一般質問を聞いていると、気になることがあります。それは資料の引用や、過去の議事録などの引用、また、同趣旨の他の議員の発言の尊重についての在り方です。
資料の引用については、いつのどこの資料から引用したということをはっきりとすることはもちろん、それをもとに自分が整理して作成しているのであれば、そのようにきちんと言わなければいけないというのは、議会に限らずある意味当然だと思うのですが、意外に、そのことをきちんとされていない場面を見ることがあります。
過去の議事録からの引用について、自分が行った質問は別として、行政側の答弁だけではなく「質問はいつ」で「質問者は誰」かも簡潔に言うべきではないかと思います。同趣旨の質問を自分より前に他の議員が行っていたとき、その議員について触れることも、必ずしなければいけないというわけではありませんが、できるだけ行うほうがいいと思います。
これは行政側の答弁についてもいえることで、質問者の議員だけでなく、以前の質問者についてもきちんと触れることは、議論を深めるためにも有用だと思います。以前の質問があり、その時に質問を行った議員が働きかけた部分があって、今の考えもあると考えるのが妥当だと思うからです。もしそうでないとすれば、行政側は仕事を見直すべきでしょう。
これらに共通することは、他の意見を尊重することを通じても、議会の力はアップするだろうということです。尊重することを通じて、チーム議会としての力をアップさせていくという意識が必要と思います。