるかも、ただ、大したことはないので折り畳み傘があったら安心、とラジオで宣っておりましたが、ごくごく短時間とはいえ、波状攻撃第1波は多分大きめのコウモリ傘でも受けかねる勢いだったでしょう。こんな雨が帰宅時に降らなくて本当に良かったと思います。

 さて、大阪・梅田の阪神百貨店が建物の建て替えを行うに当たり、長年慣れ親しまれてきた地下一階の立ち食いフードコート「スナックパーク」を、この18日に閉鎖することになった、というニュースを観ました。このニュースを読んで一番驚いたのは、このコーナーにちゃんとした名前があったことですね。仲間内では阪神地下、で通じましたから、正式名称など知るよしもありませんでした。それが、長い歴史が終わるという段になってついに知れるというのも、なんとも奇妙な感慨を覚えます。
 このフードコートは、昨今やたら今風に変化しつつある梅田界隈においては、古き昭和が充満する貴重な一角で、私も梅田に映画など観に行くようになってからは、随分と重宝したものでした。なにせ二、三百円で十分なものが食べられましたし、名物のイカ焼きは映画の友としてよく買って行きました。 ただ、終わるというものの、「阪神名物いか焼き」「浪速のお好み亭」「御座候」「元祖ちょぼ焼」の4店舗については、阪神百貨店内の別の区画でテイクアウト専門店として21日から再出発するのだそうです。もうかつてのように、雑然と混雑したそのフロアで、食事を下げながら空いている隙間を探し歩き、そそくさとラーメンやお好み焼きなどをかっこむというようなことはできませんが、その懐かしい味がなんとか今後も維持されるというのは、まあ良かったことだと思います。
 それにしても18日閉鎖というのはなんとも口惜しいですね。18日にちょうど用事があって大阪に出るのですが、それまでに梅田まで出られるかというとなかなかこれが難しいものがあります。あの雰囲気がこれで最後になるのなら、少々無理してでも在りし日の自分を思い返しに出かけようかと思わないでもありませんが、どう時間を工面したものか、悩みどころですね。

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溶けた燃料の位置すら判らんとは、原子力は人類には早すぎる技術? とも思いたくなります。

2015-02-11 22:07:46 | Weblog
 今日の昼間は、冷えきった家の中よりも戸外のほうが暖かい一日でした。しかし、それは同時に花粉や黄砂の影響がひどくなることを示してもおり、少し外にでると、目が痒い、鼻がむずむずする、などの症状が出てきます。本当に厄介な季節がやって来ました。これからは、眠気に注意を払いつつ抗アレルギー剤を利用して、なんとかかんとか日々余喘を保つ事ができればラッキー、位に思っていたほうがいっそ気楽になるでしょう。しばらくは生産性ガタ落ちを甘受しなければなりませんね。

 さて、地震と津波をきっかけに未曾有の炉心溶融事故を起こした福島第1原発ですが、いまだ溶け落ちた核燃料が何処にあるのか、判らないでいるそうです。それを、貫通力の高い宇宙線「μ(ミュー)粒子」を利用して可視化する研究が進められているというニュースを読みました。μ粒子による透視は、これまで火山のマグマ溜まりの観察などで研究事例があるそうですが、山をも貫くニュー粒子も密度の高いウラニウムなどがあると吸収されたり進路を曲げられたりするとのことで、時間をかけて観測を続ければ、溶け落ちて今何処にあるかも杳として知れない核燃料の現在位置が判る可能性があるのだそうです。現在、あまりに高い放射線量のために直接観測することが出来ない燃料の位置を知ることができるというのは、今後の後始末を考える上で、それなりに有益な情報となるのでしょう。格納容器の底に溜まっている、という推測がなされていますが、ひょっとしたら「チャイナ・シンドローム」よろしくもっと深く格納容器も岩盤も溶かしてとんでもない深さまで進んでいるかもしれませんし、そうなればもはや現在の人類の手持ち手段では埋める以外対処できない可能性もありそうです。情報が情報だけに色々公開には問題があるかもしれませんが、もし解像度鮮明な位置情報が得られてそれを画像で示すことができるようになるのであれば、是非見せて欲しいと思います。

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旅券法VS憲法も結構ですが、折角の機会ですからもっと憲法そのものも俎上に上げていってはいかが?

