鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

一般質問について

2012年09月13日 09時39分41秒 | Weblog
今日は一般質問最終日です。
今回の質問でも、何件か気になる、関心を持つ論点がありました。
自分の質問は「子ども図書館設立について」と「地域維持型JVについて」でした。

前者は中江島町にある江島カルチャーセンターを、子ども図書館と子育て支援拠点として整備してはどうかということを主な論点としました。
子ども図書館自体は、現在も江島カルチャーセンターの機能の一部にあるのですが、明確にすることでそこで市民の方々に提供するサービスを向上でき、また効率的な運営もできると考えるからです。


子ども図書館にするにあたって、子育て支援の機能は同じ白子地区にある勤労青少年ホームで「はぐはぐ」という名称で行われている事業を、江島カルチャーセンターに移管する。そして、勤労青少年ホームは事業として整理する、もちろん、底地も含めて処理し、財源の当てとするということが考えに入っています。そうすれば、鈴鹿市として新規に財源を必要とすることなく、サービスを統合して、より意義のあるサービスを創出できると考えます。

この内容に対する答弁では、図書ビジョンや図書館サービス指針がなく取り組めないということでしたが、全体としての答弁は進めていくということでしたので、進捗をチェックしていきます。

本題以外に提案した内容、改善を求めた内容がいくつかあります。
ひとつは、このような施設運営管理について公ですべてする、もしくは民間でなければいけないという発想にとらわれるのではなく、子育て支援という観点から、子育て支援に実績のあるNPOに管理運営委託し、NPOを育成する観点もありではないかということです。
改善を求めた点は、今回の一般質問に取り組むにあたって、現地に行った際、「空調設備が壊れてしまっており、完全に修理するには電子基板のパーツがもうなく、非常に難しい。」と聞きましたので、早急に対応するよう求めました。

もう一つは、事務所と子供図書室を隔てている壁の撤去です。これは特に構造上必要のない壁であり、また撤去そのものもそれほど困難なものではないので、図書室を広く感じるためにも撤去を提案しました。


「地域維持型JV」についてですが、これは昨年末に国土交通省から地域の建設業などを支援する観点などから通達が出ているもので、内容を読むと、除雪や除染などの事業を想定しているようにも読めますが、趣旨そのものは地域を維持していくという観点ですので、鈴鹿市に今後の情報収集と検討を求めたものです。

http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000101.html

http://www.mlit.go.jp/common/000171606.pdf

まだ、実施している地域なども少ないのですが、三重県も取り組む方向を考えているので、並行して考えることが必要と思います。

これについても、取り組んでいくという答弁が出たので、一定の結果はあったかと思います。
今後、河川や海岸の保全などの取り組みに際して、鈴鹿市から三重県に対して地域維持型の考えを取り入れられないか提案したり、共同で実践研究するという取り組みがありではないかということも提案しました。
また、質問をするにあたっては、これからの鈴鹿市においての公共インフラの維持更新問題と絡めて、地域産業としての建設業にどう考えるのかという視点も入っています。
コメント
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