鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

災害に備える

2015年06月03日 14時32分50秒 | Weblog
これからの災害への備えについて、40代以下の世代はもっと切実にいろいろなリスクの可能性を重ね合わせて、有事の際の被害が小さくなるような備えのあり方を検討しなければいけないと考えています。
東日本大震災での津波被害はある意味で、自分たちが自然の力を制御できると考えるような、私たちの「おごり」に対して突きつけられた現実ではないかと思います。「想定外」は「津波の規模の想定」の予想を超えたということであって、津波という災害が持つ「被害の想定」などをしなかったからではないでしょうか。

地震と津波ということについて、日本でも過去大きな災害に見舞われていることは、東北地方をはじめとして各地に碑文などが残っていることからも明らかです。また、その力がいかに巨大であるかは、スマトラ島沖地震の際にも数多くの映像記録が残され、実際にも多くの記録が残されているはずです。
■スマトラ島沖地震(ウィキペディアより)
ここを見ると巨大地震の発生後、同じプレート境界で巨大な地震が何度も発生していることがわかります。ということは、東日本大震災の震源と連なるプレート境界で、その後地殻の動きが活発になることが予想されますし、実際にそのように動いているのではないでしょうか。

話は戻って、2004年スマトラ沖地震で発生した津波での被害を、当時きちんと自分たちのことと受け止めていれば、東日本大震災での津波被害はまた違っていたのではないでしょうか。そして南海トラフ地震が予想されている地域においても、それに対する備えが違っていたのではないかと思います。すくなくとも、これほどまでに国の財政が悪化する前に、もっと先を見て大胆な施策が打てた可能性があるのではないかと考えたりします。(当時の公債残高約530億、現在807億(政府案見込み)

■財務省ホームページ

このようなことを考えると、大きな災害で被害を受けると想定したとき、被害を受けてから復興するためどれだけお金と時間がかかるのかと、被害を最小限にしながら地域を持続的につなげていくにはどれだけの時間とお金がかかるのかを、将来に責任を負う世代が比較し真剣に考え、その上で自分たちの行動も伴う選択を行い、それにそった地域経営を行っていくことが重要ではないかと思います。
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