2015-02-10 22:26:34 | Weblog
 昨夜の雪も結局長続きせず、今朝は昨日よりも若干ながら気温が上がったためもあったのか、積雪も結氷もみること無く、普通に通行できました。昨年の今頃はちょうど関東方面に大雪が降って東名高速の通行が規制され、こちらでも3センチ位の積雪が見られたものですが、今年はこれまでほとんど雪らしい雪を見ることもなくここまで来ています。果たして今年は暖冬なのか厳寒の冬なのか、体感的には相当寒いようにも感じますが、この分だと案外暖冬だった、というような話になるのかもしれません。

 さて、シリアに取材旅行しようとしたカメラマンが、外務省にパスポートを召し上げられて足止めされたことに対し、言論や報道の自由の侵害だとブーイングの声がマスコミ関係者から上がっています。訴訟も辞さないと言う話も聞こえてきますが、一方で世論の方は今回のお上の手段を大体において是としているようです。私自身は、パスポート召し上げて強制的に足止めをしたのはさすがに行き過ぎでは、と思わないでもないのですが、外務省の言う「旅券法19条1項4号「旅券の名義人の生命、身体又は財産の保護のために渡航を中止させる必要がある」と認められる場合に、旅券の返納を命令できる」との規程を根拠にした召し上げよりも、この方々が正当化の根拠としている憲法22条第1項の「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」の「公共の福祉」を理由に差止めできなかったのだろうか、と思いました。前にも書いた通り、公共の福祉とはなんぞや、と言うのが問題になるだろうとは思いますが、この方がとっ捕まってまたネットに晒されたり我が国が脅されたりすることで、日本人くみしやすし、などと思われても国民としてはたまったものではありません。また、捕まった時にまたぞろヨルダンやトルコに迷惑をかけたり血税を投じてやきもきさせられたりするのは国民としても望まない話だろうと思われます。これらは十分「公共の福祉」に値する話だと思うのですが、法律論ではそれくらいの話では検討に値しない程度のことなのでしょうか? 私の感覚では十分「公共の福祉に反する行為」に該当しかねないと思われるのですが。
 あるいは、我が国は仮に捕まったヒトの所在が明らかになっても、他国のように舞台を派遣して助けに行く事はできません。この間のことも、トルコ政府からの情報で、既に二人の所在は分かっていたそうですが、結局直接的には何もできずに終わりました。つまり、我が国には言葉ではともかくとして、日本国民を海外で助ける力が無く、その安全を保証することができないという難儀な国でもあるわけです。憲法は政府にそれだけの能力の保持も手段の行使も許さないくせに、国民の勝手気ままだけを許容しているという、なんとも不思議な内容になっているようです。せっかく今回憲法が焦点の一つになっているのですから、これを契機に憲法に関する議論が活発になっていけば良いと心から望みます。

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歳のせいか、ティラノサウルス最新画像がカーニバル衣装の如くふざけてるように見えてしまいます。

2015-02-09 21:04:38 | Weblog
 今日は予報通り寒い一日でした。朝はこの冬初めて、道端にみる水たまりが全部結氷して、踏まれて砕けた氷があちこちに散乱していましたし、昼間も終始風が強くて、立て付けの悪い古い建物の職場は、窓際にいると隙間風が身にしみるような塩梅でした。極めつけは午後4時頃。3時半頃何気なく外を見たら西にそびえ立つ葛城山脈の山容がグレーの靄のようなものに包まれてすっかり見えなくなっていました。これは雪だな、と思っているうちに、30分もしない間にこちらでも降り出し、一時は隣の建物も見えにくくなるくらい、北西からくる横殴りの季節風に舞い乱れる大量の牡丹雪に見舞われました。帰る頃には露天駐車の車が真っ白になるくらい雪が降りましたが、このままもし今夜も降り続いたとしたら、明日朝は車で出かけるのはまず無理な道路事情になることでしょう。叶うことならこの辺りで雪は打ち止めしてもらって、明日朝も車で通行可能なようになっていてほしいものです。

