鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

考えるべきと思います

2015年06月06日 19時04分12秒 | Weblog
「~の無料化」という表現が使われます。
最近では「医療費の無料化」をよく見かけるかもしれません。
「無償化」も似たような表現としてあるでしょう。
ただ、以前にも書いた事がありますが、
行政がそのように表現される政策を実現しようとするとき、
受け手の側にとっては無料であり無償であるでしょうが、
実際には必要な経費について行政が負担しているのであって、
まち全体で考えたときは「~の公費助成の拡大」と表現すべきと思います。
そしてその財源となるものは、
他ならない私たちの税金であることも忘れるべきではないでしょう。
人口減少も含め社会が縮小していく動きの中で、
私たちが地域社会を次の世代につないでいくため、
持続可能な地域社会とするためには、
なにかを選択するにはなにかを整理する必要がでてくるはずです。
そうして住民サービスの充実の側面だけで考えるだけでなく、
持続的な地域経営のために将来世代もふくめての投資という視点で、
私たち全員が考えるべきだと思います。
そうしなければ
制度の濫用につながる恐れが大きくなるでしょうし、
自分のできる範囲で社会に貢献しようという考えも育ちにくくなるのではないでしょうか。
そのことを隠したまま、
聞こえのいいことばかりは言えない世の中だということを、
私たちはしっかり意識すべきだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする