今日は若松地域づくり協議会で地域計画策定に向けてのワークショップがあったのですが、東京の研修で参加できず少し残念でした。
それに関連して、少し自分の過去の一般質問を、自分のホームページで確認していたところ、2014年12月の部分が全く違うもので、今更ながらのミスに気付き修正しました(^^;
そこで書いていたことの中に、地域づくりの動きの中でワークショップを活用すべきだということ訴えていたりして、2019年の今、思えば遠くに来たもんだという感覚です。
一般質問をしたからすぐに行政が動くというものではないですし、行政も他の事例を調べたり、さまざまな講師の話などから考えたりということもあるので、自分の質問があったからとは思っていません。ただ、少しずつ流れに応じて、担当課と意見交換をしたり、情報共有などをしながらここまで来ているとは思っています。
実際、今も意見交換をしながら考えを伝えていたりします。
地域計画策定については、鈴鹿市は特に海岸線部の地域においては、地域計画策定を進めるよりも、地区防災計画の策定に取り組むことが優先であるべきと考えています。このことは地域計画と重ならないことではなく、防災計画に取り組むことで、災害時要援護者の話など、地域福祉と重なることが多く、そこから地域計画に広げるほうが合理的ではないかと考えるからです。想定されている南海トラフを震源とした巨大地震への取り組みを考えても、防災計画策定のほうが重要度が高いと考えます。
また、地域に大切な計画を考えるとすれば、地域共生社会と関係する地域別福祉計画や、コミュニティスクールと関係する地域別教育計画のようなものだと考えます。それらを地域内で関心のある人たちでそれぞれ策定に取り組み話し合うほうが、参画する人も多くなると思います。そして、それぞれの検討過程の中で、重なることが出た時に重ねるほうが、地域計画としてよいのではないかと考えています。
これらのことも一般質問で訴えながら話をしています。
ちなみに、鈴鹿市は地域計画策定を進めようとしていますが、重要となる福祉の領域で、行政の政策についてまだ未整理の部分があります。それは、民生児童委員の皆さんが関係する地区社会福祉協議会について、これまでの区割り(行政区)なのか、それとも地域づくりの考えと整理するのか、鈴鹿市として展開する福祉施策との関係が不明確ですし、介護保険の領域ではひとつの地域内に複数の地域包括支援センターの区割りが存在している地域があることです。実は、平成28年に策定された「鈴鹿市地域福祉計画(案)」に意見した際も、「地域」について行政の考えが不明確のままではよくないと伝えています。
少しずつ行政側も変化をしているものの、立ち止まって振り返ることがすくないため、ずるずると進んでいってしまっていると感じています。より良いものにするために、これからも意見を行政に伝えていきます。