 さて、恐竜の王者ティラノサウルスの今までのものと全く異なりカラフル極まる最新の外観想像図が、ネットに上がっていました。その姿は、まるでカラースプレーで極彩色に着色されたヒヨコをそのまま巨大にしたみたいな、羽毛でもこもこの姿でした。もともとは、昔から映画でよく見るトカゲのでかいやつで、体色はサンドイエローから黒褐色のような、まさに「皮」という感じなモノでしたが、その後、色素の残留した化石の分析から、頭から尻尾にかけて背中側に体毛が生えた予想図が出されていたそうです。それでも体色はさほど変わらなかったのに、今回は白と暗めの瑠璃色の粗い縞模様になっていました。正直、これを見て「ティラノサウルス」だと言われても、なんとも反応に困ることでしょう。また、映画では獰猛極まる俊敏な動きで死を量産していたティラノサウルスですが、実際は体重が重すぎて走るなんてとてもできるものではなく、死肉などを漁って生活していたのではないか、というのだそうです。ちょうどハイエナかハゲワシみたいなものでしょうか? まあその巨体で他の生き物を圧して死肉を独占したり他の恐竜が仕留めたものを横取りしたりできたのかもしれませんが、いずれにしても、昔の格好良い恐竜の代表のイメージがガラガラ崩れ去るのを実感させられる話でした。研究が進んで明らかになることが増えるのは基本的には嬉しい事に違いないのですが、子供の頃、学研の図鑑をワクワクして開いていた在りし日の思い出が崩れるのは、少しばかり寂しさを禁じ得ないです。

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我が国でも科学の成果を否定的に見る人はいるでしょうが、宗教的理由は無い気がします。

2015-02-08 22:16:51 | Weblog
 今日は朝から強めの雨が降ってとても外出する気にならない天気でしたが、明日はグッと冷え込んで寒い冬らしい一日になるのだそうです。で、11日には少し持ち直すのだとか。ここに来てめまぐるしく天気が移り変わりますが、安定して寒いばかりの気候から、少しずつ振れが生じている様子が伺えるようです。花粉は勘弁願いたいですが、暖かくなるのは早くなって欲しいですね。

 さて、ナショナルジオグラフィックのニュースを見ると、アメリカでは、遺伝子組み換え食品や気候変動要因、ワクチン接種、それに進化論についての見解が、一般市民と科学者で大きく異なるとの調査結果がでたそうです。市民は2002人、科学者は3748人が答えた結果で、例えば遺伝子組み換え食品では、食べられるとする肯定的意見が科学者で88%なのに対し市民は37%、人類が進化の末現れた、とする進化論については、科学者が98%肯定、市民は65%、などとなっており、大きな開きが存在するのだとか。その原因として、科学教育の不足や科学者自身が自分たちの成果を世間に知らせる努力が不足しているといった情報の問題が挙げられるとのことです。また、他の調査でも、米国の成人の2割は非常に宗教心が強く、人類の進化とビッグバンには否定的であり、「科学リテラシーのある」高学歴高収入人々であっても、聖書の文字通りの解釈と矛盾する場合には科学に背を向けるという性質があることが挙げられていました。
 さすがに我が国では、例えば進化論とかについて宗教的理由から否定的に考えるヒトはほとんど居ないと思われますが、その一方で、よくわからないから漠然と怖い、ということで、例えば遺伝子組み換え食品を嫌悪するヒトはたくさんいることでしょう。加工食品で「遺伝子組み換えでない」などとわざわざ表記して売るくらいですから。本当は合法的に使われている可能性が非常に高かったりもする場合もあるのですが、とりあえず総表記してあればなんだか安心というようなものが巷にはあふれています。高学歴の意識が高いヒトたちのほうが、より拒絶する傾向があるんじゃないか、とも思え、科学者という人種と一般市民とで案外差が無かったりするかもしれませんが、一度我が国でもこういう調査をきっちりやって、科学教育のあり方とかについて議論する基礎データにしてはどうかと思います。

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金銀プラチナで3兆円の埋蔵金、と言うとそれぞれ何Kg位あるんでしょうか?

