9月定例会の一般質問で「地域包括ケア」を取り上げることを考えているため、関連すると考える「地域共生社会」について厚労省の担当課に電話で質問しました。
電話口に出た職員の口調を聞いていて、いかにもお役所的回答だったので「なんかいまいちだなぁ…」と感じていたら案の定、こちらの話を聞き考えた上でという感じに聞こえなかったので、質問をそうそうに切り上げました。
ちなみに質問したのは、第9回地域における住民主体の課題解決力強化・相談支援体制の在り方に関する検討会(地域力強化検討会)での最終取りまとめ案の考えと、地域包括ケアシステムの関連について、それぞれに重なっているのかどうかということです。
>厚生労働省のホームページから>
質問への返答を簡潔にいうと「これらは別と考えている」とのこと、一応、包摂されるとは考えられるという返答もあったのですが・・・。これからの社会に向けて、住民自治、地域づくりなどの課題と合わせて考えたら、別なんてありえないだろうに・・・というのが感想です。しかも、取りまとめ(案)には、地域福祉計画と自治体、国の役割も記述され、改正社会福祉法条文まで書かれているのに、別という答えが出てくることには疑問を感じました。
それはそれとして、議員としては鈴鹿市での取り組みを真剣に考えなければいけないと考えています。住民自治と地域づくりの動きの中で、地域包括ケアシステムがどのように関係するのか、どうあるべきかは中心に位置する課題と考えています。ですので、昨年、一昨年と常任委員会で委員として取り組んできました。その進捗に課題を感じるからこそ、他の課題との関連も含め、市に問おうと考えているのです。
もちろん、自治の課題なので、国の動向はどうあれ、鈴鹿市としての方向性を持てば問題はないと思います。しかし、それは行政だけが考える方向であってはいけず、国の考えをできる限り小さく解釈し、その上で事業を考えるものであってはいけないと思います。そのような中で、国の、それも担当省庁でこのような解釈があるとすると、国の考えということで小さく解釈される可能性があるとの想定からしないといけなくなり、その点で国の動きに考えるところが出てきます。
地域共生社会と地域包括ケアが違うものとして考えられないよう、住民自治や地域づくりとのつながりがスムーズになるよう、一般質問につなげていきたいです。