鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

前のめりな自分?・・・

2013年07月23日 13時30分01秒 | Weblog
いきなりですが、議案質疑は大切だと考えています。
一般質問で行政に問うことも、もちろん大切なことだと思います。
しかし、行政から出てくるいろいろな議案について、それぞれの知識や経験を踏まえながら、公開の場で論点を明らかにすることが、議員の仕事の中で大切なことなのだと思います。

議案について
 ①本会議場での議案質疑
 ②本会議場での一般質問
 ③常任委員会での質疑(常任委員会関係議案について)
 ④議員や会派による執行部側に対する聞き取り

という形で議員として関わる手立てがあると言えます。

最大で4つのルートから議案について行政とやり取りができるということです。
ただし、①については‘自己の意見を述べることなく’という制限があり、②と③についてはかなり自由という違いがあります。④については、オフレコの意見交換ということで、内容の確認という意味合いが強いでしょう。また、すべての議案を質疑しなければいけないわけではないですし、④の過程で自分なりに納得して質疑を行わないという選択もあるといえます。実際にそのようにされている方は多いと思います。

ただ今の状態は、①の質疑は形式的な質問中心の流れになっているのではないかと感じています。
自分に意見や考えがあるからこそ質問を行うわけで、それを言わずに質問を行うことは非常に難しいと感じます。現在までのところ、これまでの経験から、自分なりに言葉を選びながら論点を浮かび上がらせようと質問していますが、形式的な言葉だけでは限界を感じています。若干、その点について6月議会から緩和されたものの、今のルールに則って質問の言葉を考えるために、時間やエネルギーなどが割かれている状況があります。

②の一般質問は議案以外の政策や課題を行政に問う重要な機会ですし、現在は議案も質疑できるようにはなっています。
また、③の委員会質疑を行えるのは自分の所属している委員会に関係する議案だけになり、その他の委員会のものについては、会派内で質問を依頼するか、委員会を傍聴して議論の行方を確認するという形ということになります。
そう考えると①の議案質疑は、関係の常任委員会に所属しておらず、自分の言葉で議案を審議しようと考えている者にとっては、重要な機会だと考えられないでしょうか。とすれば、③の質疑と同様の考え方を適用することが自然だと思うのです。一般質問で議案についての質問が行えるようになったことについては、相応に大きな論点で行うことがよいと考えます。

自分として1期目の時から意識しているのは、毎定例会で一般質問を行うこと、議案質疑も疑問を持った場合は行うこと、委員会質疑もしっかり行うこと、自分の議決に対する説明責任としての討論を行うことです。そのようなことから、ほぼ毎定例会で議案質疑、一般質問、委員会審議、討論すべてに取り組んでおり、それなりに行動した上での経験の蓄積も行っていると思います。

ここのところ、こういう前のめりなスタンスで取り組もうとするから、自分と周りの方々とすれ違いなどが生まれてしまっているのかもしれないと感じています。だからと言って、自分の行動を変容させ過ぎてしまっては、これまでの自分を否定することにもなると思うところもあり、なかなか思案のしどころです。
コメント
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