2015-02-07 21:35:18 | Weblog
 今日は良く晴れて気温も上がり、久しぶりにコート無しで外出も出来ました。なんとなく冬の終わりを垣間見たような一日でしたが、明日はもう天気が悪化し、月曜日にはまた寒波が来て寒くなるそうです。まだまだ寒さは続きそうですが、これからは今日みたいな日も少しずつ増えてくる事でしょう。

 さて、我が国の家々には、ほとんど死蔵状態の貴金属類がおよそ3兆円ほどあるとの試算がニュースになっていました。田中貴金属工業という会社が1月半ばにインターネットを使ったアンケート調査を20代から60代までの女性計500人に行い、その答を元に人口と貴金属価格等を掛けあわせて推測した数字とのことです。具体的には、普段使用していない金、銀、プラチナの製品を持つ女性は8割を越え、数にして推定2億6700万個、金額は2兆9500億円になったとのことです。そのうち、10年以上使ったことがないものがあるヒトは39%となり、かなりの数の貴金属宝飾品が長いことタンスの肥やし状態になっていると言えます。
 それにしても、この推計、一点約1万円少々で計算されていますが、地金ならともかく、色々凝ったデザインのブランドモノとかだともっと高かったりしないのか? とか、ダイヤ等をあしらったものとかはどう計算したのだろう?とか疑問が多々あったりするのですが、何より個人的にはそれらを金額で出すよりkg単位とかt単位で表して貰いたいという気も致します。戦時の鍋供出というわけでもないでしょうが、プラチナは触媒として貴重ですし金も導電材として価値ある物質で、本来ならそういう向きにこそ利用すべきで宝飾品などに使うのはもったいないだろう、と私などは考えてしまうのです。宝石類ならともかく、工業的に価値あるものはそっちで優先して使うべきなのではなかろうか、とたまに思います。まあ10代の頃と違ってそういう宝飾品としての価値もそれなりには理解できるようにはなってきているので、さすがに本気でそんなふうばかりに考えるわけではありませんが、こういうニュースを見ると数や金額だけでなく量の情報も欲しいな、と思ってしまうのです。

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個人なら「勝手にしろ!」と簡単に言えるのに、国は言えないのはなんだか歯がゆいです。

2015-02-06 22:44:24 | Weblog
 昨夜の雷雨が明けて今朝、遠望する葛城山は山体の中程から上が真っ白になっていました。恐れていた地上は白いところはひとつもなく、濡れている道路も霜や凍結している様子はなく、朝の日差しに温まってきた空気もあって、なんの問題もなく通行が可能でした。昨年、一昨年と強烈な雪に見舞われ車での移動が妨げられましたが、今年は年始に実家へ行くのを自重したくらいで、すっかりアスファルトが白く埋まるような雪は見ずに済んでいます。まあまだ本格的な春までは1ヶ月以上ありますから安心もなりませんが、ここまで特段危うさもなく過ごせただけでも僥倖かもしれません。

