さて、自分はもう期日前投票を済ませたので、これからの動きがどうなるかと見る状態になったのですが、FB上でも参院選関連の話題が多く出ています。多くの自治体議員の方々が、それぞれの動きを出されているのですが、それと日常を比べて感じることは・・・
国政選挙についての考え方を変えるほうがいいんじゃないでしょうか?
英国のEU離脱が国民投票で過半 数を得るなど、これだけ混迷期に入っている状況の中で、アジアを中心とした国際関係の状況をどう考えるのか、今後の経済社会状況をどう考えるのか、その中 で持続的な社会を形成するためにどう考えるのか、とても難しい問題であるはずです。それはとてもデリケートで、かつ、簡単な答えで解決するものではないと思います。
候補者の方々がそれぞれで演説会を行うことも大切ですが、公開の場で候補者同士で政策についての議論を行うというプロセスがあってもよいと思います。選挙区内の各自治体でそれを行い、それをローカルメディアやネットなどで公開し、人柄と政策を合わせて比較できるようにするべきと思います。その中で例えば「自分の所属する政党において、是々非々で意見を言うことができるか?」といった質問もあれば、より選択がわかりやすいと思います。その上で個別で詳細を語るそれぞれの集まりがあればいいでしょう。
そして上記を行っている以外の自治体では、県議会や市町議会などの政党所属議員が、公開の場で同様のことを行えば、より政策比較がわかりやすくなるのではないでしょうか。そのかわり個別会場はなしということで。該当の都道府県や市町に政党所属の議員がいないという場合は、他地域からの派遣も可能とすればよいでしょうし、それもいなければ、政党として努力すべきです。
ただ、地方議員にとって、政権がどこになるかによって得られる成果の果実を自分たちだけの手柄にしないという意識が必要と思います。特定の政権与党と果実を連携させて評価することに偏りすぎてしまうと、結局のところ、その果実を配分する勢力の力を強めることになって、逆に私たちがそれに振りまわされることから解放されなくなってしまうように思うからです。
そして、なにより地方議会は“チーム議会”という意識で、自分たちのまちの政策課題を考えるべきだと思うからです。
シンプルでない世の中に、シンプルな答えはないと思います。
絵で例えると、私たちがそれを見て安心をえられる絵を描くのに、どんな絵が描かれているかが私たちにとって大切であるはずです。その上で、水墨画のように1色の濃淡で表現するのか、それとも別々の2色で表現するのか、それともいくつかの色が使われるかということではないでしょうか。それらのうちのどれを選択するにしても、色の多様性が必要であることには違いがない。それが今の選挙で問われていることのように思います。