 さて、外務省は、「イスラム国」が活動しているシリアやイラク西部に対し、最も危険であるとして「退避勧告」を出して、目的を問わず渡航を延期するよう呼びかけているとのことです。そんなまどろっこしいことしないで渡航禁止、とかにすれば良いのに、と簡単に思っていたのですが、我が国の憲法22条にはその条文に「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」と記載されているとのことで、この中に人身の自由、つまり旅行なども含めて移動する自由が認められているため、ネットニュースで見かけた今月下旬にもイスラム国行きを目指す大学生などに関しても、渡航禁止とはいかないのだそうです。
 しかしながら、条文にも「公共の福祉に反しない限り」と書いてあるのですから、その解釈次第ではもう少し強制力のある渡航制限措置が取れそうにも思えます。「公共の福祉」とは、法曹の世界では「一元的内在制約説」とやらで定義するらしいのですが、その説明を読んでみても正直言って私には理解しがたい言葉遊びにしか見えそうにないので、大雑把にイメージしたのは、互いに権利を少しずつ我慢し譲り合ってうまくやっていこう、というような感じでしょうか。ならば、この大学生の場合、その行動が我々日本人にとって看過しがたい不利益をもたらす事が予想されるなら、その事をもって「公共の福祉に反している」と言えるのではなかろうか、とも思えます。実際に湯川・後藤両氏の自由な行動によって、我々日本人はイスラム国から宣戦布告されるという多大な不利益を被ったわけで、更にこれでまたのこのこ出かけて行ってのっぴきならない事になれば、ますます日本人は危険と隣り合わせにさせられることになりかねないわけです。もっとも、行動の自由はいわば民主主義の根幹をなすものの一つでもありますから、そう簡単に制限できるものではないですし、イスラム国から脅迫を受けているとはいえ、今のところ特段の実害は生じておりません。実害が本当に生じてからでは遅いとも思いますが、その可能性を示唆するだけで大学生を禁足するのはさすがに根拠薄弱という風にも感じます。個人なら、「好きにしろ、後は知らん」と突き放せば済む話なのですが、いっそ国民投票でもして、特例的にイスラム国に関してだけは政府にも「勝手にしろ。その代わり、どうなっても知らないよ」と言う権利を認めてあげるような措置が取れないだろうか、とか夢想してしまいます。

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この春にまた新しい道路が開通し、何かと便利になるようでありがたい話です。

2015-02-05 21:30:31 | Weblog
 先ほどまで、外は突然の驟雨に見まわれ、雷が鳴ってなかなかに賑やかでした。夕方、暗くなる少し前の時間には、はるか西に二上山葛城山の山並みがくっきり浮かぶ青空が広がっていたので、この唐突な雷雨には少々面食らいました。気象庁のレーダ-情報を見ますと、生駒山を越えて北西から流れてきた雲片が発達して、ちょうどうちの街の頭上で大雨を降らしたようです。その雲も元は日本海側の兵庫県と鳥取県の境目くらいから流れこんできたような感じで、日本海側で荒れ、東京にも雪をもたらしている寒気のおこぼれが引っかかっていった、というところなのでしょう。この寒気が抜けるのは明日遅くになりそうですから、しばらくは寒かったり天気が荒れたりするのに注意しなければならないでしょう。

 さて、今日の報道で我が奈良県を縦断する京奈和自動車道にこの春新たな道が加わるとのニュースがありました。ひとつは北部の大和郡山市にある西名阪自動車道との接続点にできる郡山下ツ道ジャンクションと京奈和道の終端郡山南インターチェンジを繋ぐ1.6キロの道、もう一つは中南部の御所市の、御所インターチェンジから御所南インターチェンジまでの2.5キロの道。北が3月22日、南は21日とあと1ヶ月半で通れるようになります。
 まあ北の方は西名阪道自体滅多に走ることがないので、奈良市まで行く際に京奈和道の出口の混雑が多少でも緩和してくれたらありがたい、という程度の期待しかありませんが、南側は、これまで通じてなかった御所市から五條市に至る道が少しだけとは言え近づいた分、JR和歌山線を高架でまたいでくれれば格段に道が走りやすくなり、スムーズに南に向けて進むことができます。これで五條北まで繋がってくれれば本当にありがたいのですが、それはもう一年待たないとならないようです。
 それでもこの5月にまた和歌山県岩出市にサボテンを観に行く際には、その恩恵を心ゆくまで堪能することができることでしょう。今からその日が待ち遠しいです。

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一人正当なる裁きを受けたからといって、万事解決!ではない事を忘れてはならないと思います。

2015-02-04 22:21:41 | Weblog
 先日の土日は天候が芳しくなく、布団を干せませんでした。もっともそろそろ外干しは避けないと、花粉でひどい目にあうことになるのですが、湿気って冷たくなった布団というのもこの季節なんともつらいものがあります。そこで今日はとりあえず敷布団だけ布団乾燥機で乾かしてみました。ふっくらと乾燥して膨らんだ綿に包まれ、今夜は心地よく良い夢が見られるものと期待しています。

 さて、PC遠隔操作事件、裁判が始まってちょうど1年が過ぎたところで、片山被告に懲役8年の判決が下りました。4人の無実の人を陥れてその人生を狂わせ、世間を大いに騒がせたわけですから、この処罰もまた妥当ということになるのでしょう。この後、減刑を求めて控訴するのかどうかは判りませんが、これで一応のケリが付いた、と言うのは間違いないでしょう。
 まあ個人的には、実際に4人の被害者を作った直接の加害者たる警察当局は、4人の被害者からすれば言ってみれば片山被告の共犯とも言うべき立場だと感じています。方やほぼ罪の確定した犯罪者として晒され、これから実際に罪を償うために収監されるのに対し、方や同じこの日にその罪を問われないでいるのは違和感を覚えます。ひょっとして私が知らないでいるだけかもしれませんが、この判決を迎えてその事に言及し、その後、捜査方法や取り調べに改善がなされたかを検証したメディアはあるんでしょうか? 犯人が捕まって冤罪が確定した際には結構多くのリソースを割いてそのことが取り上げられていたと思いますが、もうあれから2年が経過しており、反省の上改善が進められていたのならば、今は相当進んだ状況になっているはずです。私としては、今だからこそ、捜査機関があれからどのように変わったかを知りたいと思います。
 
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節分の恵方巻きかぶりつきもあっという間に終わり、2月の時の速さを改めて感じました。

2015-02-03 22:21:55 | Weblog
 今日は節分の日。この日、我が家では豆まきはもうほとんどしなくなりましたが、恵方巻きの風習は欠かさず行っております。今日も夕食には巻きずし一本を今年の恵方である西南西に向いてかぶりつきました。もっとも、実家の時には常にかんぴょうなどを使った極普通の巻きずしでやっていたのですが、今は家人の好みもあってサラダ巻きでやるのが我が家の風習になっております。まあサラダ巻きも嫌いではないので別に構わないのですが、なんとなく「これは違う」感もあるのがここ数年の習わしになっています。この習慣、全国的になったのはごく最近ですが、もともと大阪市内の下町だった我が家では、私が物心つく頃には既に行っておりました。まだ街中で普通に紙芝居屋が自転車を走らせて水飴を売り、テレビが白黒だった時代のことです。それが今や全国津々浦々で節分行事として定着していると言うのですから、仕掛けた業者の努力もあったのでしょうが、我が国民の風習の受け入れやすさというのはやっぱり大したものがあると思います。
 
 それにしても2月もはや3日が過ぎてしまいました。2月は他の月より2-3日短い分過ぎるのが早く感じられます。行事も目白押しで何かと忙しい月なせいもありますが、最近は殊の外そのスピードが増しているようです。月末にはちょっとした『イベント」も控えているのでその準備をしていかねばなりませんが、時間の過ぎる早さに遅れを取らないよう、意識的に動きを加速していかないと、準備不足のまま当日を迎えかねないので注意しないといけませんね。

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7年前の悪夢がようやく決着したとのことです。

2015-02-02 22:04:01 | Weblog
 昨夜、鼻の調子の悪化が酷かったので花粉症の薬を飲みましたらまた異様に眠気が促され、今朝、またしても見事に寝坊してしまいました。なんとか遅刻は免れましたが、一日、特に昼食後は眠気が強くなり、大変難儀を致しました。その上、寝ている間に副鼻腔炎が進んだのか、朝方また頭痛がひどくなり、出勤前に抗生剤を飲んでしばらく耐えねばなりませんでした。午前中なんとか眠気を紛らわす事が出来たのは、頭痛のせいだったとも言えそうですが、薬が効いてきて頭痛が引いていくとともに眠気が惹起するのですからなんとも困りモノでした。その眠気が今も猛烈に亢進しており、今日はとっとと寝ることにいたしますが、相変わらず抗ヒスタミン剤へは耐性が無く、ひたすら眠くなるのに耐えねばならないというのが、春の間の宿命になってしまっているのが辛いですね。

 さて、2008年6月、混雑する秋葉原の人波にトラックで突っ込み、更に手にしたナイフでところかまわず切りつけて、都合7人殺害、10人に重軽傷を負わせた加藤智大被告の上告審の判決があり、最高裁第1小法廷は「責任は重大で、死刑を認めざるを得ない」として、被告の上告を棄却、死刑が確定しました。ここまで7年弱の時間が過ぎてしまいましたが、これほどの重大犯罪で最高裁まで争ったにしては早い判決だったと言えそうにも思えます。
 当時のブログを読み返してみましたら、あまりの非現実的な事件のあらましに、阪神大震災でひっくり返った高速道路を見た時と同じくらいの衝撃があった旨記録しておりました。自身、若い頃には破壊衝動めいた妄想をたくましくしていたこともありましたが、それを妄想に留められずに実行に移した被告の「一線を越えさせた」何かは、結局分からずじまいということになりそうです。さきごろ、名古屋大の女学生が77歳の老女を斧で殺害した事件がありましたが、この犯人は加藤被告に憧れており、人を殺してみたかったのだそうです。ここでも、一線を越えてしまったヒトが生まれているわけですが、これらのヒトビトにはやっぱり何か共通のモノがあるのだろう、という気がしてなりません。大脳のどこかに共通の欠落ないし過剰な神経伝達があるとか、遺伝的に特異な異型があるとか、調べればきっと出てくるに違いないと思うのです。この手の死刑囚が出るたびいつも思うのは、死刑にするのなら是非その身体を研究に役立て、そういう特殊なヒトへの理解を進め、未来の犯罪を未然に防ぐための糧とすることを、実施すべきです。あたら貴重な実験材料をただ縛り首にして荼毘に付すなど、損失以外の何物でもなかろうと思うのです。いつかそのような研究が実施される時が来ることを期待して、この判決を受け止めると致しましょう。

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イスラム国の件は一応の終幕を迎えましたが、気になるのは今後のことですね。

2015-02-01 22:08:00 | Weblog
 朝起きてネットでニュースを見たら、いきなり後藤氏殺害の一報が目に飛び込んできました。あーとうとうやったか、と納得したり、昨日までの流れでいきなりそう来るか-とちょっと驚いたり、しばらくあちこちネットをさまよって関連のニュースなどを観ていましたが、最終的には、まあ残念ではあるものの、ある意味順当な結末に落ち着いた、というここ数日のもやもやしたものが晴れたように感じました。生前は色々何かとあったかもしれませんが、死んでしまえば皆仏様、ここは静かにご冥福をお祈りしましょう。合掌。
 その上でこれから何が起こるのか、また何ができるのか、何をしなくてはならないのか、考えていかねばならないのでしょうが、一部のヒトたちは政府を批判することを第1義として選択され、官邸前に集合しているのだそうです。批判すべきは残忍な殺人を犯したイスラム過激派のヒトたちだろうと思うのですが、殺人犯よりその殺人犯と何とか交渉を持とうと努力した方を非難するのは、どうも理解しがたいものがあります。もともと我が国には取りうる選択肢はほとんど無いに等しく、ヨルダンやトルコに協力をお願いするしか無かったのですから、それで政府の不手際を責めるのは酷というものでしょう。政府には、そんな不毛な相手などしていないで、これからどうイスラム国と対峙するかを真剣に考えていただきたいところです。そのために、自衛隊を派兵できるように法改正を考えるのも議論としてあってもよいでしょうが、そうすぐにどうこうなる話でもありませんし、結局しばらくはイスラム国に直接的な脅威を与える実力はないか、あっても使えないのですから、これ以上のテロ行為の拡大を阻止するために、残る限られた手段で有効なものをより効果的に働かせる知恵を絞ってもらわないといけないはずです。野党ものんびり政府の責任追及している時間があるのか、よく考えた上で活動してもらいたいものです。
 浮世離れした社民党など、何よりも自衛隊憎しが先に出て、「犯罪行為であって、その国が警察権として対応すべき」などと、相手が戦争やる武装集団で場所が戦場ってことが判っているのか? と問いただしたいような夢物語を語っておられますが、私の感覚としては、少なくとも社民党は、30年前の、自衛隊出動に反対してテヘランで見殺しにしようとした日本人に謝罪してからでないとこの件に口を出すべきではないのではないか、と思います。

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